RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴2019-03-10

萩原規子   KADOKAWA   600円

現代ファンタジーと位置付けられるのだろう。
陰陽師や修験道、果ては忍者だとか心霊だとか魔術とか。
もうおなかいっぱいです。
その割に活劇は少なく、友情を結ぶところにや恋に力点が置かれていたりと、
どちらかというと女子受けしそうな作品である。
(女性ではなく女子です。腐女子向きではないと思う。)
シリーズとしては6巻で完了とされていたが、
本作品ではわき役陣視点からエピソードの別な面が物語られている。
また、中編は【その後】が物語られている。

ファンタジー色は強いが、本筋は恋愛小説だし、
なんか巫女とか陰陽師とかは、結局何だったんだろうね。
また、その恋のありようが【絶滅危惧種】であり、
そここそがファンタジーなんだろうね。
なんか読まなければよかったかなと思っている。
面白くないというでなく、感覚が合わないのだ。