とうとう2019-12-02

12年と8か月と23日。
それが「はいら」の生きた時間になった。

朝起きたときは、すでに手足は冷たくなっていて、
焦点がない目線になっている。
それでも声を掛けたら反応があった。
シリンジで口の横から水を入れてやると、
舌が動き少量とは言うものの飲んだ。

それからしばらくは汚れ物の処理をしながら様子を見ていた。
ときおり苦し気にうめく。
その都度横に行き撫でてやる。
そうすると静かになる。
一時間ばかりそうしていただろうか。
「まこら」の散歩を済ませ、様子を見ると意識が混濁している。
「まこら」が舐めに行っても反応がない。

9時に、いま一度シリンジで水を与えてみたが、
舐める力は、もうなかった。
僕と「まこら」が食事のため離れてから、
9時20分に戻った時に呼吸をしていたものの、
しばらくして呼吸がなくなった。
心臓も動きを止めてしまった。

汚れていたところをきれいにし、
最後の3日間の、ほんまになんもしてやれなかったことを悔やむ。
尿院に行き、点滴など施せば、もう少しだけ生きていられたかも。
でも苦しい時間を長く過ごさせるだけだったろう。
胃も腸もがんだらけだったのだろう。
昨夜からの出血や嘔吐が物語る。

とうとう最後の一頭だけになってしまった。