おさらい。 いいかげんにしてくれんかな。2009-09-17

エンジェルズのいかがわしさを感じるところってどこ?
そう聞かれても一口で答えるのは難しい。
でもわかりやすいものとしては数字を含むものだろうと思う。
で、一例をおさらいしてみました。

活動記録に見るいい加減さ。
まず下を見てみよう。
エンジェルズの主張を載せてみました。
ぜんぜん数字が合いません。
本人たちはあっていると思っているようなので、
怒りなどではなく、憐れみを感じます。

年度   数   累計  里親決定 里親累計 死亡数 残数
2005   99          91         0     8
2006  825   924   743   842    6    82
2007  107  1031   107   959   10   72
2008  143  1174   101  1066    6  108
2009   37  1211    57  1123    2   83

2005年度からつけられている活動記録。
これまでにも多くの人が指摘してきたが、
実にあいまいな記録となっている。
死亡頭数が里親決定に組み込まれており、
GODさまも里親の一人と数えているらしいとわかる。
AA流の概念なら天国に行けばレスキューしたということなのか。
悪徳獣医や、悪徳ブリーダーも、僕らは命を軽視するものたちと糾弾したいのに、
すべての犬は善良で、死ねば天使になるということだから、
糾弾する対象にはならないということなのか?

2006年2月と7月に集計ミスも見つけたた。
それらを加味した上で、
死亡数を里親から除外して修正を行ったのが以下の表。

年度   数   累計  里親決定 里親累計 死亡数  残数
2005   99          91         0    8
2006  821   920   745   836    6   78
2007  107  1027    97   933   10   78
2008  143  1170    101  1034    6  114
2009   37  1207    57  1091    2   92

なんとも数字が気持ち悪く収まりがつかない。
これに加えて『ツバサ』の行方不明と、
集計上、譲渡後死亡にした犬もあったりで杜撰これ極まれりだ。
9月4日の裁判では『滋賀と愛知、大阪にそれぞれ60頭くらい、10頭、約20頭いる。』
と証言していたから、
僕が修正を加えたもののほうが、彼らの公式発表より実数的に近い。

なんともはや。

もともと活動日誌と活動記録は対照できるようになっていないこともあり、
活動記録自体の正確性も疑われていることを思えば、
信ずるべきところってあるんだろうかと思ってしまう。

それから、9月16日付で発表された『ずばり一言』の
なんとも下品極まりない恫喝を、
川北氏より犬を譲り受けた人たちに対して浴びせているが、
この14頭を含めるとさらに混乱する。
この14頭は、3箇所の支部にいる犬に含まれているとは思えないので、
(これは9月4日の裁判で林代表が現在いる犬として実数を挙げたので確定)
所有権を主張しているのにもかかわらず、
すでに里親の元に行ったか死んだ犬として処理していると物語る。
これらの犬は新たに涌いてきたわけではない。
広島ドッグパーク騒動に関連した犬なのだ。
ますます頭数があやふやになる。
これでは、固体管理を万全に行っていて、
一頭、一頭の幸せを考えて活動しているなどと、
どの口が言っていたのかと訝しむほかないじゃない。

9月16日の恫喝について触れたので、
もう一度おさらいしておこう。

『所有権確認訴訟が結審していた。』
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/07/17/4441289
でも書いたとおり、川北氏と林代表個人の裁判が結審していた。
判決は川北氏が控訴せず、一審判決が確定したようで、
強制執行に行ったらしい。
勝訴したのだから権利を執行したければすればよいが、
判決といわれるものと乖離したことをブログで書くのはどうかと思う。
団体としての裁判は門前払いにされ、
こちらは上告するも調停で合意したらしい。
その裏で個人として裁判を起こしていたのだから恐れ入る。
一連の訴訟や調停では、唯一の勝利で高揚しすぎたのか、
判決趣旨に触れることなく、好き放題に言っている。
未確認だが、複数の人が僕の見た判決骨子を紹介している。

犬の所有権は林俊彦のものである。
川北奈緒子は犬を返せ。
返せない場合、代償として林俊彦の主張どおり金員を持って行え。
ただし原告の要求には妥当性がないので、一頭一万円とする。

もともと引き取り手にわたすことを前提にしているから、
無茶なこと言うなやという内容の判決だったのだ。
川北氏が犬を返すか、14万円を払えば終わるはず。
引き取られた犬を返させる判決ではない。
犬を返せ。さもなくば金を出せは自分たちの主張だったではないか。
その額が目論見とは異なり過小評価されていると考えているのなら、
上告したらよかっただけのこと。

もし、林代表がブログで恫喝した内容の判決が出ているのなら、
林代表にはぜひ判決文をHPに掲載して頂きたいものである。
事件番号を付した上で判決文を載せもせず、
14人もの人に恫喝する行為は、
犬たちの幸せを考えているものと思えない。

この裁判が結審したことで、ほんとの愛護団体なら、
まず判決内容を示した上で、次のようなことを書くだろう。

『林俊彦と川北奈緒子との間で、
保護犬の所有権をめぐっての争いとなり、
犬を引き取られた皆様には大変心配をかけました。
団体から譲渡されたと虚偽を述べ、
その上に当団体に対しての中傷を行われたため、
やむを得ず法廷にて争うこととなりましたが、
私たちの願いは保護した犬たちが幸せに暮すことにあります。
長らくご心配をお掛けいたしましたが、
当団体としてはすでに家族同然にして暮らされている里親様より、
取り上げる気は毛頭ありません。
末永く慈しみ、温かな家庭生活をすごさせて頂くようお願いします。
もしよろしければ、近況などお聞かせいただけることを願っております』

こういう言葉が自然に出てこないから
カネゴンって言われるんだよ。