ディジタル化進捗状況2016-07-03

レコードのファイル化を初めて8か月目になる。

現在550タイトルを少し超えた。
アルバムの17%程度が済んだ状況だ。
曲分割前のファイルも保存しているので
総ファイルは500Gを超えている。

16bit,4.41MHzのWAVE(=CD規格)で十分と考えているので、
この程度だけれど、ハイレゾ化しようとしたならこの数倍になる。
費やした時間は、録音時間に400時間以上、
ノイズ処理及びタグ付与にに150時間以上、
おおよそ600時間程度ではないかと思う。

人の手を経てコレクションに加えたアルバムはあらかた済んだので、
今後のノイズ処理等の作業は短縮できる見込みだけれど、
そりでも録音、ノイズ処理、タグ打ちまで考えると
録音時間プラス10分程度は必要だと思うので、
これからの作業で、2000時間程度必要となる見込みだ。

その後アルバムごとにMP3に変換していく予定なので
すべての完了まで、このペースでいくと3年かかることになる。

レコードをデジタルファイル化しようという人には、
もし、僕と同年配なら、
いち早い着手をお勧めしたい。
せっかく音源化しても聞く時間なんて限られていますぞ。
豊富な資金をお持ちなら、
下手に音源化など考えないで、データを買うほうが楽ちんだ。

ノイズ処理はちまちまやっていると
肩は痛くなるし凝る。目はしょぼつくし、指もいたくなる。
最初からMP3にするなら、ネット経由でタグと取得が可能だけれど、
非可逆ファイルだから、原音重視派なら満足できないだろうし、
FLACじゃ、音楽CDを焼きたい人には、もう一手間かかっちゃう。

ハイレゾ音源化したいなら、
初期投資にMCカートリッジと良質なDACも欠かせない。

よくよく覚悟を固めて着手されますよう。

僕はすでにして、やや後悔している。
CD音質ではなくて、ハイレゾでーーー
24bit,192MHzまではともかくとして24bit,96MHzあたりで
ーーー始めればよかったのかもと。

後出しでも疑似的にハイレゾ化は可能なんだろうけれど、
余計な作業時間がかかるだけだ。
携帯用プレイヤーにMP3に落として使うのなら、
WAVEファイルを必要とする見込みは少ない。
家庭で聴くのがより正確なソースを使いたいという向きなら、
最初からハイレゾ品質を選択しておきべきだった。
ファイルの種類は統一しておくほうが、何かと混乱しなくてよい。
音源化にかかる時間は一緒であるし、
ハードディスク価格が1Tで6000円程度まで下落したのだから、
そんなに大きな出費になるわけではない。
一つのハードディスクに何千枚何万曲と保存しているより、
おおまかなジャンルごとに分けておいたりするほうが
聞くときのアクセスも速い。

今更550枚分やり返す気にもならんし、
このまま進めていくつもりではあるが、
上に書いた理由で、少々早まった感を感じている。