ピースわんこの件(裏)PWJに働く人の数。2020-10-21

ネット上の批判ではピースわんこシェルターで世話する人は何人だ。
それが疑問視されています。
ピースわんこの保護犬事業の従事者は、前回にPWJの提出資料から拾ってみました。
PWJの年次報告でも全体の従事者数が公表されています。
以下にその推移を示してみます。左から2008年度です。右端が2019年です。
上段が年次報告の数。下段が保護犬事業従事者数です。空白は見つけられなかった年です。
(上下が合うように工夫したけど、ずれがあります)
27名32名38名57名43名52名52名63名290名361名438名392名
 -名 - 名 - 名 - 名 - 名 - 名 - 名 22名 38名 62名 82名 93名
保護犬事業の急拡大に合わせて年次報告では職員数が急増していきます。
が、保護犬事業への割り当てが少なすぎるとの印象を持ちます。
7か所の譲渡センターを加えての数字とみられるからです。
ピースわんこ事業を宣言したのは上段43名(2012)からです。
左から二つ目(2009)で保護犬事業は行われていると思います。
3つ目の38名(2010)が救助犬育成を始めた年となります。
290名(2016)のところが全頭引き出しを開始した年となります。
361名(2017)のところは公開質問状が出された年となります。

2019年度の報告では、保護犬事業の急拡大での負担が増えたためコストカットに取り組むとしています。
2017年からは本部スタッフ・部門別スタッフに分けていて
93名・268名、105名・333名、97名・295名があげられています。(年次報告)
このほかスタッフに関する記述は、あちらこちらで散見できます。
PWJとしてハローワークに求人票(2020)を出しています。
災害救助犬ハンドラー募集のほか3件の求人がありました。
そこでは従業員数が企業全体198人、就業場所では21人(うち女性:14人、パート:2人)
となっていました。この求人は2020年10月までのものでした。
獣医師・ハンドラー・訓練士の採用もあっちこっちに残されています。
もちろんお世話係も、譲渡センターっスタッフも。
PWJの採用情報も、ピースわんこの採用情報もあります。
保護犬事業に限ってでも頻繁に採用を行っていることが分かります。
また各譲渡センターでも何かしらの理由で採用情報が短いサイクルで載せられています。
採用条件が良くないので、短期間でやめる人も多いのかもしれません。
(18万円前後の報酬。記載がないので昇給賞与はないかもで1年雇用、原則更新し5年たてば正社員採用。おおよその勤務拘束時間は9時間うち1時間は昼食休憩。時間給換算にすると週休2日だったらおよそ1100円、ただし厚生年金・健康保険。税などが差し引かれます。手取りベースだと15万円くらいになる。時給換算970円あたり)
シェルタースタッフも基本給与は同じのようです。ただ、もっと条件が悪くなるようです。
犬舎紹介の動画の中でスタッフの一日のスケジュールが映っていました。
8時から19時が勤務時間になっていました。12時から13時が昼食、
13時から16時が休憩・接客となっていました。
接客しなければならないなら勤務時間と思い驚きました。
11時間労働を強いるのはいささか、というより大問題と思います。
法律順守ができていません。さすがにこのような勤務時間はありえない。
なんとなく別の仕組みがあるように考えていますが(後で触れるかもしれない)
そうであってもちょっとなあと思います。
お世話ボランティアは2017年から受け入れを表明しています。

獣医師については、あちらこちらに分散して書かれていました。
「専属で3名」これは2017年か2018年ころ発信の中で見かけました。
「専属で5名」これは2018年か2019年のどこかで見かけました。
「週に5度隣接の獣医に診察を受けに行く」これもどこかで見かけました。
「犬舎内には診療室があり週に二度獣医が来て」同じくどこかで見ました。
専属というからにはPWJの職員と思い込んでいましたが、
どうも違うように思います。
職員に獣医がいるなら下の二つの意味がわかりません。
例えば手術を行うような犬なら外部の助けがいります。
でも毎日行く必要はないように思う。
診療室は毎日使えるから、応援の獣医が来てるのなら、
そういう言葉になると思っています。
なんとなくですが、それぞれ印象付けで書かれているように感じてなりません。
こんなに大事にしているんですよと。
まあ、わかりません。全部が事実だという線もあるかもしれません。
それでも専属=PWJ職員にはなりません。
外部協力獣医として契約していても専属という言葉は可能です。

訓練士やハンドラーは2011年の報告で2名の訓練士(うち1名はPD資格)を迎え、
夢の丞ほか4頭の救助犬育成に着手、
セラピー犬、猿追いなど害獣予防の作業犬も育成するとしている。
以降、ハルク、ベアー・チビなどの名がみえる。
2013年か2014年にはハンドラーを1名迎えている。
これらのスタッフもPWJ採用とみるべきなのだろう。
ハンドラーとしては大西純子氏も参加されているものと思われる。
大西純子氏は2014年のインタビューの中で「無給です」と話されているので員数外です。
譲渡センターは広島市と湘南が2014年、2016年に世田谷区、
2017年から福山(広島)、あきる野(東京)生駒(奈良)、岡山に拡充していきます。
それぞれ2名以上で体制を組んでいます。

PWJの人員はPWJの発信からここまでのようなものです。
なんでこんな変遷をたどるのか、僕には理解できません。
あまりにも分散している情報でしたので、
この上2つのブロックの時期は前後にぶれる点があると思います。
お含みの上お読みください。

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