ショック!2007-07-03

「ごお」の急逝後、縁あってやってきたジョンが、
診断の結果、リンパ腫の可能性が著しく高いと、今日判明した。

ショックだ。
以前の飼主から預けられ、大切に育ててきたと思っている。
「ごお」のときに見落とした轍を踏まぬよう注意を払っていたつもりなのに、
よりによってリンパ腫になってしまったのだ。

土曜日(6/30)の晩に食事を残したジョン。
散歩も元気に行ってたし、体をあちこち触っても、
これといった異常は感じなかった。
体のあちこちにある脂肪腫も、大きくなっているようには見えなかった。
5月の定期健康診断のときにも、6月の頭の下痢のときにも、
獣医での健康診断では異常はなかった。

それなのに…

日曜の朝は食事を少し摂った。
喉の下の脂肪腫も肥大化しているとは思えなかった。
ところが晩には、食事を食べようとしても飲み込めず、口からこぼし、
喉から顎にかけて心持晴れていると感じた。
月曜の朝は大きく顎から喉、首にかけて熱をもち晴れを感じた。
獣医に連れて行きたかったが、
あいにく、この日はどうしても休めなかった。
仕事から帰ってきたら、腫れが引いていて、食事も食べている。
それでも喉のところにしこりがある。
一晩様子を見たが呼吸も苦しそうだ。
顎の下に枕をあてがってやると楽そうにして眠る。

火曜の朝は、さらに腫れが引き、食事も難なく食べている。
だけど、しこりは残ったまま。
あわてて獣医に診断を受けに行った。

レントゲンと血液検査、それから組織検査をすることとなった。
組織検査の結果はまだだが、
残る二つの検査ではのどのところの腫れが大きく、
おそらく食事が摂りにくかったのは、
僕の見立てと同じで、圧迫していたからであろうということだった。
血液検査のほうは数値上は正常値を指し示しているものの、
白血球の形が、リンパ腫に多く診られる特有の性質を示しているとのことだ。
さらに、リンパ節は喉のところ腋の下後肢の付け根と、
全身に腫れが認められるとのことである。
これらはリンパ腫の疑いが異常に高いということを意味するということだ。

放置していれば1ヶ月以内に危険なことになるかもしれない。
何か手を打つとしたら、抗がん剤治療かステロイド投与。
ステロイドでリンパ腫を抑えられる確率は3-4割。
抗がん剤も副作用を抑えるのなら単一剤の投与になり、
その場合だと5-6割、癌の抑制ができるという。
最初から幾種類かの抗がん剤を一緒に投与する方法もある。

僕の希望としては、体への負担を極力抑え、
遊べる間は十分に遊び楽しい生活を送らせること。
苦痛は最小限に、無理な延命だけを目的とする治療は行わない。

ただ、ジョンは前の飼主の思いを受けている。
本日とりあえず事実だけは連絡した。
ジョンの飼主となった僕は、僕だけの独断で治療方針を決めてよいのか悩んでいる。

リンパ腫を患っても、数年以上生きた犬もいる。
反対に抗がん剤投与の副作用で苦しんだ犬もいる。
数日の猶予期間の中で、僕は答えを探さねばならない。

「ごお」の亡き後、「そらん」だけでは埋め切れなかった悲しさを埋めたジョンに、
僕はどういう選択をすれば、報いてあげられるのか迷っている。