もう、わけわからん2011-03-28

(公開用になる前のものをアップしてしまってました。
夜に帰ってから大幅に文を組み替えています。
加筆部分も相当あります。   )


以前からだが、エンジェルズ批判しながらも、
あれだけの批判を浴びても、
外形的には犬をちゃんと保護しているように訴えかけていることで、
もしかしたらちゃんと活動しているのかもしれないと思うときもある。
もし、思い込みや悪意ある風説に惑わされて、
彼らの本質を見誤っているのだとしたら取り返しがつかないと思い、
彼らの発信は丹念に読むようにしている。
だけど、やっぱり発信が理解できない論理展開で、
真摯に保護活動しているのかもとの心の揺らぎが、
見事なまでに吹っ飛ぶのだ。
ああ、ぼくの勘違いだったかということにはなっていない。

彼らの発信は、いつでものことだが、
自分たちの正当性を主張しようとするあまり、
以前言っていたことと反対の主張をしたり、
主語や述語をあいまいにしてしまったり、
時間経過をいじってみたり、
都合の悪い情報を遮断していたりと、
およそ事実を正確に反映したものとなっていない。
脚色も随所にみられる。

本当なら、良いことも、悪いことも、隠さず書くべきではないか。
事実だけを淡々と述べることが本当の活動なのだと思う。

今回の地震レスキューでも、
動員規模とかの点でも、ほかの点でも変にかっこつけずに、
ありのままにの書いていたらよいのに、
なんか変な風に自分たちを美化しようとしてしまうから、
前後の脈略のつかない変な記事をまき散らすことになっている。

3月28日付の「活動日誌」なども実例の一つだ。
「私達が、仙台で物資の配布を終え、救助要請のあったワンを迎えに、東松山市へ。
その後、北へ向かう車窓からは、(略)それから石巻市へ。」
何をしているのだといいたい。
東松山市は埼玉県である。
仙台から東松山市は400キロ南下するのであって、
それからまた400キロ以上北上して石巻に向かったのか。
中継地点に物資を集積していて積み込みに行ったのなら、
そう書けばおかしくならないものを。
(それでも変ではあるのだけれどね)
単に東松島市との地名の取り違えのような気もするが、
現地報告といいながら地名を間違えているようでは
活動そのものにどこか歪みがあると思う。
本当に東松山市に行っていたのだとしたら深刻な迷走ぶりといえる。
仙台に入ったのなら仙台周辺で腰を落ち着け活動をすべき。
東松山市の場合、何台かの車で手分けした活動だと思われるが、
それを林統括が全部に同行したように書こうとするから
このような結果になる。

この記述の後に
「車中泊の3日を過ごし、滋賀本部に27日朝6時到着。
睡眠もとらず、車に物資を積み込んだ。
本日、PM8時、石巻市を中心に2台の車が走りました。
滋賀からは、9時間。」
もう、ほんとに何をどう読めばよいのやら。
20時に石巻市に向けて出発したのか、
石巻市には2台の車が残っていて走ったのかすらわからない。
物資も吐き出している状況だから、
現場指揮者が返っているのに、
夜の8時に車を走らせて意味あるの?
ドライブなら関西でしてほしい。
27日の朝6時に滋賀に帰還して物資を積み込み、
夜8時に別の救援隊を向かわせたと解釈しようとしても、
更新日時をいじっているから時間経過がちんぷんかん。
表現も石巻市で走ったと読無のが自然で整合性もない。

林統括の滋賀出発は24日の第5陣。
目指したのは宮城県仙台市若林地区荒浜
25日に現地入りして、26日のおそらく夕方ごろに現地を出て、
27日に滋賀帰還。
要するに現地では最大48時間の滞在となる。
東松山市に行っていたのだとしたら、
林統括は現場指揮者なのに、
その間に仙台に行って、東松山に行って、それから石巻に行った。
これでは現地で指揮・指示などできるはずもなく、
言葉が悪いが、物見遊山に行ったのかと思えてしまう。
東松島市だったとしても、なんかよくわからない。
津波被害の深刻な地域に行くのだから
相当な支援物資がなければならないけれど、
その支援物資に関する記述もない。

それから、遺体写真を多用する以前からの手法は、
今回ばかりは控えるべきではなかろうか。
これまでの遺体写真の公開は、
劣悪繁殖場の実態を知らしめるために必要なのかもしれないが、
今回は自然災害だ。遺骸写真をブログに収める必要はない。
載せたとしても一枚でよかろう。
被災地域の写真だって、僕たちは無数に見ている。
新聞で、テレビで、ネットで、あらゆるマスメディアを通じて。
津波災害の現状は、いやになるほど目にしている。
愛護団体の報告としてみたい画像ではない。
自分たちが何者であるのか。
それさえも忘れてしまった。
まともな思考を失ってしまっている。


地名間違いや、誤情報、活動への脚色は随所にみられる。
自分たちの活動を大きくする話が多すぎて、何がなんやらわからない。
第一陣、2陣の報告で書かれた
「現在、原発40キロ圏内」
「ただちに、東に移動して下さい。」
なんてのも、日本地図を知っていれば絶対言わないし。
本当に現場へ指示出していたとしたら、笑いもの。
「津波警報が出ています。沿岸捜索中止!!」だって
彼らが仙台に行った14日から15日にかけては
気象庁の警報履歴でも確認できない。
http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/list.html

情報をちゃんと整理して書かないから
おかしなことになる。
過去の批判を糧にした学習の成果を示してほしいものだ。

とりあえず支援品や支援金のことは置いとくとして、
被災者からの要請で一時保護に向かうとしても、
自分たちの発信が事実なら、
こんな行き当たりばったりではだめでしょう。

いい加減に緊急災害時動物救援本部に協力するなり、
他団体と協議するなどして、
分担地域を決めるなど目指してはいかが。
本当に必要な支援を目指すためには避けて通るものではない。

愛護団体の意識が低いのか、
それともエンジェルズの評判が協力につながらないのか、
定かではないが、
あっちこっちに電話で協力要請した割には、
活動が点在的な原因は、
もともと広島で支援してくれた人たちへの
対応のまずさが一因になってはいる。