S-3100のエッジが…2018-12-15

しばらく使っていなかったメインシステムで聞こうと思い立ち、
「キングス・オブ・マリ/チコ・フリーマン」を掛けた。
どうにも音が締まらない。
サランネットをはずしてユニットを見たら、
ウーファー・エッジがえらいことになっていた。

3年ほど前に見たときは、
痛んではいるものの全周まだあったし、
エッジの一部に亀裂があったりするけれど、
指でつついても崩れるほどじゃなかった。

あちこち亀裂はあるは指で触ればボロボロ崩れる。
そりゃ、まともには鳴らんわいな。
新しいスピーカーを探すとしたら
15インチウーファー搭載モデルともなればペア100万越えは必至。
そんな金はない。

JBLのスタジオシリーズなどなら価格く的には手ごろで
スペックでは低音から高音までS-3100を凌駕する。
ほかにもペア10-20万円の手ごろ感のあるスピーカーにも
評判のいいものはある。

だけど、だ。
やっぱり15インチウーファーの音は捨てがたい。

いろいろ調べてみると、エッジの交換は自分でもできる。
作業的には頑張ればできそうな気がする。
いっそ自分でしようかと思い悩んだ。

悩みながらエッジ修理をしてくれるか、
最近よく買っている上新一番館で問い合わせた。
「量販店では受けないと思う」との回答。
何処かないかと尋ねたら、
近くのハイファイ堂がしていると教えてもらった。

また、購入店舗の川口無線でも問い合わせた。
川口無線からエッジ交換業者に出せるとの回答だった。

どちらの店舗でもエッジ張替えは40000円前後とのことである。
エッジの材質はウレタンもしくわゴムとなるようだ。
材質によって音は変わるのだろうけど、
日本ではウレタンは不向きのようなので、
どちらかというとゴムを選ぶ人が多いとのこと。
ほかにもセーム皮やら布といった素材もあるようだけど、
はじめてのことなので、ゴムエッジにしようかな。

自分でして取り返しの利かないドジを踏むより
ノウハウを持つ業者に任せることにしよう。

早速ユニットをはずしにかかったのだが
ねじは緩められたけれど、ユニットが抜けない。
ずっと締め付けられていたことで
エンクロージャーに圧着している。

マイナスドライバーを差し込んでこじればはずせそうだが、
先が太いのでエンクロージャーに傷をつけかねない。
そこでスクレーパーを買ってきた。
壁紙などをはがす器具だ。やや柔らかい気がしないでもないが、
先端はかなり薄いし、斜めのカットがはいっているから、
差し込んだあと梃子ののように使える。
小さなもので十分だろうと600円くらいのを選んだ。

慎重にユニットとエンクロージャーの間に差し入れたら
パリッという音がして、梃子のように使う必要もなく
あっさり取り外しに成功した。

後は修理に持ち込むだけだ。
修理が完了したら、またエージングからやらなければ。

それにしてもユニットは重い。
2本だと30キロ近くあるんじゃないか。
こりゃ普通の箱じゃもたんぞ。
しっかりした箱を買いに行かなければ。
車に積んで持ち込む予定だが、
郵送なんてしたら、いくらかかるんだ?