2008年7月から9月2008-10-01

2005-2006年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/10/09/553572
2007年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/31/2538811
2008年1月―3月
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/03/31/2541971
2008年4月から6月
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/07/01/3126679

今期は仕事が多忙だったので感想は少ない。
読み終わった本だけなら、もっとあるのだけれどね。
いづれ感想書いてみよう。


われ、謙信なりせば 風野真知雄
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/15/3691370
絶海にあらず(全2巻) 北方謙三 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/09/14/3763272
楊令伝 六 狙征の章 北方謙三 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/13/3689144
賢者はベンチで思索する 近藤史恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/13/3689178
夜市 恒川光太郎
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/15/3690853
空の境界(全2巻) 奈須きのこ
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/06/30/3604246
スカイ・クロラ 森博嗣
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/12/3687581
ナ・バ・テア 森博嗣 ]
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/09/14/3763253

編集者T君の謎 大崎善生 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/13/3689167


聖☆おにいさん 中村光
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/09/14/3763277
天使な小生意気(全7巻) 西森博之
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/08/12/3687721

9月の走行距離2008-10-06

1450キロ
うちお犬様搭乗距離約850キロ。

これで今年は約14700キロ走行し
お犬様の移動が10350キロほどとなった。

セレナの調子は依然と快調。
今月の平均燃費は9.2km/l。
通勤利用が多いというのに、なかなかよい成績だ。
あと2年、がんばってくれるといいな。
車検ではショックを入れ替えることにしよう。

現実逃避2008-10-06

忙しくなると、決まってゲーム好きの血が目を覚ます。

今は3つのレポートを抱えている。
どれもそれなりに気を使うものなのだ。
締め切りが眼前になるまで、筆が湿りがちに生る。
計画要綱程度なら気軽に書けるのだが、
新規事業計画をあげるとなれば、
リスク回避などに気がついつい行き、
スケッチを前に呻吟してしまう尊になる。

犬と一緒に歩いていても、ついつい聞き核のことを考えていたりする。

煮詰まると手を出すゲーム。
パーティーが全滅していた「戦闘の監獄」は、
セカンドチームを育てて、パーティーを救出してクリアしている。
ラストダンジョンも踏破した。
後はアイテムコンプリートをするかしないかという状態。

今回手を出したのは、久しぶりの光栄の「三国志」。
システムの説明を見るのもめんどくさいので、
適当に新キャラ作ってはじめた。機能統一がなった。
バージョンはⅩだったのだが、
兵器の威力が絶大すぎて、その都市の拡大を急務にすれば、
後はさくさくと終わらせることができる。

まっ、光栄のゲームはこういうものだわな。

遊ぶのだ。2008-10-08

一日の時間の使い方は、勤務関係が10時間。睡眠7時間。
残るのは7時間あまりで、そのうち2時間は生活に費やす時間。
犬たちに2時間割き、残る3時間が自由時間となる。
これに週休日の34時間から、
犬のための時間である14時間を除く20時間が加わり、
一週間あたりの自由時間は35時間相当となる。
この一週間、抱えているレポートのことを考えながら、
ゲームに走ってしまったというのは「愚者」の行為だろう。
なんと20時間近くゲームに使っているじゃないか。

犬たちへの日々のお勤めは散歩に90分。
これに週一回の訓練日の2時間、
週一回のドッグラン行き9時間が加わる。

ブログを放置していたう間も、犬たちへのお勤めは欠かさない。
犬の下僕であるというのは、愉しいけど大変だ。

9月27日、10月4日、両日ともドギパに赴いた。
ドギパには「松山」君がいるので、
「そらん」にとっては、ここよりいい場所がないのかなと思う。
雄同士なのに、その友情?(愛情)はとっても篤い。

「そらん」がしつこくマウントしに行くから係留していると、
「松山」君から近寄ってきて「そらん」を誘う。
「そらん」は、メス犬がいても知らん顔、
ひたすら「松山」君を追いかけまわしていく。

「松山」君との間に、
「はいら」と「ジロー」君以外の犬が割って入ってきたら、
威嚇して追い払う。

なんとも困ったことなのだ。

「そらん」にとっての大好きは、
「ボス」ちゃんと、パートナーズハウスの「クル」ちゃん、
「はいら」に「松山」君。
この4頭一堂に集めたら、「そらん」は誰の元に行くだろう?
「はいら」でないことだけは確かなのではある。

「ボス」ちゃん2008-10-21

「ボス」は1994年生まれ。まもなく14歳になる。
いまどきのゴールデンとは違い、堂々たる体躯を有する女丈夫だ。
水泳が大好き。なんといっても「ごお」の師匠。
公園の滑り台のぼりの師匠でもあった。
7歳ごろまでは、言葉が変かもしれないがお転婆さんだった。

8歳を超えてめっきりおばさんになってしまい、
一緒に牧場などに連れて行っても、すぐに疲れるようになり、
「ごお」がいなくなった後では、ばあさんになってしまった。
「そらん」や「「はいら」が煩くて仕方ないという風情。

10月の末が誕生日の「ボス」。
満14歳は、うちでは秋田の「涼子」に次ぐ高齢犬となる。
うちといっても姉のところの犬だけれどね。

ついこの間「ボス」は脂肪腫を切除する手術を受けた。
10歳の半ばから脂肪腫がどんどん増え、且つ、大きくなってきていた。
去年はそのうちのひとつがはぜてしまうということになった。
大きく育った脂肪腫が、゜ボス」にとって痛みを感じさせるものとなったため、
麻酔リスクより、手術で切除の選択をしたということだ。

幸い手術も無事に終わり、抜糸も済んでいないというのに、
すでにジャジャと一緒に跳ね回っているらしい。
この様子なら15歳超えも夢じゃない。
僕と一緒に旅行することはできないだろうけど、
できるだけ長く生きていて欲しい。

「ごお」のひとつ上で、元伴侶。とっても仲がよかった。
医師やプロと相談して、健康面や血統に問題がなく、
相性も抜群だったから自家繁殖を試みたここともある。
その過程で精密検査したところ、
「ボス」ちゃんの母体が子を産ませるにはリスクがあるとわかったから、
残念なことに2頭の子が欲しいとの思いは断念するしかなかった。

「ボス」と「ごお」。ゴールデンという犬の良さを体現してくれた2頭だ。
「ボス」が生きている限り、「ごお」の記憶が薄れることはない。

復活するかな?2008-10-21

たくさん抱えていた課題。
いくつかは無事日の目を見ることになったが、
どうしてもうまくまとめきれずに呻吟するものが残ってしまった。
今の部署が一番多忙となる時期にも重なってしまい、
どんどんと増える仕事量。
一向に糸口の見えない迷路にはまり込む課題に、
現実逃避と相成った。

おかげで三国志は極めてしまったがな。

そういう現実逃避をしている間にも、
相変わらずアークエンジェルズは、
全く現実を無視した情報発信をし続けている。

この一月の間に、アークエンジェルズと
彼らを擁護する人たちに関連した事件が大きく起きている。

ひとつはアークエンジェルズ反対期成同盟のデモ。
林代表は地元の2―3人しか反対してはいないとしていたが、
デモは300人を越える参加で執り行われた。
申し入れ書すら受け取らない逃げの姿勢だったようで、
彼らの器の浅さを物語る。

もうひとつは、アークエンジェルズを中心に、
昨年起きた大阪和泉のブルセラ犬騒動に関連した事件だ。
人への感染が相次いで報じられた。
そして、東京のレンタル犬業者「ジャネット」での集団感染。
管理下にある犬60頭あまりのうち、20頭近くが陽性、
20頭超えが疑陽性だったという。

アークエンジェルズ、またたび獣医団の二つは、
大阪府の対応にクレームを付け、多くの人を誘導視して、
ブルセラという病気を過小評価させ回った。
ところが結果は集団感染が起こりうるという現実が起きた。
この事実を彼らはどのように総括し、
さんざんに暴れまわった責任を説明するつもりか。

(このジャネット村の対応も不可思議。
事故の営業ができなくなるからとの理由で、
所属犬の譲渡を検討している。まずは治療が優先だろう。)

このようにアークエンジェルズが声高に主張していたものが、
次々と暴かれていく中、
なにを血迷ったか、林夫妻は無謀な計画を推し進める。

東郷町のWe"sドッグカフェで譲渡会と同窓会を同時開催するのだという。
狂気の沙汰といってよい。
同窓会は、彼らの発信によれば100頭近くが参加表明しているという。
単純に考えて100家族が来る。
譲渡会が10時から18時と過程して、時間当たり12家族も来る。
一家族辺りの単位は3人として40名弱。目も回る忙しさだ。
ホストとしてのアークエンジェルズも、
一家族に5分は時間を割かなければならないだろう。
同時に譲渡会にも客が来る。こちらの対応はもっと時間が掛る。
来客・エントリー犬を知るスタッフは少数だろう。
少ない人数で、どのようにさばいていくのだ。

駐車場もドッグカフェのものだけなら6―8台。
前にある他の見せの駐車場を借りたとしても、
あわせて20台程度。
そもそも客席数で゜30名程度の店舗に、
エントリー犬も展示しておかなければならない。
誰にとっても寛げない状況になるは必至。

何故同窓会を同時開催したいのか。
アークエンジェルズの犬を引き取った家庭は、
全国に散らばっているとは言え、
愛知近辺にはさほどはいまい。
遠方からわざわざ寄せ集めるのには、
譲渡会そのものへの参加が、
アークエンジェルズ自身が多くないと踏んだればこそ、
同窓会を同時企画したというところか。

なにをやっても、あいも変わらず空気が読めない集団だ。
現実を直視せよ。
保護団体として活動したいなら、ただ一点を実行すればよい。
団体のデータをガラス張りで公開することだ。
疑問には真摯に答えていく努力をすることだ。
しないのではなく、できない。
それをごまかすために様々に足掻いて見せている。
そう見えて仕方ない。

偽愛護は愛護界の足を引っ張りますぞ。
それでいいのか他の保護団体。

馬鹿につける薬はない2008-10-21

僕にタイプミスと誤変換は付き物である。
いかに注意していようが、何度推敲しようが見落としてしまう。

仮にも日記のようなものをブログで公開している。
正しい文章にしておくのが礼儀というものだろう。
何も自分の無知という恥をさらすことはない。
書く以上は文を正確にしなければと、
目を皿のようにしてチェックしているつもり。でも見落とす。
反省がないというべきか。公開などしないほうがよいのかもしれない。
恥を撒き散らしながらも公開し続けている。
馬鹿につける薬はないという言葉が僕にはお似合い。

そればかりか記事の内容でも早とちりを時々してしまう。
朝にアップしたものなど、その典型といえよう。
アークエンジェルズの同窓会に100頭じゃなかった。
譲渡対象犬が滋賀から東郷町に運び込まれるということであった。
勘違いも極まれり。こんなのを書いているようじゃつける薬がないと自嘲するのみ。

まあ、結論は同じだ。無謀な計画を恥ずかしげもなく発表しているのに違いはない。
「(~略)多くの里親希望者や支援者様が集まります。
(~略~)101頭のエントリーに対し、45頭のリクエストが着ております(~略~)
愛知支部にて101頭のワンたちと40人のスタッフが笑顔でお迎えいたします。
楽しい一日をワンたちと過ごしましょう。お待ちしております。」
林代表は上のように書いている。
40名のスタッフというのが本当なら、店舗はそれだけで人で溢れかえる。
それに101頭の犬が加わる。
(ご丁寧に101匹ですかい?ほんとにおめでたい人たちだ。
101にこだわるところなんざあ、イメージ戦略?お里が知れるというべきだ。)
たいして広くもないWe’sのランは、エントリー犬が独占してしまう。
どうやって同窓会をするんだろう。どこで里親と契約書交わす気だろう。
40人のスタッフは愛知だけで集まるわけではない。
大体やね、譲渡会って楽しむものなの?
そんな頭でいるから101などという数字を連想したの?

101匹ワンちゃんは滋賀から愛知に当日朝早くに移動する気だろうか?
51頭で1台の4トントラックが必要だったから、この日は2台いりますね。
40名のスタッフはクルマで来るわけだ。
4名ずつ乗り合わせてきても10台。
同窓会出席者と里親希望者は永遠に駐車場を空くのを待ち続ける羽目になるのか。
スタッフのクルマなら移動できないよな。
近くの空き地を借りる気なのでしょうね。

同窓会に来る人は犬を連れてきます。
10組程度来ただけでも混乱するの目に見えている。
まさかグリコの宣伝を地でいく気か?
一粒で2度おいしい。いや、一粒で3度おいしい。
スタッフ=里親希望者=同窓会出席者なんてことないよな。

愛知支部長は出身犬を2頭引き取っている。
AAのブログの中ではWe’s計画ができるまでは、
里親希望者であったり、支援者として紹介されていた模様。
時にはボランティアだったりもしたのじゃないか?

だって、AAの日誌ではボラが来た日に限って里親希望者が現れる。
ボラの居住地域と里親の居住地も一緒。てなことも多かった。
ボラと希望者が同一な場合もあったんじゃないか?
どこまでが本当の里親さんですか?それさえ疑問なAA発表です。

馬鹿につける薬はない。重ねて言うが僕のためにあるような言葉だ。
「ずばり一言」のように統一感のない発信には、この言葉すら当てはまらない。
当て嵌まるとすれば「□○は▽んでも※らない。」
自分で自分に唾どころか悪態までついている。
日誌と「ずばり」で言うことが異なる。
いつまで林夫妻はガラス張りの発表を避け、
自分たちは善意のボランティアとの印象論でがんばる気か知らないけど、
周りはずいぶんと醒めてきているよ。
もう広島の夢、再びはない。
そのことに早く気づけばいいのにね。

ほんとマンマ古い言い回しって正しいこと多いよね。

犬ブルセラとアークエンジェルズ2008-10-23

ブルセラ症は人畜共通感染症だ。
致死率は低く、さほど危険な病気とはいえない。
例え感染したとしても、適切に治療し管理すれば、
怖れるものではないとは専門家に共通する意見だ。
菌自体も嫌気性のようで、生命力も弱いようだ。
犬と人が濃密な課関係になければ人への感染力も弱い。
ただし犬同士への感染力は、犬の終生から考えれば強いと考えられる。

人が感染すれば発熱症状や肝機能障害を伴う。
罹患した時期が妊娠期などであれば流産や死産の可能性もある。
既往症があった場合は死に至ることもありうる。
軽いというには適さない、深刻な病気といえる。
現代のペット事情では、犬から人への感染は容易い。
僕のように犬と一緒に寝ている人は存外に多いのだ。
その意味では愛犬家にとっては深刻な感染症と捉えておく必要がある。

犬のブルセラ病は、一部の大規模な繁殖場を除けば、
これまで日本では大量感染は報告されていない。
繁殖業者のところで発症が見られたら適切に処理してきた成果といえよう。
繁殖場にとっては経済動物としての繁殖犬が発症した場合、
直ちに生産性に関わること、また発症を公表すれば閉鎖するほかなくなるため、
これまで発症犬は殺処分してしまっていたように読める。

昨年に起きた大阪府和泉市の繁殖場において大量感染が発生した折、
経営者は責任を放棄し、保護団体に救いを求めた。
大阪府がさらに介入することで、陽性犬の殺処分が検討されることとなった。
この決断には賛否が渦巻いたが、結果的には方針通り殺処分が実行された。
悲しい事実であったが英断だったと僕は思っている。
ところが「ひろしまドッグぱーく」で巨額の資金を得たアークエンジェルズが、
感染犬レスキューを打ち出したことで、愛犬家を二分する騒動になった。

この大阪府を中心とする救援チームをさんざんに罵り、
殺処分反対運動を展開したのは、保護団体の一部である。
中でもアークエンジェルズ、また旅獣医団、くすのき動物病院などは、
激しく決断を糾弾した。
また、その主張に同意する保護団体も、
「動物命の会岩手」をはじめ、相当数に上った。
これらの団体はブログやホームページで、
去勢・避妊し、抗生物質投与で完治するとした上で、
人への感染力も弱く、仮に人が感染したとしても軽微な症状だとした。
反殺処分キャンペーンを展開した。
具体的な方策は示されていなかったと記憶している。
ただ感情に訴え、一般家庭の犬が発症しても殺処分に繋がるとの、
救援本部が言ってもいないことを、
さも事実のようにしてネガティブ・キャンペーンを展開した。

実際には感染した犬の完治は難しく、再発率も高い。
人が感染すれば、冒頭に書いたとおりの状況となる。
状況しだいでは致死率も軽視できないレベルにある。
この感染症を市中に蔓延させないためには、
繁殖場での水際作戦こそ必要なのだ。
本来なら、繁殖犬によって利益を享受している経営者が、
自己の利益を守るため適切な個体管理をしなければならないのだ。
万一、自己の繁殖場で感染が起きたとしたら、
経済基盤を守るため適切な対応をとるべきなのだ。
また、犬の業界全体に対しても、封じ込めを果す責務がある。

保護団体が肥大化する以前は、
大規模繁殖場という特殊な環境下での大量感染事例への介入は、
大きな資金力がいることもあり、これまで救済されることはなかった。
あったとしても秘密裏に行われてきた。
また繁殖場経営者も経営を続行するため感染犬の処分を前提にしていたようだ。

こうした流れが病犬をも保護すべきだとするアークエンジェルズの登場で変わった。
この流れにより、これまで大規模繁殖場に限られていた大量感染が、
保護団体経由で拡大する危険性が生まれたのだ。
保護団体という幻想性が、
一般の飼い主に感染症に対する危険性から目をそらせてしまう。
現実には病犬を治療すらせずに引き渡している団体に、
保護団体というフィルターを重ね、その良心を信じ、
彼らの主張の故根本的な問題を発見しないまま、
無条件に受け入れてしまっているのだ。

繁殖場経営者にとっては、アークエンジェルズという団体は利用のしがいがある。
崩壊を演出して引き取らせれば治療するには及ばないし、
殺処分に掛かる経費すら不必要となる。
もともと経済的に見合うことのない繁殖業者にとって、
願ったり叶ったりの存在が保護団体ともいえる。
シリアスブリーダーが所有の犬を生涯面倒を見ているのに対し、
保護団体が救済に入っている繁殖場は、
利益追求の姿勢が優先し、
繁殖不適犬を生涯面倒を見ようという気はない。
それは6―7歳の繁殖不適な犬を譲渡しようとしている小さな繁殖場の存在からも見て取れる。

こうじょょう生産的な活動を実施している繁殖場にとっては、
アークエンジェルズと廃業の約束をしたとしても、
何の強制力も持たない民間団体との約束など効力はない。
約束など保護にすればよいだけであり、
契約書自身ダミーを作れば、同義的な責任すら回避できる。
一挙に繁殖に適さない犬も、病気の犬も押し付けることができる。
こんなにおいしい話はないのである。
こういう輩は、自己の利益さえ守られれば、
ブルセラが蔓延する結果になろうが一向に構わない。
実に保護団体という存在と、その活動を支援する人間がいるのは都合が良い。

アークエンジェルズが繁殖場救済チームと揶揄される由縁である。

繁殖場レスキューに手を出す保護団体にも問題は多い。
和泉市の現場に初期に介入したワンライフには、
犬の持ち出し、子犬の転売疑惑が、
他ならぬアークエンジェルズが指弾した。
そのアークエンジェルズは、大阪府に対する抗議活動の最中、
一部のボランティアと示し合わせて、制止を振り切り犬を連れ出した。
水際で蔓延を阻止しようとした救援本部の活動は、
保護団体の活動によって、一部が決壊していたのである。

今東京・千葉を活動拠点とするレンタル犬業者、
兼ね繁殖場経営をするジャネット村でブルセラ病の大量発生が起きている。
59頭の検査した犬のうち擬陽性の犬を含めると56頭の犬に感染が疑われる。
実に95%という高率である。
和泉市での擬陽性の犬の陽性率を考えれば、
おそらく陽性犬は30頭半ばに達しよう。
最低でも感染率50%は、到底軽視できない状況である。

ジャネット村は治療も済まない現段階で、
経済的価値のなくなった犬の生涯飼養を放棄し、
引き取り先を探し始めている。

ネット上の噂によれば、
よりにもよって、福岡から51頭を引きとっつたばかりの、
平日スタッフがわずか3―4名のアークエンジェルズが、
引き取り先として浮上しているらしい。

これがもし事実なら、
ブルセラ問題は一挙に脅威へと発展する。
コニー・ウィリスの書いた「最後のウィネベーゴ」の世界が、
案外近くなってきているのかもしれない。
少なくとも、ジャネット村には保護団体に譲渡するなら、
せめて譲渡先は明らかにする責務がある。
犬を愛するものとしてなら、他の犬好きな者への、
道義的な責任があるのも忘れてもらいたくない。
本来なら企業の責任で始末をつけるべきところだ。
病犬を抱えていたら倒産するからと引き取り手を捜すこと自体、
企業倫理としておかしい。本来なら倒産するから探すのだ。
健康な犬であればまだいい。
仮に病犬だとしても、排菌がなくなっての状態というなら、まだ良い。
どうか自分たちの危機管理のミスを繰り返さないで戴きたい。
アークエンジェルズなどの保護団体への譲渡は不安増大に拍車をかけることとなる。

遅ればせながら第12回支援金等返還訴訟傍聴覚書。2008-10-25

このところ多忙を極めている。
だが気になる裁判だから、どうにか時間を作って傍聴に行くことにした。
が、とても朝に弱いため、また昼からは会合があり、
その準備をしておかなければならないこともあり、
7―8分ばかり遅刻してしまった。

入廷したところ、丁度原告側の質問があった直後のようで、
被告代理人が資料について説明していたところだった。
被告代理人、可哀想に裁判所との約束を守れなかったことを、
ひたすら謝罪していた。
紅潮した顔で、いつもより優しい口調で話していたのにおどろいた。

なんでこんなに紅潮していたのかというと、
開廷時間に被告代理人も遅れてきたということらしい。
http://chang4.cocolog-nifty.com/aa/2008/10/post-d8c7.html
遅刻したり、約束不履行に恐縮したというところかな?

前回裁判では、被告代理人は
「原資料を出すかどうか検討する」とも、
「段ボールの整理されない領収書を整理する気もないが、
原告代表数人になら見競ることも検討する」などといっていましたが、
会計事務所の仕訳帳のコピーの提出となりました。
はじめからそうすれば無駄な時間を過ごさずにすんだのに。

仕訳帳の中のマーカーをつけたものが「ひろしまドッグぱーく」への支出という説明をしていましたが、
原告の元に届いた資料にはマーカーの色がないなど、
やけにどたばたとしていました。
提出する資料の確認が十分にできなかったのかもしれません。

前回裁判で主張していた、
2000万円近いとした「ひろしまドッグぱーく」レスキュー支出が、
今回は600万円弱であると訂正されました。
何故そういう主張に変化したのか真意が計りかねます。
前回は1600万円と主張していた支出に計上漏れしていた支出が、
450万近くあったとし、2000万使ったとしたのに、
今回は580万。
一体なにが本当の姿なのか。

原告団の好意で、後で提出された資料を見せてもらったら、
驚きの連続でした。
当時の新会員数が、AA発表のものには遠く及ばない。
また、短期貸付とか貸付とかの項目が挙げられていているが、
寄付金をそういう会計処理していることに違和感を感じます。
会計処理上、そういう手法が使われることはあるとのことでしたが、
本当の貸付なのであるならば、
犬を保護するために集めた金を貸金業見たく使うのって、
背任とか横領じゃないんか?と疑問に思いました。

被告側弁護士の説明も良くわからないものです。
1050万は避妊去勢手術台に振り分けたとの説明でしたが、
入金については複数口座のものを集めているのに、
出金については、一まとめにして振り分けた金を計上しているだけ。
そういうので会計処理として適切といえるのか?
普通のおっさんとしては首をひねるものです。

振り分けた先の調査嘱託に応じないのは、
個人のプライバシーと言って逃れながら、
実は団体の口座として使っている。
だけどプライバシーを理由として調査には不同意。
振り分けるだけは振り分けながら、
詳細は会計仕訳帳には記載がない。
2年半をまとめての会計報告でも1050万も医療費上がっていない。

とっても謎。わからないことだらけ。
やっぱり金の動きは不自然極まりなし。

ちょっと見ただけだけれど、
支出項目にはあっと驚くことが多い。
なるほどそういう風にできているのか。
AAを擁護する勢力の存在に納得してしまう。
なにに驚いたか書けない所が歯がゆい。

やっぱりちゃんとした団体は業界浄化に動かないと駄目だよ。
この裁判の決着がAA敗訴となれば、
いろいろと飛び火しそうです。

今回の裁判でも、原告団代表の質問・意見がありました。
それら対してはいつものように、
被告代理人は書面にして提出を求めていました。
被告代理人は被告との打ち合わせが思うようにできていないのか、
不利益になるとの判断で、先延ばしを計る戦術を取っているのかとの印象を持ちました。


次回は12月12日。ブールースの日です。
AAには11月13日が締め切りの宿題がありました。

襲撃者の夜2008-10-26

ジャック・ケッチャム    扶桑社    762円

胸糞の悪くなる作品という観点で言えば、
ケッチャムほどのものは他にいまい。
美少女をいたぶり殺してしまう「隣の家の少女」、
いきなり愛犬を殺された男の執念で、
一家が全員新で行く「老人と犬(RED)」
「地下室の折」は妊婦に異様な執着を見せる男の狂気を描く。
登場する人物はいづれ劣らぬ狂気を宿す。
被害者でさえも侠気に蝕まれている。

ホラーのイメージとは異なるが、
その異様な人物造形から、、並の怪物にはない恐怖が生まれる。
いや、人ではない怪物の無邪気な殺戮振りに比べたら、
人間の中に潜んでいる狂気や破壊衝動、
愛情と憎悪の二面性が生み出す狂気はより恐ろしい。
その意味では底抜けのホラーなのだろう。

ケッチャムは多作家とはいえない。
作品の異様さから、一般受けするのも難しいと判断されたのか、
日本で紹介されている作品も少なかった。
この数年で邦訳が進み、代表作のほとんどが紹介されている。
本国でも人気が浸透しているようで、
キングなどの作家から賞賛を浴びるカルト作家から、
ベストセラー作家として見られているようになってきている。
開設には「隣の家の少女」は映画化が進んでいる書かれている。
僕は映像化された作品を見たいとは思わないが、
優れた作家かが日の目を浴びるのは喜ばしいと思う。

「襲撃者の夜」は「オフシーズン」の続編として書かれた。
「オフシーズン」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/06/09/1566069
では、人類と平行進化してきたのか、
全く分明と接触していなかったのか、
食人をいとわない一族が、
シーズンの終わった避暑地で彼らが起こす惨劇を描いていた。
発表時に表現の過激さゆえに数々の割愛を余儀なくされたという、
伝説のモダン・ホラーである。

「オフシーズン」のラストで、この一族は抹殺されていたのだが、
一人が生き残り、人間社会から子供をつれてきて、
ファミリーの再生を図っているとの設定になっている。
前作から11年が経過している。

ストーリー自身は前作同様の振興となっているので、
あらすじ等は割愛するが、
11年前に事件の異様さから、
生存者を射殺してしまった警察署長をふたたび登場させ、
過去のミスに悩む姿を活写しているところや、
被害者の一人の亭主、離婚調停中、の以上行動が描かれている。

前作同様人肉の料理レシピもあるが、
前作ほどには凄惨さは感じない。
むしろ今作では食人族の描かれ方は、
僕たちの感情世界に寄り添っている。
前作で感じた恐ろしさは、むしろ元亭主に感じる。

分刻みでの進行は前作同様。緊迫した筆致は健在。
「オフシーズン」の世界に比べたら、
人間復権のテイストもあり、
僕にはケッチャムらしくないなと思わせる作品となっている。

全然違うのだが、クーンツのようだと感じたしだい。