ピースわんこの件 ちょっと思い切って2020-10-23

10月15日までにまとめていたものを一挙に載せます。
その後にわかってきた事柄はたくさんありすぎて
ちまちま直すの(加筆)面倒になっています。
一挙に載せますが、的外れが多数含まれることを了承してください。
最近になって誤認しているとわかった部分は
単純に省きます。だからところどころつながりがないようになります。

全文一挙に載せる前に昨日新たに見つけた獣医師の発信
「シェルター獣医師通信~神石高原の風景」
というものに出会いました。
リンクしようかと思ったものの、知っている人は多いと思う。
元になった獣医師・獣医院に迷惑を掛けたくない。URLは載せません。
この獣医師、いい獣医さんと思います。
精神的に疲弊していなければいいけれど。
発信は2015年8月から2016年3月まで5つあります。
ピースわんこ内の診療室の状況が語られています。
1000日計画前に2名の獣医師がいて、
週2回、応援に通う獣医師が2名いる。
診療所で対応しきれない犬への対処、
この期間にどんな犬を引き取っていたか、
また、死んでいったかなど、明らかにしてくれています。
250頭ほどの保護時で、このレポートの状態であれば
1000日計画を実行に移したら、あとの予想ができたでしょう。
本気で取り組むのだったらちゃんと体制整えたからするべきです。
あと、お世話スタッフは想像していた仕組みが見えました。

以上、先日の補足です。

以下に10月12-14にかけて書き上げていたものを載せておきます。
すでに使った部分もあり、多少短くはなりました。
それでも長文です。、長いです。だらだらしています。
勢いで書いているから乱暴です。読みにくいとか叱らないでください。
今日以降に書くものが、その後に見つけたものとなります。

なんせ3年も前の話です。
書く気になったのは広島県と神石高原町に対する怒りがもとです。
PWJについては、動物愛護・保護には関わらないと決めた
その理由のすべてが含まれていると思っています。
これまでに気づいたことを示し終えれば、
もう書きません。
やっぱりかかわるんじゃなかったと反省しています。

それでは
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避妊・去勢について

犬の妊娠機関は70日くらいだったと記憶している。目視で確認できるなら30日ごろからだったのではないか。引き取った後、妊娠が分かったというなら引き取り後701日以上経過しての出産なら施設内で受胎したと推定できる。23頭が引き出し時に妊娠していたと説明されていることは合理性がある。妊娠中の犬を一般家庭に譲渡するとは思えないが、全頭引き出しについて行政と打ち合わせができているなら、団体譲渡なので合意事項が存在すると思うのだが、どうなのだろうか。
避妊・去勢については、ほとんどの愛護・保護団体が共通とする原則にしている。団体で避妊・去勢してから譲渡というのが基本遵守事項とされる。その意味では型破りな論理ととらえ批判されるのもやむを得ない。ただ、僕個人はPWJの主張に、同意できる部分もあると考えている。団体からの譲渡先でも避妊・去勢が絶対条件でなくてもいいように考えてしまう。もちろん、それぞれに無用な繁殖をさせない管理ができたらという条件ではあるが。
法律的にも管理ができない場合は避妊・去勢の実施を求めているものの、飼い主に対する強制規定ではないようだ。
要は施設内で交配が起きないように管理がなされているなら、例えばメスとオスを完全分離し、ヒート時の匂いがオスに影響を与えないだけの物理的教理を確保できることができるなら、PWJの考え方に同意する。
とはいえ、実際面から考えるとやはり強引な理論とのそしりを受けるのは当然だ。7万平米というが、犬舎は   収められているようなのでオス・メス混交になることが多いようだ。この条件下であればヒート中のメスがいれば、オスたちにひと悶着ありそうである。なので、主張そのものには共感を覚えるところもあるが、実際の対応としては無謀極まりない方針であり、批判者側の意見が正しいと思う。
PWJには県から避妊・去勢の実行が指導が通告されているようなので、そもそもの事業実施計画に甘さがあったことは認めるべきだろう。おそらく全頭引き受けを行う際の条件に、(行政が配慮していたようだ10/23)  個人的見解を話している時点でアウトな話だろう。


施設内での犬同士によるリンチ死疑惑について。

犬同士が、たとえ長年一緒に暮らしていても衝突することがあることは、多頭飼いをしている人なら了解できるだろう。犬同士の関係が安定していれば、仮にちょっとした衝突が起きても、どちらかが服従・屈服すれば収まるし、優劣が付いていない犬同士でも飼い主の仲裁があれば大事にまでは至らない。だが、常に新しい犬が次々と運び込まれるシェルターでは、犬同士の関係は常に不安定さをはらんでいる。ので、思わぬ事故は発生しうる。新たに来た犬が挑戦的で、一方の犬が集団内の位置が確定していれば、二頭の犬の闘争に次々参加して来る犬が出ても不思議はない。その状態があればリンチ死という表現は起きえる。
むしろ犬達を個室で管理していない状況であれば、大騒動が起きないほうがおかしい。新たに運び込まれる犬が古い集団の中に溶け込むようにするには、人間の強力な介入が必要だろう。介入できる条件は犬たちの信頼を勝ち得た存在でなければ、興奮状態の犬を制することはできないと思う。シェルターでは事故は避け得ない。事実をありのままに伝え、改善策を提示することが適当かと思う。


犬の飼育に適当な人員配置ができているか。

実は一人当たり何人が適当かということに最適解はない。極端に言えば100頭に一人も可能だと思うし、一人に一頭でも無理なこともあると思う。犬の集団がどのように形成されているかが問われる。まあ、100頭に一人はオーバーにしても、一人当たり50頭が可能なのは間違いがない。よく訪れていたところは4人で150頭近くを管理し廻せていた。12年以上の年6回ほど訪れていたが(訪れれば約8時間滞在していた。)犬同士の闘争は見なかった。飼育環境によってはそういうこともある。が、集団外からの受け入れが頻繁であること、受け入れる犬が野犬との表現があるので、30頭で一人ではHPで謳うような活動は望めるとは思えない。またPWJの言う100人はすべてがシェルターで勤務しているとは思えないため、その説明は無理筋だと思う。
PWJでは、各地に譲渡センターがある。PWJのスタッフ募集を見ると一事業所当たり複数配置をしている。週に6日営業していて、各センターごとに10頭から15頭ほどが送られている。譲渡数に応じて収容頭数が補充されていく仕組みのようだ。各センターの犬はペットショップのショーケースではないものの、PRに一役買っていそうだ。このことも反発を生む素地にあるように思う。活動理念への不信ですかね。これら譲渡センターには各所2名以上が配置されている。合計で14名いることになる。


引き受ける犬の数

PWJの{ワンダフルサポーター}募集に記載されるグラフを見ると、その実数が示されていた。これが事実に違いないと思うが、少し不思議な気もしている。PWJは2016年が1392頭、2017年には1816頭、2018年には1459頭保護している。その数4600頭以上。PWJが全頭引き出しを実施する前年には、県の殺処分データは792頭まで減らしてきた努力が見られるのだ。これは行政が努力した成果と考える。2011年度には2342頭の殺処分数だったから、遺棄・法規県の総数も増加傾向にあるとはいっても、PWJが事業に参入せずとも譲渡数が500-から700あったと思われる。広島県で活動する保護団体が協力していたものと理解する。独占的に、とまでは思わないが団体譲渡の中心をPWJにまとめたということではないか。もしも他団体の活動を不活性にしているのであれば、もし行政の努力を阻害する結果につながっているなら、それこそが罪だと思う。行政が、民間保護団体が、殺処分数を減らすために努力する活動意欲を減退させてしまう結果につながっていないか。県としての殺処分ゼロが実現していれば、動物愛護法で課せられた努力義務はなくなる。むしろ最先端として褒められる立場に早変わりする。これが正しいとは僕は思わない。
それから2019年2月にはPWJは施設にいる犬の数を2400頭と示していた。PWJの2016年1月から2019年1月の譲渡実績を合計すると1109頭になる。受け入れた頭数は4600頭。この辺りが行方不明の犬がいるじゃないかとの疑惑を与ている。公開質問状への回答は、答えになっていない。施設内で自然死、病死、事故死(犬同士の暴行死以外もあろう)もそれなりにあるはずだ。そこを加味したとしても500頭くらいが行方不明とされるのも当然だ。グラフそのものに誇張がないと信じれば、ほかに解釈のしようがない。


犬の譲渡数実績について

2016年200頭、2017年334頭、2018年675頭がPWJ譲渡数の公式な発表である。この実績自体は事実だろう。PWJは譲渡センターを各所に展開している。東京都世田谷区、東京都あきる野市、神奈川県湘南市、奈良県生駒市、岡山市、広島県では広島市と福山市。譲渡実績を上げるためには広域で事業所を設けないとならないのは十分理解できる。
だが、譲渡を希望する人は増加しているとはいえ、現状では爆発的に増えているという状況ではない。広島の犬を各地で譲渡すれば、その地域の取り組みの一部に影響するのは必至だ。各地域の努力の阻害要因にもなってくる。その点においては、いささか不合理な部分があるように思う。PWJ自体の努力と考えれば否定はできないが、多団体と協調を謳うならば他にやりようはないのかと思う。どうも独占的に譲渡希望者を囲い込む形に固執していないかとの疑いを持ってしまいそうになる。資金力で見れば突出した団体である。多団体を淘汰してしまうことは可能かと思う。
純犬種以外の犬を多く抱え込んでいる点は瞠目させられるが、少しばかり保護業過の中の不文律をかき乱していないか。ちょっと言葉はどうかと思うが「地産地消」であるほうが良いと思う。広域で事業展開すれば、犬の移送も必要となる。結構なストレスじゃないかな。せっかくスタッフの熱意で人なれさせたのに、そのスタッフと離され不安を与える結果につながらないかと犬側に立てば思う。この辺り商売人の感覚としてならありかと思うが、動物愛護活動家としてなら歪な感覚のように思うが。どうかな?


PWJ独自でトレーナーを養成した。

これもなんとも微妙な表現で、なんといえばいいのか、揚げ足取りのようになってしまうが、
トレーナー(訓練士)は国家資格ではない。民間資格なので合格基準など、各団体で設定できる。きびしいのはPD 。ここの資格は動物専門学校などを卒業した後、PD公認訓練士の下で弟子入りして取得することが多い。弟子入り中は給料のようなものは出るが経済的に独立した状況であるとは言えない。数年の修業期間がいるはずだ。PD犬訓練士が一番高い水準にある。ほかにもトレーナー協会だったかの資格、JKCの資格などもある。トレーナー資格というなら通信講座でも取得できた気がする。とにかく民間資格なので、資格取得基準に落差がある。トレーナー資格取得実績を強調されても、なんだかなあと思う。まあ、夢の丞他数頭の実働救助犬がいるので、トレーナーがいて養成に関わっていることが伺えるので、PD資格取得も可能っちゃ、可能ではある。ただ救助犬育成は外部への委託業務なので、そこで修業した人が資格取得したのだとしたら、直接PJWに関係した事業とも思えない。あるとしたらPWJから留学(出向)させている?PWJが直営するスクールがある?ならば、そこはクリアできる。独自に養成と書かれても、判断に困る。一般には動物の習性や行動を学び、関連法規を学び、訓練技術を実地で学ぶものなので、教育機関に思える。そうなると教官が必要です。これは会計報告では独立して出てこない。その他の経費ということなのかもしれない。スクールであれば一般には学費が必要です。7名が合格したというなら学生はほかにもいると思われるので、事業の中に収入項目があってもよさげです。動物学校の学費は、年80万~100万くらいだった気が。救助犬のハンドラーが数名はいるので、その方々が有資格者だと言われれば、そこはその通りだと思うが、独自という言い方が、なんだか引っかかってしまう。保護犬の訓練をする傍ら、PWJに所属する有資格トレーナーの指導を受け、実地経験を積んで資格取得させていくやり方もありそうだから、PD資格でもあり得るといえば、あり得る。わかりません。ただこうした実績を強調されれば、PWJを信じている人たちなら、うのみにするであろうことは想像できます。公式なページに書かれている以上、事実であると信じたい。が、かって事実ではなさそうな事例を見たため、不信の目を向ける僕がいる。


多団体に公募助成を行う。

PWJの独自財源はそんなに多くない。公的機関からの助成なり、民間団体の助成・寄付金は国際NGO組織に紐づけられているのではないか。ふるさと納税交付金も目的限定である。そうすると独自財源といえるのはフェアトレード事業の売上利益と、ワンダフルサポータへの寄付金くらいに限定される。いや、ワンダフルサポーターに寄付する人も、ここから他団体に寄付されることは異議があるかもしれない。理事会での承認事項だろうから、実施について外部のものがとやかく言えない。しかし、PWJの財政そのものが黒字になっているとは思えないのに、他団体支援するのは無理がないかな。PWJの全体収益が事業見通しが外れ赤字を出している中で、さらなる事業拡大に踏み込むのは慎重にされたほうがいいのではないかと思う。ほとんどが寄付金と助成金で事業運営している中で、財政事情は厳しい。PWJから助成金を出すというのは、助成金による業界(犬猫保護)への影響力強化が狙いなのかなんて邪推してしまう。助成金を出したなら、ぜひその団体名をいつでも公開できるようにし、助成金の使用途が適正であったかの検証、PWJ支援者の理解が得られるよう報告はしましょうね。
健全事業の「ピースわんこ・プロジェクト」部門をPWJから分離独立させ、PWJの財政健全化に努める。そういうことなら、保護犬事業のみなら毎年度黒字なので、無理なく実施できそうです。それなら理解します。全体収支の改善がなされないままPWJとして実施するのは、はた目から見れば危険なように思います。
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この後にわかったことで仕掛けらしいものが見つかっています。
それらは3-4回に分けて記します。
PWJ,、広島県、神石高原町の3つの団体には
すべてを明らかにしてほしいものだと思います。
黒塗りの資料なんかでなく、すべての経過を明らかに。