ある日犬の国から手紙が来て 32013-10-04

竜山さゆり 作画   小学館ちゃおコミックス   429円

「ちゃお」というのは女の子向けのマンガ雑誌で、
対象は小学校低学年のようだ。
そのため登場する犬たちの擬人化は強い。
1巻から3巻と、巻次が進むにつれて犬の絵はうまくなっている。
とはいえゴールデンの絵だけは納得できないが。
ゴールデンの良さがうまく出とらんぞ。
ほかの犬種は雰囲気が出ているだけに残念だ。

物語は、大事に飼われていた犬が死んだ後、
ただ一度だけ飼い主に手紙を送ってくれるというものです。
虹の橋の向こうに犬の国があるというのは、
大人が自らを癒すための物語としもて流布しているが、
ここでは手紙を書いて送ってくれるという設定だ。
10歳以下の子なら、
こういう設定での物語も夢があって楽しいのかもしれないけれど、
ええ大人が読むのは、少々つらい。
小さな子供に伴侶動物への意識を持たせるにはよいのかもしれない。

大人がわざわざ買うのは恥ずかしいよ。
僕の場合は恥の中に生きているので問題がないだけのことです。

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