またまた2021-03-28

コロナ感染症が拡大傾向にある。

落ち着いていたのは近畿圏で3週間ばかり、
関東圏では落ち着きさえ見ないまま緊急事態を解除にした。
ばかりかこれまで比較的清浄だった東北が拡大期に入っている。
蔓延防止措置を引き続きとるというメッセージは弱くて
ただでさえ人が動く季節なのに、
飲食店などの要望もあり飲食奨励の施策をとる。

飲食店での感染より家庭内感染が多いという声も聞くが、
感染者がいれば家庭内が一番無防備な場所なんで、
また老人施設などだって共同生活の場で無防備になり、
当然伝染しやすい環境にある。
病院は、体調を崩した人の集まる場所だから、
万全を期していても、ちょっとした油断が感染につながる。
飲食の場、特に酒を伴う飲食は、距離も近くなるし、
酔ったことで大胆さが増すのも当然でリスクはうなぎのぼり。
同一に比較するのが間違っているぞ。
職場・学校も感染しやすい環境にあるとはいえ、
どちらもマスク着用が厳密に求められている。
その点では飲食の場でのリスクは大きくなる。
普通の頭で考えれば、そうなる。

マスク着用飲食をしましょう。
そんなメッセージを出すほどに、飲食店はリスクが高まる。
マスク飲食といったって、口に運ぶ際は最低限外すわけだ。
空調、中でも換気がきっちりできている店舗ならまだいい。
換気が完備しているなら、分煙を強く推進しなくとも良かったろう。
換気には案外無頓着な設計だったのじゃないか。
どう考えたって、空気の流れまで見据えた設計まではできてないだろう。

一人で静かに昼飯を食べたり、酒を嗜むのなら、
感染リスクは少くなるだろうが、
二人以上ならどうしたって会話する。多人数では自然と声も大きくなる。
ましてや宴席で酒が入れば、想像ができるだろう。
はやりの店なら肩が触れ合う距離になる。

飲食に補助を出すメッセージは、利用してください。
苦境の飲食業を助けましょう。だ。
店が期待する賑わいは、かなり密度の高い環境だろう。
そうなる方向の施策なのだから、まだ早い。
必要なものだとは思う。でも、時期じゃない。

飲食店が感染の場である科学的証拠はない。
飲食店が感染に場でない科学的証拠もない。
証拠なんて提示しようがない。
飛沫感染するなら、どこで感染したっておかしくない。
感染の機会をできる限り減らすしかない。

人は一人でいることは、長時間耐えられない。
一人きりで食事するのがさみしいと思う人が多い。
恋人に会うな、家族に会うな、友人に会うな。はなから無理だ。
でも警告メッセージがあれば控えようとはする。
控えようとしていても、GO TOのような施策があれば
積極的に会おうとの意識に切り替わる。

だからこそ、そうした予算措置をするよりも、
コロナ自粛で大きな打撃を与えられる人たちの援助に
(給付であれ、無利子融資であれ)
その予算を振り分け、事業(生活)が継続できるように計ればいい。
事業規模に応じた配分を行えばよい。
税務署と情報を共有できるならできるはずだ。
(前年度申告に基づく支援)
本気で対策するというのなら、ぜひやっていただきたい。

今のママでは、5月を待たずに第3波越えになってしまう。
そうなってしまっては国に支援する力があるのだろうか。
できたとしても大きな増税が伴うのは予想できる。

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