嘘つきの下手な嘘2008-06-27

約束はするものの守れず、周囲を困らせる人は嘘つきとみなされ、
敬遠され、やがて集団の中でその占める位置を失っていく。
まだしも善人であれば信頼ができないとされるだけで済む。
これが自分が目立ちたいだけとか、
自分を有利な位置におきたいがためなんてことになれば、
その集団からスポイルされたとしても当然と思う。
だが、そんなやつに限って、他の権威を借りてきて、
あるいは、差別だと声高に訴え、
自分自身を省みることもなく逆恨みするのだ。

全体を見て判断することは難しい。
善意の人が時としてちょっとした扇動に乗ってしまうのは、
人の性としてやむをえない。
先のような人は、口当たりのいい言葉を吐けるのだ。
そういう能力については天才じゃないかと思う。
が、すぐに鍍金がはがれていき、不憫を感じて擁護に廻った人にまで、
その本質を疑いははじめ、本心からの忠告や警告を発し始める。
だが、その嘘つきは、擁護者が批判をし始めると敵だとし、
また、新たな擁護者(犠牲者)を探し始めるのだ。

こんな書き出しで始めた今回の記事。
実はアークエンジェルズが、まさしくそういうものだと思っている。
団体の内外ともに、先に書いたごとき有様となっている。
内にあっては、団体設立メンバーの多くが理事職を去り、
少なくともいったんは入会した会員も退会していっているようだ。
外にあっては、ひろしまドッグぱーくレスキューの協力者の、
ホスト、引取り者にボランティア、物資・金銭支援者たちの、
猛反発を受けている。
批判が高まるたび、次々と虚偽説明を繰り返し、新たな話題に逃げ、
ついにはとんでもない言葉のすり替えで、
犬の治療費だったものを、無理やりシェルター基金と言い張り、
滋賀県高島市にシェルターを開設してしまった。

正統派の保護団体(なんてものがあったとして)であっても、
自分のお隣さんであれば迷惑感が付きまとう。
人付き合いを大切にし、誠実な対応をされていたら、
少しぐらいの我慢はできよう。
いきなりやってきて、病気の犬ばかり100頭を飼います。
私の土地ですから勝手にしますでは、我慢できようはずもない。
で、やっと話し合いになったかと思ったら、
自分たちが示した団体情報を説明するだけで、
なんの譲歩も示さず、いきなり交渉を打ち切る。
そして、その団体情報が虚偽にまみれている。
どうして信用できよう。

AAが高島に提出したとされる資料を見た折、
面白い数字が並んでいた。そのときの覚書を元に以下かいてみる。


1期工事と2期工事に給排水工事で1億3千万。
そのように林代表は高島側に示している。
彼らのHPでは5千数百万掛けたように表記され、
なお2000万の追加支援を要請していた。
実際に見学したか感想では、
土地2000万円。その他工事で2000万までといった印象である。
もちろん素人なので、正確ではない。
既存の家屋のリフォームで価格が掛っているのかもしれない。
しかし、個人住居なのであれば、支援金を流用したなら、
背任とかに当たるのではないだろうか。

上記の件は、その一端に過ぎない。
本当に面白いのは、その他にあった。

たとえば…。
会員数について件の資料では、2007年夏に150名がいて、
会費収入は月額で30万円としていた。
ところが、所有権確認訴訟の過程では33名と裁判所に提示している。
会費は、先の会計報告では、高島に示した額の3か月分にも満たない。

さらに収入について比較すれば、、
グッズの売り上げは360万、各種寄付金は1500万とぶちあげた。
ところが会計報告では売り上げが50万、
各種寄付金もそれらしいものすべてを集めても300万ほど。
一月に使える運営資金は十分にあるとしたものの、
会計報告では、示した額の1/4相当しか資金がないのだ。

1450万円も掛けると示していた給排水工事が、
浄化槽の設置すらないのも周知の事実である。
1200万も掛けるとした電気設備工事も、
工事は11月に入ってもしていたが、
工事代金の請求をボランティアと言い張り、
不払い状況にしたことも言われている。

使用する薬剤についても、ビルコンSを使うといっておきながら、
実際にはキッチンハイターなりハイターを使用している。

要するに、説明した後のことは知らんという態度なのだ。
せめて説明どおりの運営ができているのならともかく、
何一つ約束した状況を作り出せていないのだ。

一部で『息を吐くように嘘を吐く』と揶揄される代表夫妻。
揶揄ではなく実体を反映していると考えられても仕方あるまい。

活動日誌の「飼い主の務め」
http://arkangels.blog34.fc2.com/blog-date-20080626.html
ついにこういうことまで言い出した。
「人間って嫌な生き物です。高価な物は大切にしますよね。
しかし、安い物への扱いはどうでしょう?」
ははあ。なるほど。
つまり保護団体から犬を引き取ろうとする人に文句があるのか。
無料で手に入れたら大事にしないでしょう。
だから売ってもいいといいたいのでしょうか。
いやいや、そういうことではありませんね。
本来なら、生業としてブリーダーをしたら、
一頭の価格が50万でないと釣り合わないといいたいのですよね。
そんな商売に手を出しなさんなとね。

でも引き取ってもらう団体が、この書き方したら、
本来なら50万もする貴重なお犬様なのだから、
大切にして当然でしょうといっているとしか見えません。

つくづく哲学のない一言と感じます。
活動日誌は統括が書いているのかな。
mix犬をレスキューするの少ないのは、
そういう風な考えが根底にあるからなんですね。