月刊「Pet Shop Life」 から2011-03-31

地道で着実な救援が進んでいます。

以下、転載。

Pet Shop Life 東日本大地震支援情報
2011年3月28日発行 Vol.6

 この度の震災に際し、被災された多くの方々に心よりお見舞い申
し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
 Pet Shop Life編集部ではペット関連災害支援情報を集約したHP
を立ち上げました。皆様からの情報をお待ちしております。
 ページの一番下に連絡先がございます。

災害支援特設情報ページ(携帯対応)
http://yaseisha.com/saigai/saigai.html

Pet Shop Life Twitter
http://twitter.com/#!/petshoplife/

本メルマガの登録は
http://yaseisha.com/mailmagazine/form.html


さて東日本大震災関連のニュースです。

☆★ニュース目次★☆
◇ 動物救援本部、物資受付を一時ストップ
◇ 仙台市、動物救援本部立ち上がる
◇ 着実に進むペットフード支援
◇ 福島県で診療可能な動物病院リストを発表



◇動物救援本部、物資受付を一時ストップ

 緊急災害時動物救援本部は28日、広く一般から募集していた被災地
への支援物資の受付を一旦停止した。全国から多数の物資が殺到し、用
意していた集積場が満杯になったための一時的な措置。現在集まってい
る物資を各拠点に配送してから、再度、物資の受け付けを再開する予定
だ。
 救援本部では動物愛護センターなど15ヶ所程度の支援拠点を被災地に
設置し、物資の配送を続けている。


◇仙台市、動物救援本部立ち上がる

 仙台市は25日、「仙台市被災動物救護対策臨時本部」を設置した。
社団法人仙台市獣医師会と仙台市動物管理センター、愛護団体のエーキューブ、
ハートtoハートで構成されている。
 受け入れ可能な動物病院を中心に、犬猫の一時預かりや診療などを行う。
その他、診療や一時預かりが可能な市内の動物病院の情報や、動物管理セ
ンターに保護収容されている犬猫の情報をホームページで発信。また、ペット
と避難している避難者へペットフードやシーツなどの配布を予定している。

http://www.city.sendai.jp/report/2010/1197925_1412.html


◇着実に進むペットフード支援

 ペットフード協会(東京都千代田区)のHPによると3月22日現在
会員25社から、約200トンのペットフードが集まっている。同協会で
は宮城県、仙台市、岩手県、福島県、茨城県に引受・保管場所を確保。
支援物資使用自治体等向けに利用していく。
 同協会の支援会員企業は日々増えており、さらに充実した支援体制に
なっているという。


◇福島県で診療可能な動物病院リストを発表
 社団法人福島県従医師会は3月25日、HP上で福島県内の診察可能な
動物病院リストを発表。103件の動物病院が掲載されている。
また、同会では義援金の募集もしている。
動物病院リスト
http://www.fva.or.jp/modules/information/index.php?page=article&storyid=137
福島県獣医師会HP
http://www.fva.or.jp/

以上、転載終わり。

何やら県外からの動物愛護ボランティアの活動で、
混乱するところも見受けられます。
人が十分に救援されていない中、
ペットフードだけ持って被災地に来られれば、
反感を感じられる方もいるでしょう。

今回の地震では、現在のところで、
死者が1万人、行方不明者も2万人近いという、
この被害の大きさに言葉がありません。
肉親の消息さえ分からず、悲しむことさえできない方がいる。
そういう人たちがいることを知り、思うまま泣くことも憚られる。
そういう状況なのに、動物のことしか考えない活動には
耐えられない気分になるだろうと思います。
それでも動物がいることで救われる人もいることをわかっていただきたく思います。
せっかく助かった動物たちを救うための活動を、
どうか受け入れてほしいと思います。
また、動物ともども被災された方々も
大きな痛みを地域中が感じている中では、
動物のことなど言い出しにくいかもしれません。
だけれど、せっかく助かった動物たちの命を守ることも忘れないでください。

被災された方々への支援の輪は広がっています。
人を助ける活動に比べれば、速度も規模も小さいとはいえ、
動物を助ける活動も着実に行われています。
被災地で動物と一緒に避難していて、
心苦しくて我慢している人たちに、
こうした活動が進んでいることが伝わればと思っています。

被災された人たちに、笑顔が戻る日が訪れ、
お互いが支えあえる日が来ますよう、、希っています。
その中に動物の姿がある日を願っています。