大阪怪談 ― 2021-04-12
田辺青蛙 (たなべ せいあ と読むそうだ)
竹書房の「ご当地怪談」の一冊。54話の怪談奇談集。
著者は2008年に日本ホラー小説大賞短編賞を受賞したことがある女性作家である。
その創作手法が長編作には向いていないと自ら吐露している通り個人作品数は少ない。
そのため共著というか、怪談集にいくつかの作品を寄せることが多いようだ。
未読なので内容がよくわからないが、本集の前に「関西怪談を刊行している。
そちらも本集と同じ体裁だろうと思われる。
さて「大阪怪談」であるが、大阪にて語り継がれている伝承、怪異談を、
さまざまな形で聞きため、それらをまとめたものである。
大阪に住んでいても知らない話が多い。
都市伝説のようなものから古代からの伝承・伝説まで
集められている物語は幅が広い。
聞き書きなので読んで恐怖を感じる味はない。
淡々と伝え聞きを記しているだけである。
じわじわと効いてくると思う人もいよう。
僕は肩透かしにあったと思っている。
作家としての想像力を加え作者の物語にし
悪夢につながるような恐怖作品にしてほしかった。
だけれどこういう形をを好む人、
自分の想像力の中から恐怖を作りさせるタイプの人なら、
こういう作品の在り方が良いのかな。
もし大阪を散策するなら、不思議な言い伝えに興味があるなら、
本書を片手に散策するのも一興だろう。
障りがあったとしても知らないよ。
竹書房の「ご当地怪談」の一冊。54話の怪談奇談集。
著者は2008年に日本ホラー小説大賞短編賞を受賞したことがある女性作家である。
その創作手法が長編作には向いていないと自ら吐露している通り個人作品数は少ない。
そのため共著というか、怪談集にいくつかの作品を寄せることが多いようだ。
未読なので内容がよくわからないが、本集の前に「関西怪談を刊行している。
そちらも本集と同じ体裁だろうと思われる。
さて「大阪怪談」であるが、大阪にて語り継がれている伝承、怪異談を、
さまざまな形で聞きため、それらをまとめたものである。
大阪に住んでいても知らない話が多い。
都市伝説のようなものから古代からの伝承・伝説まで
集められている物語は幅が広い。
聞き書きなので読んで恐怖を感じる味はない。
淡々と伝え聞きを記しているだけである。
じわじわと効いてくると思う人もいよう。
僕は肩透かしにあったと思っている。
作家としての想像力を加え作者の物語にし
悪夢につながるような恐怖作品にしてほしかった。
だけれどこういう形をを好む人、
自分の想像力の中から恐怖を作りさせるタイプの人なら、
こういう作品の在り方が良いのかな。
もし大阪を散策するなら、不思議な言い伝えに興味があるなら、
本書を片手に散策するのも一興だろう。
障りがあったとしても知らないよ。
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