IRO国際救助犬試験に合格2008-06-21

合格したよ
本日は朝6時に起きた。
というのは、「そらん」が国際救助犬試験を受験するからだ。
2005年から試験を受け始めて今回が7回目の挑戦となる。

初めての受験は捜索のみの受験だった。
僕が見に行ったら、捜索中に逃げてきて、
審査員から退場を言い渡された上、
その後も捜索する対象が簿間になってしまって大失格。

で、やっぱり飼い主としては『そらん』の活躍を見に行きたい。
だが、見に行ったら『そらん』の注意が僕に向けられ不首尾に終わる。
だから指導手となったら見にいけるだろうということで、
この後は、僕が試験を受けに行くことにした。
最初はチームテストから。
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2005/12/03/164754

次の挑戦は2006年3月。
仕事の都合で見に行かなかったときで、
捜索は最後までしていたということだが、
まだまだ経験不足もあり、結果は不合格。
このときは一人見つけたが、規定が変わっていたことも一因。

その次が2007年3月。
いきなりの室内捜索となって、何をしたらよいかわからぬうちに終了。
日を改めて行った熟練も服従も惨敗。
続けて横浜まで遠征しての認定試験。
これも一人で行って、大恥かいて帰ってきた。
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/04/26/1467114

これでめげたこともあり、この後は訓練士さんに任せ、
合格するまで見にも行かないことにしたのだ。

2007年10月には寒川で、
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/10/30/1880472
2008年3月には兵庫で、
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/03/09/2719933
それぞれ認定試験を受けたものの不合格。

そうして今日が7回目の挑戦となったのだ。
結果は合格だ。やったな。「そらん」。
捜索 169  服従 44  熟練 43  合計256点であった。
まだまだ修行は続く。まだA段階に合格したに過ぎない。
この上のクラスはB段階となる。
A段階は被捜索者2―3名で15分間。
B段階は被捜索者3―5名で30分間。
時間が長くなることで、犬の集中力の保持も困難となる。
でも、『そらん』の能力は高いと思っているので、
訓練士さんに任せていれば、合格するかもね。

合格したらお笑いコンビの復活と考えていたが、
ここはよく思案しなければね。
僕がハンドラーをしていては、絶対に通ることはないから。

高島シェルターを見てきた。2008-06-21

『そらん』が試験に行き、『はいら』とどこかに遊びに行くにも雨の予報。
試験には顔を出したら、『そらん』の気が散って不合格になるし、
さてどうするべ、と考えた。

昨年より、しきりと話題となった高島シェルター、
いつかは見に行かねばと考えていたから、
急遽、本日見に行くことに決めた。

幸い『そらん』の送り出しのため早起きしていから、
8時過ぎに家を出ることができた。
京都東ICまで約70分。そこから161号線で50分。
高島シェルター前には10時50分ごろに到着した。
土曜日でこの時間が掛ったので、
普段ならもう少し掛るだろう。
これからの季節は湖水浴にも家族連れが来よう。
冬ならスキー客でも込みそうだ。
実際には京都東から70分程度と見たほうが妥当だろう。

303号線を越えたところで高島バイパスを側道に降りると、
まず信号がある。そこで早速一つ目の看板を発見。
左折し、500メーターほどの信号で右折。ここでも看板がある。
道なりに進むとAAと地元が会合を持った集会所とバス停がある。
集会所から見るシェルターは風景に馴染まないもの、
そう僕の目には映る。
この付近の水田には、それこそ多くの建て看板がある。

シェルターの真正面には進出反対期成同盟の大きな建て看板。
日置神社の入り口横にも建て看板。
あちこちに建てられている看板の数が、
地元にとってのAAの立場を物語っている。

『はいら』をつれて付近を散策する。
心なしか僕を見る人の目が痛い。
これは観光地ではない場所で普通に感じる視線より、
少しきつめという感覚だ。

そういえば最初は集会所の位置がわからず、
いったんシェルターの正面入り口付近に寄ったとき、
農作業をする人の目が、僕の車に向けられたときも、
同じような視線だった。

『はいら』との散歩を終え、シェルターを外から見学する。
入り口の扉は、訪問者にとって威圧感を持つ。
融和ではなく拒絶の印象が強い。

歩きながらAA自慢の施設を見たが人気のない感じで、
G・シェパードがランといわれているところにいる。
W・シェパードは奥のほうの犬舎のごちゃごちゃした場所から、
顔を覗かせていた。
ざっと歩いてみての印象は、
なんだか混沌とした施設だとの印象だ。
ライトハウスなどの施設を見た印象との差なのかもしれないが、
整理整頓という感じがない。
思っていたよりはましなものだったが、
明るく開放的で清潔というものではない。
施設前の道路を歩いた限りでは、特別に匂いは感じない。
しかし、一頭が吠えると、何頭かの犬が連鎖的に吠え、
結構な大きさとなる。
昼間で気になるくらいなので、
夜ともなれば近接する住居では煩いと感じることがあるかも知れない。

農作業をしている人と話したが、
今のところはこれといったことはないと話されていたが、
やはり犬の鳴き声がけっこうするとされていた。
林夫妻はクルマがあるからいるだろうとのことだった。

約一時間現地にいて、あっちこっちを見学したが、
トータルに判断して、シェルターは田園風景には異質との思いがした。
帰ろうと思う頃に、来訪者があったようだ。
クルマで小型犬を連れて二人で訪れていた。
正面に横付けした状態で数分したら、
女性が出てきて門扉を開けていた。

土曜日の午前中は施設には車が2台と少なかったので、
来訪者への対応に時間が掛ったのかもしれない。
活動日誌に書かれているような意味での、
グループ分けによるランで運動させ、
様子を見ているという状況も見られずじまいだった。

今回見学しに行った時間が悪かったのかもしれない。
もう一度見学しに行きたいと思う。