ブとタのあいだ2008-05-07

小泉吉宏   メディアファクトリー   950円

自己発見の書として、ロングセラーとなった『ブッタとシッタカブッタ』。
売れている原因は、温かみのある絵と、
含蓄ある言葉の数々が、
仏教思想を強くは感じさせない形で、
わかりやすく提示されているからだろう。

2007年に発刊された本書も、シリーズの一冊だ。
本書は28のパートに分かれる。
『知るという方法』
『全体を見る』
などなどの各論に対し、文による解説がなされ、
その後にテーマごとの4こま漫画が配されている。

それぞれの論にユーモアにあふれた漫画が加わることで、
とてもわかりやすいものとなっている。

タイトルの『ブとタのあいだ』。本当に上手いタイトルです。
ブタの中(心)のありようを説く本書にぴったり。
老若男女、すべての人が読んで、
日々意識を持ち生活していければ、
きっと世の中、平和だろうなあ。