動物愛護に幻滅2007-05-09

アーク・エンジェルズ(AA)が、場当たり的な活動と主張の杜撰でもって、
愛護活動が一種の利権的な一面を持ち合わせていると白日の下に曝した。
「ひろしまドッグ・ぱーく」以降、AAの動向を見、、推移を追い続けてきた。
この2ヶ月ほど、公務が忙しくてブログ更新もままならないうちに、
次々と動きがあり、考えを纏めたら、新らしい次の事態が起きる、
また熟考しまとめる。と、いうことを繰り返している。

和泉市の繁殖場の一件は、
ブルセラ症に感染した犬の殺処分が断行されたことで、
どうやら沈静化しつつあるが、
依然、大阪府の対応に批判し続けている人もおり、混乱している。
これらは「動物愛護活動」というものの哲学のなさが原因かと見ている。
過激に行政批判を繰り返している団体・個人と、
今回の殺処分への失望は共有しえても、
その論調の中の矛盾のため不快感しか持ち得ない。
もともとの原因者への糾弾を伴わない行政批判は、
感情に流されやすい人間の性だと気づき、
徒な批判に終始せず、建設的な方向に向けるべきであろう。
物事の道理を正していく方向に意見を向けていくことこそ必要だと思っている。

AAと「またたび獣医団」は、この和泉の事案を法廷へ持ち込み、
かなり強引な論理展開を試みたが、行政の決定を覆すに到らず、
結果として大阪府の判断が司法に追認されてしまうという結果を導いた。
すると、今度はワンライフ叩きを揃ってしだしている。
ワンライフの活動に問題点が見えるのも事実だが、
AAと「またたび」のワンライフ批判は、
「ひろしま」でのAAの活動に対する、
元ボランティアたちや支援者の批判の模倣としか思えない。

ここでも彼らの活動・主張の齟齬をさらけ出ししてしまっている。
自らにも同一の疑惑が寄せられているのに、
それには一切答えずず他団体を批判しているのである。
まことにもって、活動の根幹にあるものを感じさせない活動といえよう。
彼らはAAへの疑惑に反証を示すとともに、
その根拠を明白なものとし、疑惑に答える義務がある。
その義務を果たし、身の潔白が証明されていないのにもかかわらず、
他団体批判を重ねるのは、、
単に疑惑の移し変えを企んでいると揶揄されるだけである。

AAの他団体批判、他団体からのAA事案への見解がないことも問題で、
AAが「WAN LIFE」を批判していることで、
疑惑の資金集めは何もAAのみでないと宣したのだ。
のみならず、保護権の転売疑惑、保護団体と販売業者、
保護団体と生産業者との結びつきをも保護団体間で言い合うっているなど、「動物愛護活動」標準のあり方が問われている。

ワンライフにも同様のことが要求されるのは当然である。

この2ヶ月あまりの出来事で僕に見えた疑問点は数多い。
その中でも以下の何点かは、AAIに対する不信をさらに深めるものとなった。

滋賀県高島市にAAが建設したシェルター問題。
早くから滋賀県にAAがシェルター用地を探しているのはネット上のうわさとして飛び交っていた。
ブルセラ感染犬騒動の渦中、AAはそのシェルターを意識し、
感染犬の引取りを審尋書の中で展開している。
その時点では、「ひろしま」へま支援者に対しては、
意見聴取が終了したばかりの時期でもあったが、
すでに用地取得が済んでいて、改装に入りかけていたと思われる。
AAが発表した会計報告は、実にこのシェルターに合せて仕分けされたとしか思えない。
総額のつじつまがぴったり合うのである。
また、AAが言う「ひろしま」余剰金を多額に持っているのにも拘らず、
さらに寄付金を募るなど、整合性の感じられない活動が続いている。
また、シェルター進出に当たり、地元への説明会でも揺らぐ談話を繰り返している。
ブルセラ犬を高島市にて終生飼養するといいながら、
地元への説明では口を閉じているし、
レスキューした犬を収容する計画がありながら、
ブルセラ犬の殺処分反対を訴えるときには、
取得したシェルターで障害飼養を訴えているのだ。
まさにタブルスタンダード。人を騙すときに使われる手法である。

さらにAAと「またたび」は、和泉の現場への介入をし、
殺処分阻止のため行政批判を繰り返していたが、
裁判の結果が出るや「WAN LIFE」叩きを展開している。
そこで述べられている論調は、まさにAAに向けられている疑惑と同じものである。
AAに限っては、過去にも他団体批判を執拗にしている。
大阪のFDDAだったか、という団体を批判し、相互に批判し続けていた。
「WAN LIFE」も「ひろしま」の件ではAAを暗に批判していた。
ここにいたって、AAが「WAN LIFE」を批判しだしたことで、
愛護団体の活動というものに、さらに疑惑が広がってきている。

AAを中心とした相克図で見ると、
AAだけが虚偽を言い続けているのか、
AA以外の団体が虚偽を言っているのか、
それともすべてが虚偽なのか不明となってきた。
みんなが事実の一部を暴露しあっているだけなのだとしたら、
現在行われている保護・愛護活動の多くは、
命を救うために行っているとはいえないだろう。
そこに流れ込む寄付金を目当てとした活動と考えるべきなのだろう。

保護犬の転売疑惑、実費以外の譲渡費用上乗せ疑惑は、
{WAN LIFE」にもあるとAAtがあきらかにしたことで、
AA被害者の会が法廷で問う詐欺性が、疑惑ではなく存在しえると、
「また旅」とAAは明らかにした。
「またたび」のブログでは証拠すら持っていると告発している。
AAは裁判の場で争われているのである。
寄付金の流れでも、AA、「WAN LIFE」とも疑惑を持つ。
こうなってくると全国に点在する保護団体にも疑惑を感じずにいるのは難しい。
「ARK」と行動をともにしている「WAN LIFE」にも疑惑が生じたことで、
その他のしっかりとした活動を行う団体にも不信が広がろう。
保護団体が協議して活動ガイドラインを作り、
違反した団体の除名処分等、行えるようなものにしなければ、
愛護活動というものも、金銭欲を満たしたい人の営みにすぎないと考える。

愛護団体のあり方に幻滅している。
似非愛護を排除することが、愛護団体界で自主的に生まれてこないのであれば、
それを促すために、本当の保護・愛護活動を推進させるためにも、
一切の援助・寄付は当面見合わせるときなのだろう。

(5月16日公開。同日中に一部手直しを行った。)