小知恵は身を滅ぼす。2010-10-03

語りつくせぬほど、エンジェルズについて言いたいこととはあるが、
書くのがバカらしくなって、疲れてしまった心を休めることにしていた。
一時は、彼らの発信を鵜呑みにしてしまう人は、
もはやいないだろうということもあり、
しかし、ここに来ての発信の杜撰さに我慢しきれなくなって、
またぞろ書き出すはめになった。
おかしいことはおかしいといい続けていたい。

まずは非常にかんたんなものをひとつ。
10月1日付の活動日誌「劣悪繁殖業者の実態」
http://teamangels.blog89.fc2.com/blog-entry-1106.html
この日誌は、前後の脈略もくそもなく、おかしなところ満載だ。

内容について、事実かどうかを言う気はない。
繁殖場経営者がワクチンを与えていたことに対して次のように書く。
「当時、繁殖場の冷蔵庫にワクチンが有り、これは何?と聞いたら動物病院から仕入れたワクチンで自分で注射していた、と。これは明らかな獣医師法違反と薬事法違反になる、と注意した。」

ワクチンとは何かだ。
狂犬病ワクチンなのか。混合ワクチンなのか。
それとも他のワクチンなのか。
獣医師の指導を受けていて、
なおかつ自分の犬に対してのみワクチンを接種する場合、
必ずしも獣医師法違反になるわけではない。

また、薬剤の保管についても、
毒劇物や禁止薬物については保管し所持していることは、
薬事法違反が問われることもあろうが、
一般的な薬剤であれば罪に問われることはないはずだ。
そんなものでいちいち罪に問われていては、
ふつうの家庭常備薬だって家に置けないでしょう。

そもそも統括の言うとおりであれば、
すべての畜産農家が、摘発をうけてしまう。
そのことをお忘れか。

法律というものは時折、とんでもない矛盾をはらむ。
インシュリン投与など、本人がする分には医師法違反ではないが、
医師免許、看護免許を持たないものが行えば、
以前は医師法違反で捕まっていた。
ここに来て特定の状況下では免許なき者の罪が問われなくなった。
こここにみるように本人が本人へ行う医療行為は、
医師の指導がある場合や、緊急性があるならば許されている。
(緊急性があれば誰でもというわけではない。)
獣医師も同様だったはずだ。

もしかしたら、繁殖場に置かれていた薬剤投与は、
獣医師の指導の下、行われていたのなら、
エンジェルズの行為とは違い、
許容されている性質のものなのかもしれない。

問題なのは、この繁殖場の犬たちに対して、
エンジェルズが行った医療行為が
はなはだしい違法性をはらむのではとの疑いだ。
押しかけレスキューともいえる状況なのに、
何かわからない薬剤を注射したエンジェルズの行動が問われている。
自分たちの犬となったかどうかという微妙な状況で、
獣医師の指導もなく、医療行為を施した。この点が問題なのだ。

そもそも事件から2年過ぎた今頃になって、
そういうことがありましたといっても、証拠もない状況で、
それも自分たちの不正行為が暴かれたことへの報復として、
その信憑性自体に疑問が残る。
この繁殖場経営者が発言するたび、
告発するぞ、告発するぞと恫喝じみた発言を小出しに繰り返す。
その行動にも不審を感じる。

自分たちがビルコンSやノルバサンシャンプーを転売しようとして、
薬事法違反や獣医師法違反についてを指摘されたから、
それを中和させる狙いもあるのだろうが、全く無意味な告発といえる。
今となっては違反が事実としても、摘発のしようもない。
告発は同時に自分たちの首も絞める。

馬鹿なことを書いたものだと思う。

書いた理由のひとつには繁殖場の杜撰さを訴えたいのであろうが、
これはエンジェルズを追い続けているものから言わせれば、
アンフェアなものと映る。
自分たちは支援薬剤の不正転売と、
自分たちの犬かどうか妖しい状況で指示を伴わない医療行為。
他の保護団体に眼を向けたら、
兵庫県の保護団体が、
並行輸入物のフィラリア薬を販売して摘発されたことも思い出す。
繁殖場だけが不正行為しているように書くのは、不正義だ。

ほんとうに、元繁殖場経営者を告発するのなら、
同時に自分たちを自分たちで告発してはいかがか。

東大阪レスキュー。MIXIへの投稿について2010-10-03

MIXIに「保健所で殺処分されるペットたち」というコミュニティーがある。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2689068
そのトピックのひとつに
「奈良県山中に遺棄された犬達 悪徳ブリダーを排除する為ご協力お願いします。」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=55815332&comm_id=2689068
というものがある。
当初は表題のブリーダーが話題となっていたが、
ほぼ同時期の事件だということで、東大阪の件が話題の中心となっている。
で、なにやらエンジェルズを信奉する人がいて、
エンジェルズの活動に疑問を感じる人たちとは別に、 一所懸命書き込まれている。
「鳥の広場」管理人の言うノーキル派というのでしょうか、
犬を助けていたら良いじゃないかという論調や、
エンジェルズの中には、犬を助けたいという人が多いと弁護したりしている。
ミクシーアカウントがあるなら興味深いトピックなので見てください。
 
これを読んでいたら頭の中が踊り始めた。
ええじゃないか♪ええじゃないか♪犬を助けりゃ ええじゃないか♪ええじゃないか♪金をどう使おうが ええじゃないか♪ええじゃないか♪生きてるだけで ええじゃないか♪ええじゃないか♪犬が助かりゃ ええじゃないか♪ええじゃないか♪不動産買っても ええじゃないか♪ええじゃないか♪電化製品買っても ええじゃないか♪ええじゃないか♪酒盛りしたって ええじゃないか♪ええじゃないか♪ポッケないないしたって ええじゃないか♪ええじゃないか♪世話をしていなくたって ええじゃないか♪ええじゃないか♪ボラがするから ええじゃないか♪ええじゃないか♪仲間内でも ええじゃないか♪ええじゃないか♪引き取り先みつかりゃ ええじゃないか♪ええじゃないか♪ハーレー買っても ええじゃないか♪ええじゃないか♪
   以下延々と続く

なんで突然ええじゃないか踊りが頭ん中を踊り狂ったか。
その訳がMIXIの投稿にある。
MIXIに縁のない人のために、少し引用しながら、説明しよう。
本命の投稿以外にも79のものなどでも、踊りは始められかけた。
「今回告訴された方も、レスキュー後、お手伝いされるとおっしゃってました。
(別のサイトにて、メールしてました)」
告訴は告発の意でしょう。
で、告発したのはエンジェルズでなければならないので、
お手伝いしに行くものではない。笑止。
同じ人は次のようにも記しています。
「AAの中でも、本気でわんちゃん達を、救いたい思いでされてる方達がほとんどだと思っています。」
これには、複数の人が理事などまでになった人の退会を示し、
反駁されてしまって、二の矢がありません。
この投稿者の言うような人がいたとしたら、
裏を知ろうとしない、ある意味素直で人間味溢るる人が、
代表たちの言葉の巧みさに幻惑されているだけでしょう。

あるいは、同じ穴の狢であるかです。
あの元愛知支部長ですら、いまやAAのやり方に疑問を投げかけています。
本気の人が多い、そういう事実は確認しづらいですね。

楽しいのは9月23日の投稿。
その投稿を最後に誰も書き込まなくなってしまった。
二度に分けられた投稿の面白いこと。
太宰府でも同様なことがありましたが、
エンジェルズの発信より具体的なことが書かれています。
この投稿をしたかたは、何度も投稿されているのですが、
途中では『われわれ』というような表現もされており、
エンジェルズの会員であるかと見受けました。
この投稿を読んでいるときに、頭の中で大群衆が
ええじゃないかと踊り狂いました。

とにもかくにもこの人は
「知人からレスキューなどの詳しい情報が来ましたので宜しくお願いします」
としたあとで、9月20日付のメールを転載しているのである。
文中の知人とは、エンジェルズで機関決定能力を有するもの、
すなわち、代表・統括を含めた当日のレスキューに関与した人物でなければ、
内容からみて、つじつまが合わないのだ。
途中のHPの紹介以降、
投稿者が補足をしたのではと感じるかもしれない。
だが、そう考えると、この投稿者はエンジェルズ内部の人間となる。
しかも中枢にいなければならなくなる。よく読めばわかるはずです。

9月20日に書かれたメールは以下転載とされた以降の全文とすれば、
21日に起きたことを予言していることに驚くことでしょう。
翌朝に生まれたはずの子犬が紹介されている。
「レスキューされた子達の様子は随時エンジェルズHP内『スタッフ活動日誌』にて報告しています。
(レスキュー翌朝.仔犬が産まれました)」
字句に注目ください。20日付のメールなのに翌朝という表現。

こんな予言は前代未聞です。

そういう預言者エンジェルズは擱いても、このメールの存在は驚異です。
エンジェルズ本体で述べられているより詳細な情報になっています。
その内容の一端には
「当初の情報では犬猫合わせて200~300頭(未確認)でしたが、繁殖業者の情報で220頭と判明」
「しかし行政が重い腰を上げなかった為.レスキュー交渉が難航.その間に70頭近くが何処かに移動させられてしまいました」
レスキュー交渉は早い時期にエンジェルズとブリーダー側とでされています。
9月中旬には、マスコミから繁殖場側の発言として全頭譲渡が伝えられています。
また、どうぶつ基金佐上理事長が9月16日に行われた環境省への意見聴取で示した資料に、
この東大阪市の繁殖場のものと思われる写真が使われているのです。
中旬には、すでに譲渡契約が交わされていたと見るのが自然です。

なのに、
「当日も繁殖業者の代理人とエンジェルズ代表が所有権引き渡しの同意書を取る交渉
代理人情報によると繁殖場にいるのは約90頭
減った頭数は繁殖業者が知人や親戚や近所の人達に譲渡したとの事です」
ここで代理人が90頭と表現していることを覚えていて欲しい。
しかもこのメール全体がエンジェルズの発信だと示しているのに、

この部分だけ伝聞体である。 伝聞体が使用されているのには、それなりのわけがあろう。

何か不都合な事実があると窺わせるものではないか。

「正午.代表のG0サインでレスキュー決行!!
トラックとスタッフが繁殖場に入ります
(関西テレビの取材クルーも到着)
外から中が全く見えない繁殖場の扉を開けると物凄い鳴き声…
と言うより叫び声です」
ここも読みながら首を捻る。
まるで取材されるのを待っていたかのような感じが拭えない。
広島で一度掘り当てた犬の遺体を埋め戻しておいて、
取材のときに発見場面を撮らせたことを思い出させる。

「中にいたアルバイトの男に尋ねると当日の朝.見知らぬ夫婦が10頭もらいに来たから渡した…と
その他にも近所の人達がもらいに来たから渡した…」
交渉の中で代理人は90頭といっている。
報道では、保護団体に譲渡すると、かなり以前に伝えられている。
すでに譲渡の約束ができていたと考えられるのだ。
代理人が相当に恐ろしい人だったのだろうか?
約束違反を責めることすらせず、その後も追跡さえ使用としていない。
これまでのやり口とは、根本が違いすぎる。
時間軸から考えれば、このアルバイトの言う渡した事実は、
代理人の頭に入っていない可能性もある。
そうであるなら、犬の頭数は80頭を割り込んでくる。
実際に助けた頭数と計算はあっているが
それだとテレビクルーの到着は正午ころ。
このときに90頭いたといっているのだから、話のつじつまが合っていない。

「トラックにバリケンを積んでいると近所の小学生の兄弟が『犬を下さい』とやって来ました
数日前から.この様に近所の人達が来ていた様です
もちろん丁寧にお断りさせてもらいました」
レスキュー着手後には譲渡していないと明言している。
やはり90頭でなければならないように思う。

「今回.レスキューされた子達は元気な子が多いので10月くらいには譲渡会も開催したいと考えています」
獣医師の判断さえ仰ぐことなく、譲渡時期を発表している。
レスキュー当日に比較的元気と犬たちの状態を表し、
皮膚疾患やその他の犬の変調について確認する前の譲渡会宣言。

ひろしまドッグぱーくの再現としか言いようがない。
広島での反省とは何だったのだろうか。

そして実際に、里親募集の発表と同時にトライアル開始予定とされる犬がいる。
これらからなにを読み込めば良いのか。
考えられることのひとつとしては、
9月23日時点で、すでに犬の状態についてわかっていた。
そうでなければ、
支援金を集める一方で、団体の負担を最小限に抑えるための、
引き取り手への医療費まる投げを意図した。
あるいは、その両方を企図した。
他に考えられるケースは存在するのだろうか。

ぼくには思いつかない。

レスキューは創られている。
このメールの存在に、ぼくは震えを覚える。

こういうレスキューでさえ、やらぬより、やったほうがよい。
そう主張する人たちの存在があることが驚異である。
いつの間にか定着した定型句。
エンジェルズを批判しているのなら、
批判している人が救えばよい。あなたにできるのか。
バカ言うな。
もともとは不幸な犬を助けるために結集したのはエンジェルズだ。
十分に社会的に成功して有り余る資産があるから、
残る余生を犬たちのために使いたいとは、誰の弁だ。
支援がなくたって、助けるつもりであったのではないか。 初心を忘れるな。自分の資産をちょっとは使え。
人の財布ばかり狙うな。
自分たちが始めた事業なのだ。人の手を当てにするな。
ぼくは不幸な犬たちを救けることに異論はない。
そういう目的を掲げ自己資金で活動している団体なり個人がいたら、
その人の信用力が高ければ、呼びかけに応えて、
大きい支援は無理でも、少しの協力はしてもよい。
でも、しなければならないなど、くそ喰らえ、ごめんこうむる。
自分が助けないなら批判するな。
冗談じゃない。
批判されるような活動をしさらすな!
彼らと、その支持者、
それから模倣者に対して、そう思っている。

元仲間からも背を向けられる。2010-10-03

ずいぶんとカメな記事の引用です。
元愛知支部長のブログからです。

{AAを告発しました}さんなどでも触れておられましたが、
愛知支部長が何故突然辞任し、
辞任ばかりかエンジェルズから退会されたのかが、
これまで全くわかりませんでした。

この日の記事と、コメント欄6-10を見れば、
その理由の一端がわかります。

愛知支部長については、エンジェルズのスポークスマンとして、
しばしば行き過ぎた表現などをされていたため、
ひろしまドッグぱーくで、エンジェルズにより深く傷つけられた人たちは、
代表夫妻と同類と思い、保護が目的ではないと考えています。
が、エンジェルズから退会してからは、
すっきのとした保護活動をされているように、見受けられるのです。

このブログ記事とコメントにに書かれた事情以外にも、
退会に至った動機があるのかもしれません。
それにしても、この『名古屋市民』へのお返しコメなど、
エンジェルズに対する痛罵となっています。
10では『名古屋市民』が、本人と示唆させるようにもなっていて、
脅しには負けていません。
裏事情に通じていず、恫喝に対して抗し切れず、
自らの理念さえ捨てさせられ、自責の念から、
自らが作り出した甘い幻想に逃げ込むしかなくなった、
元広島支部長のようなひ弱さは微塵もありません。

『名古屋市民』が誰かわかったことで、
過去の『ハッピーWE”Sデイ』や『毛むくじゃらの天使たち』のコメント欄が、
これまでと違った読み方ができるようになります。

内容については、各自でお確かめください。
念のために文書として保存しました。
万一の場合にも、対応できます。

毛むくじゃらの天使達 (時々悪魔)
{嬉しい再会♪}
http://ameblo.jp/kemukujyara-daisuki/entry-10577148850.html#cbox