いろいろ…あるよな2024-04-24

2021年に姉が、2023年には母が、
相次いでこの世を去り、天涯孤独といってよいのか。

自分自身の体調はというと
目は近視老眼がますます進み、
文字を読むのがつらいと思うようになった。
聴力の落ち込みも進んできていて
僕が僕であるために必要な
音楽鑑賞や読書といった行動が失われていく。

残っているのは「犬遊び}なのだが
10年前なら半日付き合えたものが
今やせいぜいが数時間しか頑張れない。
犬を遊ばせた後、洗い乾かことがしんどいと思うようになった。

車での移動は、やはり10年前なら20時間くらいは頑張れたが
いまが5-6時間が目いっぱいというありさま。
速度も今では規制以上を出すのは怖くなってきた。
だから従来より移動に時間がかかる。
移動にかかる時間はおおむね20%以上増えている。
運転時間が増え休憩が増えたことが影響している。

そんなこんなで、あと10年くらいが活動限界かと思う。
時々記憶が飛び出すこともあって、
遺言は残していかねばならないと思っている。

なので母の死を契機に財産等の分割について
あとのものが困らぬよう遺言を公正証書にした。
「まこら」が死ぬまで動ける体で生きれば、いつ死んでもいいのだ

ドギーズパーク滋賀改修工事に関しての意見並びに退会について2024-04-23

ドギーズ会員となって20年が過ぎました。これまでの営業に感謝しています。

さて昨年当初にドギーズパーク滋賀改修についてお知らせを、施設主担から聞き、その後4月ごろに担当者不在の中、受付に張り出された案内で改修工事が始まることを知りました。宿泊棟・ドッグカフェの営業を休止しますが、ドッグランの使用はしていただけますとの内容でした。お知らせについては改修であり、サービスの大幅な変更を伴う旨知らされておりません。
一般に改修というのは大きな変更点を伴うものでないのは自明であり、この度の&resortへの変容は予測外のことです。この点については大きな不満を持ちます。大きな変更を行うのであれば会員に対して事前に説明する責務は御社に存すると考えます。施設改修の進捗状況及び再開期日に関しての知らせがHP上でもないまま新年度を迎えました。会員資格更新の案内が来たため本部にドギーズ再開のめどをお聞きしたところ4月中旬には案内できるとのことでした。中旬を迎えたのでHPを確認しましたがドギーズ再開のお知らせがなく、やむなくダイヤモンド滋賀に電話で問い合わせしたところ、施設は完成しているとの返答でした。その時、施設に大きな変更がないことを確認したところ、その場で回答いただけず折り返し担当からお伝えしますとのことでした。
担当からの着信にドッグランの大きさが1/5程度まで縮小していると聞き、先日(4月18日)確認に行ったところ、御社の裏切り行為を目の当たりにし、大きく失望したところです。
企業である以上経営判断の結果が&resortという解に行きついたのは尊重されるべきだと思います。私のように20年会員だったものは改編の内容に納得がいかないのであれば退会するだけのことであり、企業判断に異は唱えません。しかしながら会員期間の短い人にとっては詐欺同然と受け取られかねません。なぜか以下に項目を立て説明しておきます。

そもそもドギーズパーク滋賀とは
2003年プレオープン時の主なセールス内容は以下。

⓵関西最大級のドッグラン。
②ドッグスポーツのためのアジリティコーナーの設置
③施設内にはドッグカフェを開設する
④犬と一緒に泊まれるコテージ
が大きな誘い文句であり、さらに夏場に向け
⑤プールを設置する。

上記に加え、滋賀での状況次第では全国展開、も考えている。

そのほかにもこまごまとしたセールスポイントはありましたが、私が会員になったのは広いランに魅力を感じたためです。

この度&resortを見学しましたがドギーズサ―ビス継承をクリアできているのは④のみでした。

このようなドギーズサービスの停止を伴う衣替えするのであれば既存の会員に説明しておくべきことだと考えます。その点では御社の今回の処置は会員への裏切りであると断罪できます。ちなみにドギーズ会員は少数派でしたが本会員の中にもドギーズの存在があるため会員となった人が一定居ることもお知らせしておきます。

&resortをdogリゾートとして見たときに足りないものと改善点。
①  ドッグカフェではないのは致命的です。犬連れで来た人が犬と一緒にいられないカフェなどニーズを無視したものです。
②  アジリティ遊具に関して設置するなら安全を確保すること。アジ用具があれば子供は必ず上ります。危険です。用具の設置方法への配慮は見学当日伝えたところです。ランの運営に関して研究されたのでしょうか。用具はいたずらに置くと危険なだけです。また広さに見合った配置も考えなければなりません。起伏のあるランですので遊具を置けるスペースは限られます。あのランでは置くとしてもドッグウォークの小型版かハードルくらいでしょう。ハードルを置くならとび丸太はいらない。アジ用具は小型犬の方も使いたがります。大型犬側にのみ設置していては不満が出ます。アジ用具はできれば公式競技スペースに準じたスペース(20メートル四方以上)を設け固めて設置されるのがベターです。むしろアジ用具はあの広さなら置かない選択肢のほうがいいように思います。
③ ランの中心側に排水溝があることは問題をはらみます。クレーチングが途切れている個所も見受けられました。いわば施設の不備が理由の事故が起きれば責任を問われる恐れがあります。できれば排水溝移設を検討されてはいかがでしょうか。無理なら、せめて排水溝クレーチングを表面に滑り止め加工を行った板状のものとし途切れなしに固定設置されるくらいにされたほうが良いように思います。
④ グランピングテント付近に犬の係留フック見当たりませんでした。犬連れを前提にされているのであれば設置しておくといいでしょう。もちろん夏の暑さ対策も欠かせません。犬は人より熱に弱い生き物です。
⑤ カフェと受付ですがペットの侵入を拒むのであれば係留フックを陽の当たらないところに設置するなりしておくこと。
⑥ ドッグラン利用時に犬が大小便した時に水を流すよう指示がありました。ならばバケツか何かを用意しておくべきです。そういう指示を出す場合、スプレー等を施設が用意しておくのが一般的です。
⑦ ラン内に人が腰かけるものがない。どの程度の同時利用者がいると想定されているか疑問ですが、3-4脚は設置されるほうがいいでしょう。腰掛を設置しないのなら荷物置きができる配慮(例えば柵のフック)はしたほうが良い。また夏場の日よけも考慮しておく。(熱中症回避)
⑧ 狭くなったことでボールやフリスビーなどの犬の遊具使用条件や、人のものも含めおやつなどの持ち込みへの対応方針を決定しておくべきでしょう。さらに乳幼児(小学生以下)のラン入場も大変な危険要因になる点も考慮しておくといい。前施設は広大であったため利用者側が乳幼児のいる場所に配慮できましたが、今回のランの大きさでは不可能です。多くのドッグランで乳幼児の入場を禁止するのは理由があります。
⑨ 水道ですが水抜きがないように見受けました。冬季の破裂は必至です。また冬季に使用するのに温水対応になっていないと利用者からは不満が出るでしょう。

上記について②③及び⑧についてさらに補足。
ドッグラン内での事故があれば一般的には当事者間で解決が原則となり、施設側が賠償責務を負うことはありません。ただしそれは施設側の注意喚起義務・安全管理が適切になされている限りにおいてです。いかに文言上で施設に責務はないと書いていても、施設設置上での不備があれば免罪符になるとは限りません。また乳幼児の安全確保に対する保護者の監督責任を促す注意喚起義務が適切しておくことが求められます。適切さを欠いたままだと訴訟リスクを負うことは否定できません。大型犬と乳幼児の間で接触事故が発生した場合は最悪死亡することもありえます。乳幼児の場合は予測外の動きが引き起こす事故、例えば飼い主の許可なくいきなり犬に抱き着いたり、犬の周りで走り出し犬の本能を刺激させ、追いかけられ驚き転倒し負傷することも、多々あります。また保護者が適切な子どもの安全確保に留意しない例も多い。それらは危険要因であり、施設としての注意喚起に不備がある場合は法的な責任を負わされる可能性もあります。一例として示しますと、グランピング中で飲食時に子供だけが犬と一緒に、あるいは一人でかを問わずランに入場することはあり得ます。それは事故要因ともなりますし、利用者間の口論を引き起こし暴行に発展する事態も考えられます。そういう事態を回避しうるよう安全管理上の不備がないか検討されておくことを進言しておきます。おそらく従来のドギーズ利用者のうちそうした配慮を共有してきた会員は、引き続き訪れるとは考えにくいので、全く新しい秩序構築までは施設側の人員で対応するしかないように思います。

&resortを見学した印象。
誰をメインターゲットにしているのかわかりません。
グランピングはアウトドアを手軽に楽しみたいインドア派か、アウトドアを楽しみたいが面倒なテント設置などはしたくないという人がターゲットではないかと思います。どのような利用者であれ豪華で優雅さのある施設を期待しています。
しかるに施設はテントがあるだけで夏は直射日光ガガンガンあたり、冬は寒風にさらされる、暑さをやわらげ寒風を避ける木々もなし。ゆったりとしたくつろぎの空間には遠い。景観に優れているわけでもなく自然と戯れる環境でもない。キャンプから楽しむ人には焚火がグランピングの楽しみの一つですが、あの場所では火は焚けなさそう。グランピングを愉しむ人たちのニーズを分析したように見受けられなかったです。

つまりあのままではドッグリゾート派にとっても、グランピング派にとっても満足度は高くなさそうです。早急にメインターゲットの検討をされリピーター確保を目指さなければ、早晩行き詰るように見受けました。具体案など持ち合わせておりませんが、顧客ニーズに応えるべく改善されたほうが良いと見受けました。
既存の会員を考慮しないままの方針変更には怒りすら覚えますが、改変された以上は成功してほしいと思います。

私自身に関しては、長年親しんできた施設であり、改修を待ち望み、さらなるdogリゾートしての改善に期待していたところですが、期待に添う方向ではなく、むしろdogリゾートから乖離した姿に失望しました。御社の方針では、ドッグライフ上での魅力が全くなくなりました。残念ではありますが退会します。
ドギーズ会員としては、従来から改善への要望は伝えてきています。しかしどのような提案に対しても反応がなく、むしろ年を追うごとに施設運営は劣化していくばかりでした。もっと不満を書き置きたいところもありますが、経営陣に聞く耳があるとも思えませんので、これでやめておきます。
会費を今後支払わないでいれば自動退会という解釈でよろしいでしょうか。別途手続きがいるようなら案内願います。

ドギーズパーク滋賀改修が終わったが…2024-04-23

5000平米ある全国でも有数の広いランが魅力だったドギパ
昨年初頭より改修が伝えられ、
5月の大型連休後には、
宿泊棟・ドッグカフェなどが営業停止、
9月末にランの利用も停止された。

年会費については当該年度分を返金され、
良心的だなと感心していたのだが…

ドギーズパーク滋賀の名称がなくなった。
同時にサービズ内容が大きく変わってしまった。
場所も移転している。
元あった場所はサッカーコートになり、
以前空きスペースだったところに移された。
広さは以前のランの半分ほどあるかどうか。
その空間に管理棟兼カフェ・宿泊コテージ・グランピングテントが
ごちゃごちゃと設置されている。
トライクか3輪バギーが置かれていたから、
アクティビティとして用意しているのだろう。
でも楽しめるようなコースは僕には思いつかない。

カフェもペット禁止と来た。
競技用アジリティ器具は雑然と置かれていて、
うちの犬が乗ったら激しく揺れる始末
全くダイヤモンド滋賀経営陣は
20年間のドギーズ運営でのノウハウを共有できていない。
新しく導入したグランピング施設というのも、
ちゃんとニーズを確認したか疑問である。
グランピングが人気だから導入しようと安易に考えたのかと疑う。

たしかに豪華なテントはある。バーベキューコンロもある。
だが豪華さや優雅さ、自然と楽しむ環境ではない。
星空を眺めたり、せせらぎを感じたり、
川を渡る風、木立を通る風、木々の香り、
そういうアウトドアの楽しみを感じられる施設に見えなかった。
最初は物珍しさもあろうが、すぐに飽きられるのじゃないかと思う。

ドギーズの強みだった広いランを捨てたことで
利用者の多くがそっぽを向くこととなるだろう。
1000平米程度のドッグランはこの20年で飛躍的に増えた。
ドッグカフェが併設され料理も凝ったものを出すなり、
他の施設にはない特色を打ち出している。

その中でドギーズが優位に立っていたのは
広大なランと、競技場に準じたアジリティ施設だった。
それらがなくなったのだからコアな利用者は
僕同様に見切りをつけることになるのではないか。

残念だ。

せめてグランピングが楽しめる領域になっていたら
あきらめもできるが、あれでは口惜しいばかりである。

あんまりだから意見書を送付しておいた。
内容は次の記事。

平均寿命2022-06-29

ゴールデンの平均寿命は10~12才。
このデータは20年間動いていないようだ。
大型犬の寿命が短めなのは承知している。
でも知る限りでは15才声のゴルも数頭知っているし、
もっと長生きのように思う。

僕がかかわる5頭のゴルも
10歳目前で力尽きたのが2頭。
12才9か月に14歳8か月、14歳5か月。
平均すれば13歳に近い。

6頭目の「まこら」は現在4歳9か月。
今度こそ15歳を超えてくれと思っている。

ドッグランでの走りっぷりを思えば、
(3時間くらいは知りまくる。おそらく10キロ近くなる。)
そんなに高くないハードルのように思うが
スポーツマンの早死にも多々見られるので
こればっかは天のみぞ知るってか。

暑い‼2022-06-27

夏だろうが、冬だろうが、雨が降ろうが、強風であろうが、
犬を飼えば、何があっても守らなければならないのが日々の散歩。
辛いのは、飼い主が年々暑さに弱くなってきたところ。

冬の寒さは着込めば、たかだか大阪の寒さなんて知れたもの。
雨だって、たとえ記録的降雨量であっても、
ドライヤの面倒などが生じるかもだが、まあ対応できる。

が、暑さだけは何ともならない。

そもそも犬は暑さに弱いので、
これまでの犬たちは夏場の散歩は控えめだった。
だから体力的に厳しいと思うほどの散歩はしていない。
体調に不安を覚えることはなかった。

在職中は夕方の散歩は土日くらいしかしていないし、
土曜日はたいていドッグ・ランに連れて行ってるし、
(犬は水浴びができるのだ。人にはない。水を飲んでごまかす。)
ほぼ日曜だけ夕方の散歩をする。
夜の散歩をたっぷり長めにしてきた。
それもまた夏場の不安を感じない理由だった。

さて「まこら」だが、5回目の夏を迎えるが、
きゃつの散歩は夏でもたっぷり歩くのだ。
長い時には1時間半以上、短くても40分。
朝も夕も同じようなもの。夜の散歩が短め(30分)なのだ。

で、毎日散歩疲れしているが、夏場以外は運動不足解にちょうどいい。
でも夏場の日差しの残る中での1時間半は厳しい。
体調によっては視覚がおかしくなってしまう。

今年は夏の暑さが早く来た。
このところ連日30度越え。大阪の暑さはねっとり。
それなりに汗が出たところで、排熱は間に合わない。
60代男性、犬の散歩中に熱中症のため救急搬送、
そんなことにならない保証なし。

暑い夏を無事に過ごせるか、不安がいっぱいである。

なんか哀しいよね2022-04-10

19年間ゴールデンを2頭飼っていた。
ゴールデンの魅力は染みわたっている。
いや、犬はすべてが、飼うものの接し方次第とはいえ、
どんな犬種・どんな容姿・どんな性格を問わず、
恋人や家族を超えるほどの、人への救いになる。 
かけた物心に倍する豊かさが返ってくると知る。 
でもあえて言う。中でもゴールデンは最高さ。

たぶん容姿が最たるも要因なんだろうとは思う。   

丸っこい顔に、まあるい目、ふわふわとした被毛。
人懐っこく、適当に遊び好き、従順で荒ぶることが少なく、
ぬいぐるみより温かで、甘えたなうえ、訓練性能も高(賢い)、
いつだって寄り添う。飼いかたさえ間違わなければ、
人がリーダーとして君臨しなくとも、リーダー気分が味わえる。
そういう犬なのだ。

ボスも入れたらゴールデン6頭と付き合った、
他犬種も、実は6頭知っている。
記憶にある限り犬がいつもそばにいた僕が言うのだから、
間違いなどあるはずがない。

ゴールデン以外がだめな犬だというのではない。
ちゃんと理解していれば、土佐犬だってピットブルだって最高の友だ。
そんなペアをいくらでも見知っている。

それでも楽さでは群を抜く。おっとりとしだすのも早い。
ほとんど無駄吠えがない。多少の乱暴には辛抱する。
だから、大型犬なのに、子どもや犬が苦手な人にも受け入れらる。
まあラブの盲導犬像にも助けられてのことだとは思うが、

何度も何度も考えた。
人と犬が一人と一頭であるよりは
複数人,複数頭でいるほうがよりいいのだと。
僕が他人と共に暮らせない以上、
犬のほうだけでも複数にしてやりたい。

僕の健康寿命が、たぶんあと十年もない。
もう子犬を迎える時期ではない。

散歩中の他犬との接し方を見る限り
「まこら」は、もともと集団生活に慣れていただけに、
同族が傍らにいたほうが良さそうなのだ。

なのにもう一頭を迎えるのがむつかしい。

自分の体力が恨めしくある。

何度か保護犬を迎えることも考えた。
残念なことに譲り受ける資格がない。
高齢に分類されるし、単身除外が一般的な条件だ。
ゴールデン以外に目を向ければ条件を満たすものもあるが、
ゴールデンの魅力にはまり切った僕に他犬種は.考えられない。

「まこら」はずっと僕だけと暮らすしかない。
なんか申し訳ないように思える。なんか哀しいよね。

拾い続けてウン十年2022-03-14

子どものころは周りには家が少なく
生垣だった家がブロック塀で囲われるまでは
庭に設置されたブランコに係留して犬がいた。
リードにつないで散歩するなど、ほとんどない。
行きたければ犬たちは首輪抜けしたりして
勝手にお出かけしていき、
いつの間にやら粗末な犬小屋に戻っていた。

クルマなんてほとんど走っていない。
自家用車なんて珍しい時代だった。
散歩中に事故にあうこともまれだった。
周辺は田んぼと畑と藪ばかり。放し飼いが普通だった。
犬同士だって強弱の決着がついているから
めったなことで闘争は起きない。
放し飼いの犬同士が緩やかな集団化しているといった様子であった。
ダイタイ出会えば、誰かしらの飼い犬であってじゃれ合う始末。

それが家がどんどんと建ってきて田畑は宅地にかわり、
藪とか野原がどんどん減り、ため池は埋め立てられ、
やっぱり宅地にかわっていく。
道路が新しくでき、舗装化が進み、クルマがどんどん走り出す。
急激に増える人口は、地域の結びつきを希薄にし、
似た年齢でもなければ、子ども同士ですらどこの人やらわからなくなる。
当然のことながら、犬や猫だってどこの家にいるやらわからなくなる。
犬、猫が一人で歩いていると危険だとなる。

もともと犬は繋いで飼いましょうとおかみが指導していても
よほどの問題犬でなければ誰も従っていないという感じだった。
ウンチだって4土がある場所では数日で分解されてしまう。
多少の糞は目こぼしされていた。

時代の波には逆らえぬ、リードにつないで散歩するようになってきた。
それでも土手がある。未舗装の道に荒れ地もある。
散歩中の犬の糞は放置か、せいぜい土をかぶせるくらいしかしない。

いよいよ家が増えてくると、土が見える地面がなくなり、
犬の糞が不衛生、美観を損ねるとなり、
犬飼たちは拾わなければ社会的悪とされるようになった。

僕の住む町でも、そのようになってから50年がたつ。

だから散歩中に犬の糞を拾い始めて50年以上がたったわけだ。

飼い犬といっても、今の犬たちのように世話の中心にいたわけではなく。
気が向いた時だけ連れていく、子どもにありがちな付き合い方だったので
「ごお」を飼い始めるまでは1000個も拾っていないように思う。

自分の意思で飼い始めてからは、
退職までの期間は毎日2回の散歩に連れ出している。
「ごお」だけでいたときは、一日1回しか排便しない犬だった。
時には朝晩とも排便したが、敷地内でするときもあり、
「そらん」が来るまでに拾ったうんこは4000個といったところだろう。
「そらん」が来てからも1000個ほどは拾ったろうから
生涯で5000個拾ったことになる。

「そらん」は朝晩2回きっちり排便した。
当初は「ごお」を見習い敷地内で用を足すこともあったが
「ごお」がいなくなってからは、散歩中にしかしなくなった。
だから「そらん」のウンチは1万個以上拾ったことになろう。

ジョンははじめは散歩中にウンチをしなかった。
散歩に連れ出そうとすると、敷地内で済ませてしまう。
時が経つにつれ散歩中にもするようになっていったが
うちにいた500日くらいの間に300個ほど拾っただけ。

「はいら」もジョンと似たところがあった。
散歩が終わってから家に戻りリードを放したら排便する。
そういうところがあった。
昼間は玄関のドアを開け放していたから
敷地内で済ましていることも多々あった。
だから生涯で散歩中に拾ったウンチは5000個ほどのように思う。

「まこら」を迎えてからは、一日3回散歩する。
「まこら」は敷地内では排便したくないようだ。
その代わり3回の散歩のたびごと必ず排便する。
ほんの少しだけでもひねり出す。
さらに一度の散歩で2度することだって多い。
だからすでに5000個近くは拾ったと思う。
200枚入りのウンチ袋が2か月持ったためしがないのだ。

自分の犬のウンチを散歩中に拾った数は2万5千個余りとなる。
「まこら」が生きている間は1日3個以上を拾い続けていく。
犬を飼うということはうんちを拾い続ける決意がなければ
絶対にやめることだ。

なんでこんな話を書いているっかといえば
最近散歩中に放置うんこをよく見るようになった。
数年前にはほとんど目にすることがなかったのに、
最近では毎日毎日新しい放置うんこを見る。
昔から知っている飼い主は拾っているから
この一、二年で飼い始めた人が放置しているのだろうと思う。
たまにはそれらのウンチをついでに拾いはするものの、
全部を拾えと言われても無理だ。
この前など、「まこら」のウンチだろうと言い、
拾えと強要されたこともあった。
大型犬のウンチだったので誤解されたのだろうが
気分のいいことではない。

拾っていかない気持ちがわからないわけではないが、
いまの住宅地では許される行為ではない。
うんちを放置する人が増えてしまうと
また公園に立入禁止の札が経ち、
散歩中に住人から白い目で見られることになる。
覚悟がないと買ってほしくないと考えてしまう。

まこら、帰る里をなくす。2021-05-04

某ブログを久しぶりに訪ねたら、川俣さんが亡くなっていたと知った。

「八ヶ岳犬の牧場」は、移転をする前には海ノ口牧場にあった。
その後いろいろあったようで、野辺山駅前、佐久穂町と
移転を繰り返し、細々と活動されていた。

川俣さんが元気いっぱいだった2000年頃に初めて訪れて以降、
2015年頃に移転するまで年に4-6回訪れていた。
移転してからも、年に2回ほど行っていたのだが、
2018年12月を最後に行けていなかった。

2019年は「はいら」のがんの進行が進み連れていける状況ではなかったし、
2020年はコロナ禍が続き、行くことが憚られた。
夏から秋にかけて何度か電話をいただいたものの
コロナ禍が落ち着くまで行けそうにないと伝えるにとどまっていた。

2018年にお会いした時は、随分と具合が悪そうに見えたものの、
本人曰はく、まだまだ頑張れますとのことだった。
くれぐれもご自愛ください。犬の頭数を減らしましょうといった話をしたほか、
川俣さんは、別な場所の確保を考えているように言っていた。
だからまだまだ元気で居続けられるのだろうと思っていた。

牧場からは「はいら」と「まこら」がやってきた。
来た時には半年齢が過ぎていたのでしつけにさほど苦しむこともなく
集団生活には慣れているから犬同士のトラブルも起こさず、
犬に社会性を学ばせる重要性が骨身にしみてわかった。
思い返せば、川俣さんは2000年頃に早くも生後4か月までは
牧場から出さないと言っていた。
商売として考えれば、このころなら2か月から3か月で出していたから、
買い手からは煩がられたことだろう。
また、売れ残り犬もそれなりに出ただろうが、
牧場で生涯暮らし続けている。
繁殖適齢を過ぎた犬も終生飼養されていたから、
犬が好きだとの思い、犬にかけた情熱は疑うべくもない。

ただ商売人としては失格だったのかもしれない。
それに年齢が追い打ちをかける。

いつ行っても笑顔のゴールデンたちがいた。

里帰りした犬たちはこぞって大喜びし、甘える。

あの川俣さんが、もういないのだと思うと、悲しい。

「はいら」が死んでしまってから1年5か月。
その報告と「まこら」の2度目の里帰りの機会は失われた。
「まこら」に家族を増やしてやろう。
牧場から年齢の行った子を迎えようかとの願いも、もう叶わない。

「まこら」が最後の犬と確定した。

いろいろすることが押し寄せる。2021-04-18

4月も半ばを過ぎた。
この時期はいろいろとある。
固定資産税に住民税等の納税も間もなくだ。
犬には狂犬病予防接種に混合ワクチン接種。
こちらはコロナのため集合接種が流れたから
獣医に行って打つことになる。(ここ10年ばかり獣医にて受けてる。)
そのほか免許の更新が今年だ。

免許更新は今回ゴールド免許になった。
25年ほど前に優良運転者票をもらって以来のことだ。
前回更新時は、その少し前に15キロオーバーで捕まり、
残念なことに普通講習を受けなければならなかった。
だけど今回は30分の講習で済むらしい。

行進のお知らせハガキが届いたので読んでいると、
めんどくさいことに更新申請が完全予約制になっている。
しかもネットでせよとのお達しなのだ。
いや、いいけどね。やればできるからね。
でもそういう手続きに慣れていない人もいるのに。
一律に義務化するのはどうかと思う。
文面を読むと、ネット手続きできない人を」阻害していると感じる。
電話での応対もします。{も}だよ。いつからこうなった。
使えれば便利だよ。弱者にとってもありがたい機能だよ。
だけどデジタルになじめない年代の人にとっては
こういう対応は傷つけることになる。優しい表現ができんものかな。

コロナ・ウィルス感染症を防ぐための予約制ということは理解できる。
それならば更新講習そのものも思い切ってオンライン化したって良いだろう。
オンライン化については負の面を指摘されることだろう。
更新講習をちゃんと受けてくれるか、とかもろもろ。
今の更新会場でも寝てる人もいれば、
目につかないようにスマホ画面を見ている人とかいる。
講習を受ける意思があればちゃんと受講すると思うのだ。
いやいや、渋々、仕方なしに会場に行く人もいるだろう。
そういう人・皆が講習を真面目に受けているわけではない。
結局、更新講習をして受けたよねというアリバイ作りみたいなもん。
だったら感染症予防の徹底を謳うなら
オン・ライン申請にオンライン講習でもいいじゃん。
できない人は、旧来の方法でするほかないけれど、
人が集まらないという感染症にとって有効な環境が
どちらにもできると思うのだけれどな。

さて、「まこら」の予防接種、いつ行こうかしらん。
去年が5月にずれ込んだから、今年は4月の第4週と考えていたけれど、
獣医の密集度は高そうだ。
去年は予約制にしたらと言ってみたが、叶わなかった。
今年も対応していなさそう。
とりあえず19日から26日当たりまでで受けよう。
7種混合は5月第2週かな。混みそうだなあ。

アッと驚く値付け2021-04-07

昨日「まこら」のおやつやうんち袋を買いに行った

「まこら」が最後の犬と思いきっているから
長らく生体販売ケースを見てはいなかった。
が、昨日は何となく目に留まった表示にびっくり。

48万円。

ひとけた読み間違えた?

じっくり見なおす。間違っていない。

動物愛護法改正があったりで、生体価格が上がっていると気づいていた。
だけれどこの価格付けにはびっくりだ。
3年ほど前なら高くても20万くらいだったのが、
2倍以上の高値になっている。

犬の価格が異様に安いころは、バーゲン価格の犬は5-6万円だった。
(そんな価格で純犬種が売られていたのにも驚いたが)
そういうのが並んでいたホーム・センターで
希少犬種でもない、MダックスにTプードルが40万円以上。
Gレトリーバーには60万円だって。

数年前には15万円程度の値付けだったのに。
なんとも不思議な感じがする。
純犬種だから価格が上がるのも当たり前っちゃ当たり前。
良血統のものならおかしくはない。

子犬製造工場と指摘されていた劣悪業者が締め出されつつあるから、
全体として取引価格が上がるのは理解できる。
それでも3-4倍になるのは驚きでしかない。
多産系の犬なら一回の出産で平均的給与所得者の年収相当。
経費を考慮したって分のいい仕事に見えるかも。
にわかブリーダーが生まれかねない状況かも。

知人のブログで紹介されていた記事を思い出す。

コロナ禍で在宅勤務が増えたことや、
人同士の交流が抑制されたことで、
癒しのためにペットを求める人が増えているとのことだ。

なるほど需要が急増したことでの高騰ということなのか。

そういえば近所の散歩でも、いつものドッグ・ランでも、
6か月から1年くらいの幼犬をよく見かける。
一昨年までなら、一回の散歩で1頭に会うか会わずだったのに、
行くたびに新顔に気づく。

で、知人のブログでは犬を放棄する人が増えているとの記事も見た。
たいした覚悟もなしに飼い始め、しつけもろくにできないで、
思い描いた理想にないからと、すぐに責任放棄するってことが
信じられなかったけれど、事実なのだとわかる。
価格の高騰ぶりを見ていたら想像以上事態は悪いようだ。

ずっと犬を飼っていたって新たな犬を迎えるたびに苦労はする。
家の中は毛だらけになるし、成犬になるまでは家の破壊もする。
手入れをさぼれば臭いし、散歩に飯など手間暇かかる。
犬を置いて長時間家を空けるのは犬にとってストレスでしかない。
犬にストレスを与えれば問題行動につながる。
しつけに失敗すれば呆れられ、飼い主にもストレスがたまる。
旅行や他人との付き合いをある程度諦めないと犬は飼えない。
マイナス面を考えたなら、犬など飼うのは酔興といえる。

働く犬なんてのは特殊な存在で、現代人にとっては愛玩動物でしかない。

人としての自由が制限されたとしても、
犬といる生活を望む人だけが飼える。
覚悟ができない、知識不足では後悔するだけ。
在宅勤務だからが飼う理由なら、
また通勤しなければならなくなったらどうするの。

長毛種を買った日には掃除機はすぐに壊れ、洗濯機も壊れる。
大型犬が甘えただけで飼い主だってケガすることもある。
犬への直接的経費以外にも周辺で金を食い尽くしていく。

犬飼への風当たりは強くなっている。
こうした新参の飼い主が増えてくると、
今までの飼い主が世間と折り合い形作ってきたマナーも壊れる。
さらなる強い逆風につながるような気がする。

それにしても今の生体価格はちょっとびっくりだ。
「まこら」に同居犬を迎えてやりたいなんて考えたこともあるが、
自分の年齢を考えあきらめた。
後先考えず突っ走ろうにも、こんな価格では二の足を踏んだに違いない。