2009年7月-9月2009-10-01

読み終えた本ならめちゃあるのに、
なんか感想を書く気がしない.
年なんかな~。


2005-2006年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/10/09/553572
2007年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/31/2538811
2008年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/12/31/4026421
2009年1月から3月
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/01/01/4036795
2009年4月-6月
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/05/31/4292012


遭難者             折原一
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/07/01/4404451
キッドナップ・ツアー 角田光代
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/09/14/4578674
空白の桶狭間         加藤廣
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/09/4494805
史記 武帝記 一        北方謙三
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/08/4486462
楊令伝 十 坡陀の章     北方謙三
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/11/4504878
漂泊の牙            熊谷達也
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/12/4506528
パコと魔法の絵本 関口尚
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/09/14/4578633
十津川警部捜査行 みちのく事件簿     西村京太郎
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/11/4504880
文学少女と死にたがりの道化 野村美月
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/09/18/4587118
一分間だけ           原田マハ
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/07/01/4405419
サッカーボーイズ       はらだみずき
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/08/4487988
幼獣マメシバ (全2巻)    永森裕司 原案 柳雪花 著
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/06/4481035

メッセージ・イン・ア・ボトル   ニコラス・スパークス
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/09/4488066

女子の国はいつも内戦 14歳の世渡り術     辛酸なめ子
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/07/01/4404441
君と一緒に生きよう       森絵都
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/06/4481376

どうぶつと話したい ボニーとドーンの奇跡の牧場物語
           ボニー・ジョーンズ・レイノルズ&ドーン・E・ヘイマン
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/14/4510345

星守る犬             村上たかし
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/09/4499095

10月の走行距離2009-10-01

1600キロ
お犬様乗車距離900キロ

今年の走行距離は16560キロ になった。
お犬様は10350キロの移動。

今年は20000キロを越えてしまいそう。
乗り換えるべき車が見つからない。

笑う招き猫2009-10-04

山本幸久   集英社   552円

 お笑いブームなんだそうだ。
ぼくが生まれた頃もお笑いいブームだったと記憶しているが、今ほどにはテレビを賑わしていたような記憶が無い。その後、バラエティー番組が勃興し、『全員集合』だとか『ゲバゲバ90分』など伝説となった番組も数多いが、僕自身はどっちかというと興味がなく、冷ややかに見ていたような気がする。
で、今のお笑いブームというのを見ていても、もひとつぴんと来ないのが本当のところ。直接的な肉体へのダメージを競わせたり、さして面白くも無い自虐ネタを下品な乗りで面白おかしく演出しているだけといった感がしてならない。女芸人が動物たちと競争するなど、絵としては面白いのかもしれないが、製作者の品位を疑いたくなる。
下品さも隙間を埋めるものであるならば、上質の笑いの中のアクセントとして置かれているというのであれば、それならばよい。が、どうも現実は下品さを競い合うようにして作られているのだから始末が悪い。
作り手に信念が無い。演者に技量が伴わない。視聴者に芸への造詣が無い。ないないづくしであるなら仕方ないことなのだろうな。でも、優れた笑いを失うということは怖いことだと思う。

で、『笑う招き猫』というのは、現代のお笑いブームを反映した作品ということになる。ただ、非常に好感が持てるのは、時流の波に乗りたやすく話芸のプロであることを辞め、際物として走りがちな芸人たちを主人公にしていない点にある。

アカコは15センチと小柄でちょっぴり太め。だけど敏捷。
ヒトミは180センチにならんとする大女で自転車に乗ってどこにでも行く体力はあるがちょっと運動音痴な美女(らしい)。
大学で知り合い、ちょっとしたきっかけがもとでお笑いに目覚めた二人。結構裕福な家庭に生きているアカコと、
いったんはOLになったものの現実に傷つき、
笑いの快感を追い求める超貧乏なヒトミ。
男と並ぶ幸せより、なにから何まで対照的な個性的な女二人で目指すお笑いの星。
けったいな芸人の世界と複雑な芸能界事情を垣間見せつつ、熱血おわらいものがたりになっている。
こういう芸人がたくさんいればお笑いの世界も少しは救われるのにね。

小説スバル新人賞を受賞しているということだ。

いつもドギパで2009-10-04

毎度行っているから、改めて書くほどのこともない。
ドギパは『そらん』にとってはホームグラウンドなのだ。

いつもは縄張りチェックが済むと、
知り合いの仲の良い犬がいなければ、
一人で悠々としている『そらん』だけれど、
ごくまれに、気まぐれに『はいら』やジロー君とも遊ぶ。

で、先日はやはり一人で気ままに過ごすのかと見ていたら、
意外なことに一頭お気に入りの子ができたよう。
非常に珍しい。

『はいら』はあいも代わらずジロー君と爆裂しています。

別館に新着写真をアップしています。
「ドギパで」「やっぱりドギパで 」
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanekonano/archive/2009/10/05

煮詰まっている。2009-10-19

10月にはいると同時に得体の知れない焦燥感に襲われている。
数年に一度のペースで現れる現象だ。
仕事も私生活も傍目では順調。
疎漏なくこなしているのに、何かに追われているように感じてしまうのだ。

たいてい10から20日間で無事治まるのだが、
今回はちと様相が異なる。いまだ危機感が残っているのだ。
こういうのは初めてに近い。

今日辺りから少し元気が出てきたが、
相変わらず得体の知れないものとの葛藤が残っている。
いつもの生活を続けようとすると、とたんに調子が落ちてくる。
どうも人との交流に疲れてしまっているようなのだ。
それは他人には感じ取れないようで、
それが良いのか悪いのか、とりあえずは軋轢には繋がらずにすんでいる。

こういう期間であっても、犬との生活、読書などは普段と変わりない。
仕事も至って順調だ。なのに何かが違う。
こういう時期は、昔なら音楽を聞いたり酒におぼれたりできた。
そうすることでどん底の気分から立ち直っていた。
でも、耳が壊れ、酒が禁止されているから、発散手段が限られている。

最近では避けも音楽も駄目ということで、
逃げる場所はもっぱらゲームの世界ということになる。
後幾日続くかわからないけれど、
今しばらく流れに身を任せ、ゲーム三昧の日々が続く。

ちょっと滋賀まで。2009-10-28


なんだかか活力が落ちたままです。
なかなかブログを書く気になれません。
26日、27日と医者通いもしています。
聴力もおかしくなっているので本日も医者に行かねば。
健全とはいえない状況になっています。

こんな状態でも犬たちに辛抱させることはしていません。
毎週あちこちで気散じさせています。
25日もいつものようにドギパに連れて行きました。

ただ25日は琵琶湖一周のドライブを午前中にしたため、
ちょっぴり不満だったかもしれません。
家を8時に出て京都東経由高島、それから木の本、栗東を経由しドギパと、
一日で400キロ近くの移動距離になりました。
昔は下道で一日800キロのドライブをよくしたものだが、
この歳になると400キロでもきついです。

なんでこんな無謀な犬連れドライブをしてきたかというと、
エンジェルズ(前アークエンジェルズ)のイベント告知の中で、
周辺住民に対して挑発的とも読み取れる記事が載せられていたことから、
急遽デモを開催する旨を聞きつけ、
住民たちのエンジェルズへの温度を見ておきたいと思ったからだ。

ぼくが滋賀シェルター付近に着いたのは10時30分過ぎ。
バイパスを降り酒波地区に入ると警察の警備がなされていた。
警官の話では丁度デモ行進が始まり、
地区が用意した駐車場にはいけないということで、
無謀かもしれないが多目的集会所に進むことにした。
行進の最後尾がシェルターのあたりに到達していたため、
地元の人の好意で車を駐車させていただき、
デモ行進を追いかけることにした。

デモの参加人数は一目で200名を超える規模と知れる。
行進の前後に整然とした行進となるよう世話をする人も20名程度はいるし、
集会所前には居残りをしている住民も10名はいた。
総勢では250名を優に超える数に見えた。
手作りのデモ行進の中には遠方からの参加者はいないようで、
他府県からの参加者はせいぜい数名、もしかしたらぼく一人暗いかもしれない。

行進の対象となるシェルター前には4台の車が目隠しのように並べられ、
道路に面したフェンスにはブルーシートがかけられ内部が見えないようになっていた。
シェルター入り口にはそろいのつなぎを着た、林代表他数名がおり、
住民の行進をじっと見ていた。

行進の中ほどまで進み住民の動きを見ると、
結構なお年よりも行進に参加しているし、
行進しながらも水路を見つめて心配そうにする方も多数見られた。
何人かの方と言葉を交わしたがエンジェルズへの不信は相当に根強い。

シェルター内には、スタッフ以外に数名から10r数名の人がいる模様だったが、
ほとんど中を見ることのできないような形になっているため、
実際のところは不明である。
ただ施設内の駐車の仕方は、みっちりと詰め込まれたものであったので、
こちらはほぼスタッフと思われる。
地元の方の話では良く見る車が多数あるということだった。
デモにあわせて中を見られないように車を配置したということかもしれないが、
中に入ろうという気を起こさせない拒絶の雰囲気を感じた。
周辺住民が気軽に立ち寄れない場所でのバザーに意味があるのか、
はなはだ疑問に感じた。
ごく少数のみを対象にバザー品を要求していたということなのか。
同窓会参加者といったってスタッフと重複もしていよう。
スタッフのスタッフによるスタッフのためのバザーになっていないことを祈りたい。
仲間内でいいもの分け合う格好になっていたら失望もんです。
協力した人にしてみたら裏切りのようなもの。
同窓会参加者と譲渡希望者が来たとしても30名といったところだろう。
スタッフ(ボラ含む)をあわせたって80名も来たら御の字。
12時半まで現地にいたが、デモ後一台のワンボックスが増えた後は、
約1時間半の滞在期間中にはシェルターへの来訪者は見かけていない。
近くには路駐の車はほとんどない。

手作りの抗議行動には、派手なマイクパフォーマンスなどない。
淡々と行進しエンジェルズへの抗議を口にする。
エンジェルズの発信では数名の反対派とされているが、
僕の目には数名の許容派がもしかしたらいるのかなという風に映った。

シェルター稼動から約2年。
住民のエンジェルズへの不信は依然高い。
地域で受け入れられない。それが彼らの活動実態を物語る。

野次馬のぼくにもおにぎりとお茶くださいました。
とってもおいしかったです。
お昼にしたらと4つもいただいたので、
犬たちにひとつおすそ分けしました。
犬たちの食いっぷりのよさを見ていただきたかったです。
そば畑、いい実りです。現地の期間限定蕎麦屋さん。
ぜひよらせていただきたいと思っています。

それからエンジェルシェルターだが、
2008年06月21日付の「高島シェルターを見てきた」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/06/21/3589059
以来、1年4ヶ月ぶりに見た高島シェルターは以前より薄汚れて見えた。
全快の記事に載せた写真の左のコンテナの横など、まるでごみ置き場。
無造作にバリケンが積まれている。
全体として閉鎖的になり、内部が伺えないよう目隠しがほうぼうにある。
相変わらず犬の鳴き声はいったん始まると盛大。
犬舎に用意したという冷房は、良く見ればかなり古いもの。
最新式の室外機というわけではないようで、
屋根の上で赤錆の姿を曝している。

これが地元に1億2千万と説明した施設の姿か。