愛護団体と愛護支援者の不毛の戦い。2007-05-29

(公開してからキャッシュを発見し、書き直す必要が生じました。
以下の文には事実誤認が含まれており、正確さに賭けています。
愛護団体と愛護支援者の不毛の戦い。(改定稿)
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/05/30/1543911
にて、本欄も含めたものとして書き直します。
こちらは訂正前というものの、問題の質から、
あえて記事としては残しておきます。
しなこ氏のブログが移転のため閲覧不可となり、
記憶に頼った勘違い、または、憶測があり、
事実誤解させているところについては謝罪いたします。5/30追記)

本来、支援者と良好な関係で行われるべき活動が、
裁判という泥沼に突き進んでいっている。
その愛護団体は自らが原告となり、
古くからの知人を被告として裁判を起こしている一方、
「ひろしまドッグぱーく」の元支援者からは支援金返還の訴えを起こされ、
自らが被告となっている。

不毛なこと、この上なし。

善悪はさておき、前者の訴訟は団体に理があるように感じる。
後者の訴えも、団体が正常だと見えれば、団体の理が勝る。
だが、しかし、経過から見れば団体の反証には、
法廷の判断がどうくだされるにせよ、不信を感じるのである。

団体とはAAである。

彼らの、と、いうより林代表の行動は、常に後出しになっており、
団体に向けられている疑惑に対して、
透明度を増すことで理解を得ようとしてこず、
むしろ情報を不透明なまま、少しずつ見せていくという対応だった。
支援するものに対して、理解を求める方向ではなく、
不信を募らせていくことに精を出していったとしか思えない。

初期に現在の支援金が発表されていれば、
その内容が正確な数字ではなくとも、
ここまで不信を向けられることはなかったろう。

この不毛な戦いを生ませた欠陥について、
林代表は反省しているようには見えない。
むしろ不信をさらに焚きつけて行くようにしか見えない、
奇妙な行動・言動に終始していると思える。

一切の疑惑・疑念に対して、ことばだけは否定しているのだが、
具体的な記述はない。
すでに裁判になってしまったから、
いまさら反省することもできないのはわかるが、
相変わらずの一貫性にかける発言が続くのには首を傾げざるを得ない。

このAA事案が司法の場で明確にされ、
この団体の活動が、団体の主張する曇りのない活動とされるまで、
すべての愛護・保護団体への支援はなすべきではないと感じている。
一連の訴訟合戦・告発合戦は、
この国における愛護活動の不透明さを浮き彫りにしていると思う。
この事案と和泉で活動していた関係者が、
特にAAとの関係を抜きにしても、多分に不透明に過ぎると感じているのだ。

話は変わる。
以前は元ひろしま支部長という「しなこ」氏は、
AAと元支援者の板ばさみとなった被害者なのかと思っていた時期がある。
AA中枢から意図的に情報遮断されているのか、
「ひろしまドッグぱーく」の活動が多忙を極め、
対応しきれないためにおきる矛盾があるのかと思っていた。

ところが、最近の彼女のブログを見ていたら、
かなり意図的な情報歪曲を積極的に行っていたのではないかと思えた。
過去形にしたのは、ブログを鍵付きにし、
不特定多数を締め出してしまっているからだ。
(事実誤認あり。移転し、過去記事を切り離していると判明。5/30追記。)

数日前に見たときは、
いまさらながら昨年の10月のジャックラッセル妊娠報告を、
すべて栄養失調のため腹が出ている状態であったため、
(事実誤認。栄養過多による肥満だそうだ。改定稿参照)、
外見上、妊娠していたように誤認していたのだとしていた。
ドッグぱーくでAA突入後に生まれた子犬は20頭にも満たず、
ジャックラッセルは子犬を産んでいなかったとしているのである。
獣医の証言もあるとしていながら、獣医の名も明かさず、
一方的に宣言していたのである。

なんで今頃。なのである。
多くのボランティア従事者や支援者が、多数の疑惑を提出しているときにも、
誤認であったと打ち明けたことはない。
彼女の打ち明け話の真偽を、追跡すら困難となっている今になって、
新事実として発表するのか、その真意を疑うほかない。
いたずらに疑念を膨らませるのを放置していたのは、
AAにとっての活動への根幹への疑念に関わるだけに、
理事としてならあるまじき行為というほかない。

この支部長の行動は、一般的に考えたとき、
団体に対する裏切り行為だと思うのだ。
獣医師の診療があり、それを診察として提示しえるというなら、
公表してしまえば、AAへの疑惑の一部は確実に払拭できたのだから。

今回、新事実を明らかにした後、ブログを一般から隠し、
自分のシンパのみに公開する方向にした。
(事実誤認あり。移転し、従来のブログは閉鎖したと判明。5/30追記。)
ある時期から、彼女のブログはコメント欄を閉じていて、
彼女の主張だけが公開される仕組みとなっていた。
彼女がなにを書こうと反論の場は、彼女のブログでは保障されていない。
のみならず、以前のブログのうち、
さまざまな人たちからのコメントもある時期に消してしまい、
コメント欄に寄せられていた、
さまざまな不足物資支援要請なども閲覧できなくさせている。
彼女が果たしていた役割は、AAの現地スポークスマンであったのに、
AA本部から、個人ブログとAAの公式ページは別物と指摘されたにせよ、
途中までは、特にAAのサーバーダウンの最中は、
ほぼ公式ホームページ並であったのに、
12月ごろに、すべての証拠となるコメント欄を閉じてしまったのだ。

行動に、発言に自信があるなら、
閉じる必要とてないブログを閉鎖する原因は何か・?
彼女の立場背からなら、
邪推をうけるのもやむをえない。

「ひろしまドッグぱーく」が話題となって8ヶ月。
風化は始まっている。
だけど風化させることだけは阻止しなければならない。
この問題の底にあるものは、寄付される側の不確かさにあるからだ。
寄付という善意のつもりが、
意図に反して、一部のものの利益になっているのかもしれない。
こうした疑惑は、寄付を求める側からすれば、
徹底的に入り込まないような手当てができなければ、
寄付に応じようとする者は確実に減っていく。
もしもそうなってしまえば取り返しがつかない。
まさしく地道に活動を続けているすべての寄付で賄われている活動、
相互扶助の現場にまで疑惑の目が向けられるのである。
疑惑を払拭するためにAAが果たす役割はあまりに大きい。
彼らが中途半端に逃げてしまえば、
この国でのボランティア活動に重大な瑕疵を残す。
AAに、その認識がないのだとしたら、
あまりにも稚拙かつ幼稚な思考といえないか。
で、なければ噂されるような逃げを打っていると思うしかない。

AAへの寄付金のうち、
AAが言うようにシェルター建設に同意し支援したものがいたとしても、
その財産のあり様について、個人資産になっているのなら、
その同意も崩れるだろう。
動物愛護を継続的に行う施設建設と思っていたのに、
個人が死亡したら、単なる個人資産であり、
分割して相続され、初期の目的から逸脱するのであれば、
同意できないはずだ。

AAの「大阪市認証団体」詐称は、結局謝罪することなく、うやむやなままだ。
時がすべてを忘れさせてしまう。

これまでの事件での疑惑は、同じ轍を繰り返してきた。
今こそ悪しき循環が断ち切られることを願う。