義捐金の趣旨は何か2011-04-01

デジタル大辞泉によれば
ぎ‐えん【義×捐】
[名](スル)慈善や被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。
ぎえん‐きん【義×捐金】
義捐のために寄付する金銭。

もう少しわかりやすいものとしては「はてなキーワード 」の
災害などの被害を受けた人たちの救護・支援のため、
あるいは慈善のために寄付されるお金。
元は「義捐金」と書き、「義」は「道理・条理」の意味から、
その条理に従い利害を捨てて人道や公共の為に尽くすこと
「捐」は「すてる」の意味から、私財を出して人を助けること*1
をそれぞれ意味する。


高島俊夫氏は著書の中で
「捐」という漢字は、「すてる」「なげうつ」という意味です。
つまり、「義捐」とは、非常に大切なもの(例えばお金)を、とても惜しいけども義のためとあらばなげうとうという、非常に葛藤に満ちた言葉なのです」」
と、書かれているそうだ。

さて、エンジェルズは義捐金を募っているが、
被災地の人に渡すのであろうか。
それであれば世の常識に沿っている。

東北関東大震災被災動物のための義捐金なのだから、
東北大震災の被災動物のために、
多くの人の義捐を集めたということになる。

まちがっても団体に取り置くようでは義捐金の名が泣く。
その団体活動のための寄付金ではないのです。

他の団体にも同じことが言えます。
日本赤十字であろうが、どこであろうが
義捐金は被災者救済のために使うものです。
まちがっても募金窓口で消費などしないように。
義捐した人は、義のために捨てたのですから、
義捐をうたい募った団体はすべての集めた金品を
義に照らして被災地のために捨て去ってくださいね。
ぜひこそ信を守っていただきたい。

でなければ義捐金なんて言うな! と言いたい。
信なき所には、義もたちません。

コメント

_ 真弥 ― 2011-04-11 22:11

初めてコメントさせていただきます。コメントするかどうか
迷いましたが、あったことは事実なのでコメントすることにしました。

>「津波警報が出ています。沿岸捜索中止!!」だって
彼らが仙台に行った14日から15日にかけては
気象庁の警報履歴でも確認できない。
http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/list.html

この件ですが警報が出なかった津波情報はありました。テレビで
5mの引き波があった。
大きな津波が来る可能性がある。
ただ気象庁の警報は出ていない。
(津波で測定器が壊れた可能性あり)
結果は津波は来なかった。
との流れだったと記憶していました。日付が曖昧でしたので調べてみると
14日でした。テレビでは繰り返し流していました。その地域にいる人にすれば
テレビのリアルタイムな情報から
「警報が出た」と人々が口伝えてもおかしくないと思います。なのでこの件では
エンジェルズが嘘を書いたわけでないと思います。

検索結果のコメントの一部です。

>2011年3月14日 ... 速報 岩手県 大船渡市で 5mの引き波を11時に観測 大津波が押し寄せる可能性が あります。 自衛隊が確認した情報.
>2011年3月14日 ... 午前11時頃、岩手県大船渡で5mの引き波があったようです。また、宮城県の七ヶ浜町等 、近隣の地域でも引き波があったようです。ただ、気象庁の緊急会見によると、新たな 津波は観測されておらず、今後も大きな津波の心配はないとのこと ...

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