読んだ本 2012年 - 20182019-01-01

この期間は年200冊越えで読み進めていた。
ちょうどブログを完全放置していた時期にあたるため
2014-2017の記録が全くない。


田村はまだか   朝倉かすみ
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/06/7001828
アクセルワールド   川原礫
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2012/02/17/6339049
キッド   木内一裕
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/11/7006145
西野に世界は無理だろう  紺野理々
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/08/7003847
ぼぎわんが、来る   澤村伊智
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/12/03/9006251
ずうのめ人形   澤村伊智
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/12/17/9013190
などらきの首   澤村伊智
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/12/31/9019107
チェンジ   柴田よしき
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/11/29/9005049
あぽやん   新野剛司
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/16/7010047
ラスト・エンブリオ6 激闘アトランティス大陸 ―
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/12/29/9018708
陽だまりの天使たち ソウルメイトⅡ   馳星周
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2018/11/27/9003902
幻想郵便局   堀川アサコ
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/14/7008091
キャットフード  森山智喜
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/07/7002391
戯史三国志   吉川 永青
kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/12/7006871

コミック

今月のわんこ生活    遠藤淑子
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2012/04/25/6424996
ある日犬の国から手紙が来て 3   竜山さゆり
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/04/7001185
いとしのムーコ 4  みずしな孝之
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2013/10/05/7001191


過去の記録
2005-2006年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/10/09/553572
2007年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/31/2538811
2008年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/12/31/4026421
2009年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2010/01/01/4789822
2010年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2010/10/31/5459709
2011年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2012/01/01/6169777

Re;ゼロから始める異世界生活182019-01-18

長月達平  KADOLAWA MF文庫  600円

半分仕事で読み始めたラノベである。
ラノベは人気が出ると大作化する傾向が強く、その点ではコミックと同じなのだろう。
このリゼロも、「小説家になろう」だったか何かにネット小説として発表され人気となったものをリライトして書籍化している。
これでもかというほど歪んだ悪役たちの登場するあたり、
善悪のはっきりしたものをベースにしながら、
善悪に揺らぎを与えたりしていて、ややすっきりしない進行になっている。
死に戻りという特殊能力があり、分岐点から何度もやり直しながら、
物語は進んできている。
舞台設定は剣と魔法の国なのだが、
とんでも能力続出に、あんまりじゃないかと思うのだ。
こういうのが受けるのが、
なんとなく現実世界の閉塞感にあるといったところか。
読みだしたらやめない主義なので買い続けてはいるが、
面白いのかと問われたら、どう返答すべきか悩むところだ。
優れたところもない人物が、
さまざまな優れた人物をして慕わせていくあたり、
ハーレム的であるし、成長物語風とみることも可能ではあるが、
やっぱり年寄りにはなじめない。

怪物が街にやってくる2019-01-18

今野敏  徳間文庫  630円

40年前に発表された作品で、
ジャズ小説の表題作を含む6辺が収められている。
後のほうはSFになっちまうものの、
あの当時の熱いジャズを知るものならすぐにわかるモデル..
山下洋輔、中村誠一、森山威男のトリオがメンバー交代し
小山彰太、坂田明に代わっていく過程の中で書かれた。
1970年代の山下トリオは、間違いなく格闘技ジャズだったし、
テイラー達さえ行きついていないグループ表現に成功していた。
(んじゃないか?)
ポンタだとか渡辺香津美。向井滋治だとか生活上委員会、
そういった熱い戦闘的なジャズ集団が繰り広げたインタープレイが
まさしく眼前に現れる。
そういった意味でオールドジャズファン、
中でもフリー系にはまった人なら楽しめる。
カクテル・ジャズと揶揄されたスウィングや中間派ジャズに厳しいし、
クロスオーバー、フュージョんといったムーブメントにも冷酷であるが、
当時のジャズシーンの一端を切り取っていて懐かしい。
タモリだとか筒井康隆、山下洋輔といった面々が
暴れまわっていた時代は、よかったなあ。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼2019-01-18

志駕晃  宝島社  650円

このミス対象の隠し玉「スマホを落としただけなのに」に続く第2弾。
前作の犯人が探偵役に回るという発想が、
手あかのついた感じである。
面白いとは思うが、誰かに勧めようとは思えない。そういうレベルです。

仮想通貨流失事件にネットストーカー、ダークウェブ等々、
サイバー空間で起きる事件をてんこ盛りにしているところが
ややもすると食傷気味につながっている。
警察内のサイバー犯罪対策を担う桐野とその恋人、
恋人をスマホ等を乗っ取り追う男、
桐野の前職場デモアル警察のセキュリティーを担う企業の社長
この辺りを絡ませて物語は進んでいくのだが
最後に設定された活劇部分が、
ややアクロバットにすぎ拍子抜けする。
さらなるシリーズ化を企んでいるのか、
前作の犯人が野に放たれている。

最低の軍師2019-01-18

箕輪諒  祥伝社  740円

上杉輝虎(のちの謙信)が義を掲げ、
関東出兵を繰り返していたことは名高い。
また足利義輝と盟友といってよい関係にあったとする解釈も、
多数なされている。本作もそういう前提で書かれている。

上杉軍が満を持して関東出兵に出た。
関東の要衝にある下総国臼井城は、
上杉の侵攻に対し、北条に援軍を要請するものの、
派遣されたのは松田孫太郎を主将とする250名あまりのみ。
総勢一万五千といわれる上杉軍に対し、
臼井の兵は援軍を加えても二千ほど。
抗戦か降伏か、紛糾する城内をまとめるため、
松田孫太郎は道端の易者を軍師に仕立て、交戦させる策とした。
たてられた偽軍師それが白井浄三である。
ところが、浄三は軍配者として優れた実績を持っていた。
うさん臭さを十分に発揮していた序盤から
城中の者たちや、直情家・孫太郎に接するうち
浄三は本来の能力を現し想像を絶する奇策を次々と画策していく。

タイトルの「最低の軍師」の意味は、
講和交渉に来た上杉方武将・川田長親により明らかにされる。
なるほどと思わせる仕掛けである。
ただ浄三の最後の策がしっくりこないところとして残った。
籠城戦の長期化を嫌う上杉勢が越後に帰ると読んでいたなら、
この策を仕掛ける意味があったのか
浄三の本来の使命遂行を捨てる策だけに疑問。

最初に書いたように、輝虎と義輝が描いた構想というものがあり、
物語の進行に伴い明かされる浄三の経歴や思想に寄り添えば
確かに最低な結果となる。たてた策が完璧にはまったがゆえに、
戦術的勝利を城方にもたらしはするものの、
自らの信じる道から見れば戦略的に失策したということになる。

名高い攻城戦だが、詳細は残されておらず、
臼井方の主要人物についても資料が少なく、読み異聞・伝承が多い。
特に白井浄三については以後、この攻城戦以外はっきりしていず、
エピソード等でも作家の創造性を発揮しやすかったのか
史実の中にありながら自由奔放に書かれていて、
娯楽性に富む読み応えのある作品になったと思う。

なかなかの好作でした。

とほほ、PC壊れた。2019-01-18

5年前に買ったゲートウェイのパソコンが
少し前から立ち上げ時にフリーズするなど、
動作がおかしくなってきていたのだが、
ついにまともに動かなくなってしまった。

ダイナブックを音源専用にしていて
〈こちらはofficeがない〉
他の諸作業を担わせていただけに困った。

画像処理に文書作成ネット閲覧ができない。
画像処理やネット閲覧はダイナブックでもできるが
Officeがないためなんもできん。もう一台いる。
で、7万弱でNEC PC-N100を買ってきた。

セットアップして使い始めると
マイクロソフト
ONE DRIVEにあった情報を取得できるのはいいが、
パソコンごとに設定していたIDが統一されてしまうは
面食らう事態が多数発生する。

おまけにWindows10の挙動は驚くばかり。
Outlookのアイコンが多数できてしまうは
タイルのメールはOutlookとリンクしないはわけわからん。
解説書見なあかん。
ここまで混乱したのは久しぶりなのだ。

OSが変わってもこれまでは解説書見なくたって何とかなっていたが、
さすがに基礎からやり直すしかないか。

動かなくなったほうのゲートウェイは
困ったことにOFFICEのプロダクト・キーが見つからない。
復活させたとしても音源用に使うほかないか。