共電社が店じまいですと!2015-09-06

先日、日本橋を歩いていたら、
共電社がついに店じまいになると知った。
日本橋がオーディオの街だった名残は
川口無線、シマ無線、そして共電社くらいしかない。
その中では懐にやさしい共電社にはお世話になってきたものだ。

サブのCDプレイヤーが壊れたときには、
DENON DBP1611UDが2万円台で買えた。
D-4システムの液を探していたときには
店員が分けてくれもした。

とても残念なのである。

閉店セールは50%Off>
残念がってばかりじゃなく、しっかり買いものしてきました。
そちらは別な機会に。

アナログプレーヤー買った。2015-09-07

38の時、突発性難聴で゜聴力に障がいが残るまで、
僕の生活は、読書と音楽を聴くこと、
この二つが中心だった。

当時使っていたオーディオはメインが
スピーカー JBL S-3100
アンプ    MaCkintosh MA6800
CD MEDILIAN 508
アナログプレイヤー  CEC ST-930

サブが
スピーカー BOSE-501Z
アンプ    MARANTZ PM-16
CD SONY CDP222ES

これらにCDレコーダーやカセットデッキ、MDプレイヤー を
それぞれのシステムにつないでいた。

耳がダメになってからは
どちらのシステムもあまり使わず、
車載用の録音を作る程度に使っていただけだ。
LPプレイヤーは、数年放置していたら
ベルトが伸びきてしまい使えない。
交換部品を頼もうとしてもCECは、会社としては別会社になっていて、
サポート体制はほとんどない。
困ったので、ターンテーブル内周からブーリーまでの長さを測り、
だいたいに通った長さと幅のマイクロのベルトを購入した。
それでとりあえずは動いている。これが2年前。

なんといってもLPは3000枚近くある。
CECは、耐久性にも優れたフォノモーターを作っていた。
とはいっても ST-930は買ったのが1993年か4年。
もう20年選手なのだ。なんとなく不安。
僕が死ぬまで20年以上あるかもしれない。
アナログプレイヤーを買っておかねばと、この2年、考えていたのだ。

そんな時、共電社の店じまいに出会った。
思わず買ってしまいました。DENON DP-1300MK2。
なんと9万円台で買えました。
カートリッジは、SHURE M44Gを追加で購入しました。
それからBOSE-501Z も長く使ってきているので、
JBL TZ2をワンペア買い足しました。

DP-1300MK2は、ダイレクトドライブモデルで
レコード全盛期なら、スペック的には7-8万円台相当のモデル。
S字トーンアームがついているが、
なんとなく貧弱に感じてならない。
ST-930のトーンアームと比べればさっぱりな気がする。
トーンアーム取付基部のダイアルをまわして
アーム高さが調整できるところは便利だが、
いかんせん、調整幅があまりないから、
買い足したシェルとM44Gの組み合わせでは素では平行とれない。
すべーさーを挟むしかない。
針圧調整も、錘部の数字の精度に疑問が。
あとで針圧調整しなおすとしよう。

何かと物足りないところはあるけれど、
まあ、死ぬまでは持ちそうな気がするので、良し。
スピーカーはセッティングが楽なトールボーイスタイルだから良し。
なんだかJBLらしくない気がするが、
壊れた耳なので問題もなし。

やっとセッティング終了。
とりあえず鳴らしてみました。
やっぱりメインシステムにはかないません。
DP-1300mk2とST-930の比較は
新品と使いこんでへたりの出ているものとの比較だから無理がある。
それを承知でトーンアームの差で、互角。

昔はよかったなあ。

普及機でも優れた名器がいっぱいあった。

老いからは逃れられない2015-09-08

生物である限り、何物も老いからは逃れられない。

頭では分かっているつもりだった。
自分でも、去年までできていた動きができない。
そういう事実をいやになるくらい思い知る。

だけれど、犬たちの老いは受け止められない。

犬たちのことを書かなくなって久しい。
ブログというのに飽いていたこともある。
理由は、飽きより、哀しさが勝っていたことのほうが大きい。

「そらん」が満9歳を超えたころから、
日を追うごと、あの「そらん」が、
跳ぼうとして躓き、若い犬に走り負け、
なんでもないところで踏み外す。
ついに、この前の旅行では自分から車に戻り、
出てこようとしなかった。

寝ていることが多くなった。
やたらと甘えたになってしまった。
歩くと息が上がっている。
老いは、あちらにも、こちらにも。

12歳と4か月半。
老いるには早い。そう思っているだけに、つらい。

カメラ事情2015-09-11

一昨年、フルサイズ・デジ一がほしいと書いている。
長いレンズがほしいとも。

…。

あきらめると書いていたのに、買っている。
どちらも。

EOS6Dは去年の4月に。
長いレンズは今年4月に。
こちらはSIGMA150-600 Comtemporary。

何とも意志の弱いことだ。

夜間撮影の必要があり、
EOS-40Dでは対応しきれないという事情はあった。
球場で写真を撮る依頼を受けたことも理由だけれど。

それでも、長いレンズはめったに使わない。
三脚が必需品。持ち歩くのは重たいし、しんどい。
犬連れが多いから、サイズが大きなレンズは邪魔。
第一、「そらん」は昔と違って僕から離れなくなった。
撮るものなどないのだ。

でも買ってしまったからにはつかわないとね。

さすがに高感度撮影が可能な6Dは重宝する。
ISO12800まで上げても、それなりに見られる。
6Dのボディがあったから、
150-600のテレ側も手持ちで、何とか、撮れている。

ちなみに150-600は、600mmまであるレンズとして、
TamronとSIGMAが10万円台で手に入れられる。
他人のレビューで見る限り、性能は互角。
わずかにテレ端ではシグマに軍配が上がっている。
また、鏡筒落ちを防ぐロックが全域でかかるのがシグマ。
後発だけに便利さはシグマか。

400ショットくらいとっての感想は、
この価格でよく出したなあ。あっぱれ。

オーディオ遍歴2015-09-12

半世紀前の少年、中でもナンパ系の男たちにとって、
憧れというか、ステイタスは
音楽関連、カメラ、バイクだった。
バイクはやや硬派寄り、
音楽関連はナンパの中のナンパ、
カメラはおたくのはしり。
そんな風だったような気がする。
スポーツに汗を流す男たちとは別な道にいた。

で、ケンカなどからきし、楽器はうまくないから、
おっつけ聞く側に回るしかなく、オーディオに興味津々だった。
まあ、カメラもいじくってはいたけれど、
どっちかというとオーディオ派だったのだ。

子供のころ家にあったのは
山水の家具調ステレオセット。
真空管アンプに、リムドライブのプレーヤー、
トーンアームはカートリッジ交換なんてできやしない。
プリメイン+チューナーが一つの筐体に入っているレシーバー。
スピーカーは見た目こそ立派なグリルがついているけど、
オールコーンの2ウェイで、ボイスコイルも小さく、
今思えば、いい音だったとは思えない。
それでも、子供が扱えるのはポータブルプレイヤーぐらいだったから、
とっても憧れていた。
初任給が一万円もなかった当時に
数万円もする機材だったから、
子供が勝手に触ろうものなら殴られかねない。
たまに聞かしてもらえるくらいのものだった。

CD4など4CHがはやったころ、
山水のものから音響のステレオセットに変わった。
アンプはソリッドステイトに変わり、
プレイヤーはS字トーンアームでカートリッジ交換も可能。
でも、やっぱり家具調のままだった。
単品コンポを組むというのは通人にのみ許された趣味の世界だった。
後年、壊れたときに調べてみたら、
スピーカーは吸音材は入っていたけれど
やっぱりオールコーンだった。

お年玉をため込んで、初めてコンポを買ったのは1972年か1973年。
世の中が急激な右肩上がりの時代。
友人たちも、ちらりほら、りコンポを買いだしていた。
僕の初めてのセットは、
プレーヤーがCEC STP-95(補記 型番はBD-200あたりのようだ。)
アンプがONKYO integraA-755(766だったような気もする。)
スピーカーがCORAL BL-3
全部で9万円くらいだったと思う。

このセットに決めるまで、
当時入り浸っていたレコード屋の対象から情報をもらい、
友人たちと情報交換し、あるいはセットを聞かせてもらい、
資金で買えそうな候補を絞り込み、
最後は日本橋に行って、店のオッチャンに頼んで聞き比べ、
数か月悩んで、悩んで、そして決めた。

ここから、無駄遣いと言われても仕方のない遍歴が始まる。

CORAL BL-32015-09-15

CORAL BL-3というスピーカーは
16cmフルレンジ・バックロードホーン・スピーカーだ。
1本19000円で、高CPを誇っていた。

再生周波数は45~20000Hz。97㏈と高能率で、
幅・奥行きはLPレコードくらい、高さが60cmくらいと  
バックロードとしては小さな筐体だった。

当時の3-4万程度までの安価なスピーカーは
foが60Hzくらいだったと記憶している中で
45Hzというのは群を抜いていたように思っている。
フルレンジだけに、中音域の音は聞きやすかった。
半面、高音域が物足りない。
フル・オーケストラなど、
それなりになるのだけれど、
音の広がりや、スケール感というのは弱かったと思う。
原音の忠実さというのなら、全く持って弱い。
得意にしていたのは、ボーカルがメインのものであったり、
50~60年代ジャズ、シンセが入らないロック、ブルースなど。
低音域に関しては音の分解は弱いけれど、
雰囲気だけなら、BOSE 501Zと同程度に味わえたように思う。

このスピーカーは、1972年に購入し、1992年ごろまで現役だった。
BOSE 501Zを購入し、ほとんど使わなくなった。
スピーカーユニットを入れ替えて再生したいと考えていたのだが、
生まれついての無精ゆえ、実行するはずもない。
JBL 4312Bを追加購入したのを機に、
職場の同僚に1995年ごろ譲った。
このとき、もう一組のスピーカーも別な同僚に譲った。

integraA-7552015-09-16

スピーカーが決まって、次はアンプの選択。
当時は手頃(大卒初任給程度以上)な価格の危機が出始めていた。
サンスイAU-666、Pioneer SA-80、TRIO KA-4004
と、いったあたりが比較対象だった。

それぞれに新しい技術を駆使していて、
魅力ある宣伝文句があふれていた。
友人たちとも、パイオニアがいい。いや、トリオだ。サンスイだ。
なんて、買うまで言い合っていた。

当初はサンスイのAU-666に決めようと思っていたが、
店頭で視聴させてもらって、
最も気に入った音が出たのがONKYO integraA-755だった。

パイオニアがクール。トリオがフラット。サンスイがウォーム、
そういう傾向だたと記憶している。
その中で最もウォームだったのがONKYOだった。
BL-3をつないだ時、一番気に入った音が出た。

パイオニアの硬質な音良い。
けれど、当時はまだストーンズやらビートルズあたりのロックか、
流行歌、フォーク(関西) といったあたりしか聞いていなかった。
BL-3から出るボーカルの魅力が一番高いのがintegraA-755だった。

このあと、JAZZを聞き出すことになる。
どんどん進化していくアンプに目移りしていくのだ。

CEC STP-952015-09-18

最初に使ったレコードプレイヤーは、
おそらくCEC STP-95で間違っていないと思う。
価格帯は買値が18000-19000円だったと記憶しているので、
ほぼ間違いないだろう。

このプレーヤーを選んだのは、
予算から考えて、25000円以内で探すしかなかったから。
条件に見合ったプレイヤーがほかにあまりなかったこと。
電気店、レコード店から、予算で最良のチョイスはSTP-95だ、
と強く勧められたことで決めた。
SONYとか松下なら、あるいはマイクロなども、
近所の電気店でも見かけるが、中央電という聞きなれない社名、
でも、説明を聞いて納得した。
自社ブランドでの発売というより、
各社にターンテーブルを供給していたらしいのだ。
だから技術はしっかりしていて、
一般認知度が低い分、価格が安い。

このプレイヤーの記憶はあまりない。
不満はなかったが、大満足というわけでもなかった。
家にあったステレオセットのプレイヤーがフルオートだったのに、
完全マニュアル機だったあたりに原因があるのか、
音に差があまり感じられなかったためなのか、
今となっては、はっきりしない。

ターンテーブルはベルトドライブだった。
箱から、ばねか何かで、浮かせていたようにも思うし、
そうでなかったような気もする。
スイッチボタンを押しこみ回転数を変えるのだが、
そのボタンは45回転と33回転で、それぞれ白と黒だったように思う。
トーンアームは、価格の割にしっかりとしていたと思うのだが、
S字だったか、Jの形だったか定かでない。
カートリッジ交換はできた。
インサイドフォースキャンセラーはなかったか、
ダイヤルではなくウェイト操作するタイプだったように記憶している。
ただ、インサイドフォースキャンセラーは、
ST-930から使いだしたので、
この時期には、あったとしても使っていないはずだ。
カートリッジは付属していたと記憶しているが、
すぐにあれやこれやとカートリッジを買っていたので、
満足できるものでなかったのかもしれない。
でも、付属のカートリッジを捨てた記憶もないから、
単に友人たちと張り合って、
いろいろな機種を使ったと自慢しあっただけなのかもしれない。

覚えている限りでは、ADC、スタントン500E、サテンあたりを買った。
アンプとの関係で、MM型カートリッジばかりだったように思う。
これらカートリッジは、買い替えた時に一括して処分している。

このプレイヤーを5-6年使った後、
マイクロのプレイヤーに買い替えた。
STP-95は、だれかに譲ったはずなのだが、覚えていない。

追記
STP-95はアイドラードライブだったようだ。
と、なると機種が違う。
このころのCECの機種名では、
ベルトドライブにはBDが振られている。
ならば使っていたのはBD-200当たりの可能性が高い。

当時はオーディオブームのさなかであり、
各社新製品をどんどん投入していた。
そのためか、いろいろなサイトに製品群がまとめられているが、
確かにあったと思う機種がなかったりしている。
「オーディオの足跡」などを参考に記事を書いているが、
記録に漏れがあるのかもしれない。

最初に使ったプレイヤーは、
CECのベルトドライブでS字トーンアーム採用、
定価が2万円程度、買値は1万円台後半だった。
かなり2万円に近かったと記憶している。

齢を取ると記憶が衰えていくものだと思うが、
こんなにもあやふやとは、改めて年齢を意識する。

さらに追記

CECは、一旦、三洋に吸収されたようだが、
その後サンヨーの消滅に伴い独立し、
現在も会社が存続し、オーディオ製品を送り出している。
そのHP上で社長のコラムが連載されていて、
http://www.cec-web.co.jp/column/hitorigoto/hitorigoto07.html
その中に使っていたプレイヤーらしきものに関する記載がある。
この記事から推測して、使用していたプレイヤーは
BD-2000だったと推定できます。

これらを確かめるため、あちこちのHPを訪問しわかったこととして、
ST-930の交換ベルトはCECに注文すれば入手可能、
オーバーホールも受け付けてくれるようだという点。
製造中止後15年たっているのに、
こうしたメンテナンス受けられる。
実に良心の塊ではないか。

PANASONIC(当時の松下電器)も爪の垢もらって来い。
うん、なんのこと?
拙ブログSL-P7を参照ください。
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2015/09/28/7816128

録音機器2015-09-20

初めてのコンボを買ってからも、
しばらくの間はデッキはなかった。
ピン入力のあるラジカセを持っていたので、
それを使っていた。
だけれどやっぱり貧弱な音にしかならなかった。
友人たちが持っているデッキで再生すると、
もこもこした音だったように覚えている。

で、カセットデッキが欲しいなと思っていた。
できたら野外録音ができたらいいなとも考えていた。
そんな時に発売されたのがSONY TC-2500、通称デンスケ。
思わず親と交渉、買ってもらいました。
定価39800円が、3万円弱になったのではないかと思う。
引き換え条件は、母の舞台の生録。
だからマイクロフォンも買いました。
マイクはエロくトリック・コンデンサー・タイプのSONY KCM280ペア。
それ以外にSONY ECM-99。こちらはステレオ集音マイク。
それぞれペア46000円、7500円クラスの低下だった。
買値はいろいろあって4割引きくらいだったと思う。
オンキョーのセットにつけた簡易カラオケ用の無指向性マイク。
こちらは買値で5000円くらいだったか。

これらのマイクは、母の舞台はもちろん、
春一番や多くの野外音楽フェス、コンサートやライブで活躍した。
それら私用以外にも仕事で使いもした。
風ボアなど身われてしまっているが、いまだに現役です。

デンスケは「携帯できる」が謳い文句だったけれど、
何やかやで3kgを超す。
ドルビーを搭載していない最初のモデルだったので、
数年で時代遅れになってしまった。
ラジカセよりはいい音がするけれど、
こうはつのKD-4などと比べたら、性能的に劣っていた。
録再周波数は15000Hzぐらいだったと記憶する。
本体にスピーカーがついていたので、
重いのを我慢して持ち出せば、
とりあえずは野外活動でも音楽が楽しめた。
そうそう、自然音の生録だけれど、
何度か挑戦してみた。
傘の内側にアルミ箔を貼ってパラボラアンテナを作ったりし、
セミとか鳥の鳴き声、潮の音、電車の通過音など試した。
プロのように上手に音撮りができず、
機械が重たいこともあり、すぐに飽きてしまった。
もっぱら据え置きデッキとしてCT-9を買うまで使っていた。

1979年か80年に、友人がVICTOR KD-4を置いて行ってくれ、
デンスケは退役となった。
退役後は、親戚だったか、知人だったかに譲ったと思う。
しかし、79800円のデッキを置いていくとは、
太っ腹な友人を持ったものだと思う。
しかも、この友人、
あとあとNzkamichi 681ZX、SONY TC-D5M もおいて行ってくれるのだ。
ううーん。太っ腹。

据え置きデッキはPioneer CT-9が最初のものとなる。
この機種を買ったのは、勤めて最初の年だったと思う。
モデル末期、または製造中止後に買ったのだろう。
定価99800円だったが4万円前後で購入した。
カセットテープがすべて見える、類例のない形で、
しかもドアが上部に跳ね上がるため、
ヘッド・クリーニングがしやすかった。
音質もドルビーを搭載していて、
クロムテープが使えることもあり、
デンスケと比べたら高音まできれいに録音できた。
だがKD-4との比較では負けていた。

この当時友人たちに、よくアルバムを貸してと頼まれていた。
しかし、レコード盤を貸すと、傷つけられたり、
粗雑に扱われ傷だらけで戻ったりと、よい思いをしていなかった。
それでテープに落として貸すということに決めていた。
ため、この後1985年ごろまでは2台稼働を続けていた。
確か、CT-9、KD-4とも同時期に壊れてしまったように思う。
僕のオーディオ歴の中で初めて廃棄した機種となった。

DENON SC-1012015-09-20

BL-3に満足していたスピーカーだが、

80年代ジャズを聴きだすと、
50-60年代ジャズではイケてたBL-3では物足りなくなる。
中音域のなりっぷりの良さだけでは不満を感じる。
幅広い音域をきれいに再生できる、
とりわけ高域の伸びがほしいと思ってしまうのだ。

もう一つの原因として、当時は家を出ていて、
いわゆる集合住宅を転々としていたのだ。
BL-3は小音量では魅力を発揮しない。
そのあたりでもスピーカーを買い足したいと思っていた。

でも、月給15万くらいで家賃に4万だし、
なおかつレコード代に年50万円も使っていたから、
貯えもなく、買い足す当てもなかったのである。
まあ、給料はだんだん上がっていくだろうから、
余裕ができたら、なんて思っていたけれど、
本代も、飲み代、バイクと、
ついつい後回しにしていた。

そんな時期に、出入りしていたレコード店が、
それまで使っていたDENON SC-101から
BOSE 301MMにスピーカーを替えることになった。
で、SC-101をどうするのかと聞いたら、
考えていないとの返事。
厚かましくも、処分するなら譲ってくれと申し入れたのだ。

店の好意で譲ってもらうことになったのだ。
当時は、今とは違い中古市場が大きくなかったこと、
上得意だった客の希望ということもあり、
無茶な願いを聞き入れてくれたのだと思う。
1982年ごろのことだと思う。

SC-101は20cmウーハーと3.2cmドーム・トゥイーターの2way。
広域のバランス調整ができるアッテネーターもついていた。
再生周波数は45Hz~20kHzで出力音圧レベル 91dB。
全域でフラットと評判のよいスピーカーだった。
店で視聴した時に、PCM録音盤などの再生をよくしていた。
フラットで、バランスが良いと思っていたので、
このシステムを譲り受けられたことは、
再生環境が良くない時期に、とても助かった。