デティー・クルニア2010-07-17

クルマの入れ替え前に音楽を用意しておこうと思い、
この2週間、インポート作業をずっとしている。
僕の持っているアルバム群は、
右耳が聞こえなくなる前までに集めたコレクションだから、
1995年までのものがほとんどだ。
聞こえなくなってからのものはない。(少しは買っているが)

80年代末から90年代にかけてワールドポップ熱が盛んだった。
で、ぼくのコレクションにも
アフリカやアジアやブラジル、中南米・カリブのポップスも、
どっさりと買い込んでいて、3-400タイトルある。

久しぶりに取り出してなにをインポートしようかと考えたけれど、
どんな音楽だったかはっきりと覚えていないものも多い。
ジャケットを見ただけで感慨を呼び起こしてくれるものは少ない。
そんなディスクからデティー・クルニアのものが見つかった。
『トン・ソロゴト』『ダリ・スンダ』『ラユンガン』の3CDがあった。
いずれもパジェロではよく聞いていたものたちだ。
エルフィー・スカエシ辺りもあるけれど、
ガムランの響きがより色濃く出てくるクルニア盤が、
そして、その声質もあわせて大好きだった。
改めて聞いてみると、すっきりと洗練されたアレンジだし、
かなり日本や世界のマーケットを意識したものだったんだなと思った。
聞いていて、歌声に軽い浮遊感が与えられ、
ゆったりとした気分になる。
いま、どうしているんだろうと調べた。

そのクルニアが死去しているということを知った。

ぼくの好みのミュージシャンも、
そのほとんどが他界している。
そろそろ寿命を強く意識しなければいけない歳になったと知る。