終わってる2021-08-05

軽症・中等症1は自宅療養が基本なんだそうだ。

とうとう判断ミスの影響が深刻な事態になった。

家庭内の感染は確実に起きるし、発症までの間は家人は外出する。
感染防止じゃなく、蔓延推進と言えなくないか。
隔離を基本戦略として対策していたのに
有効な防疫措置を知らない家庭にとどめおく。
病院なり宿泊施設なりに収容しきらなくなったので、
自宅療養していただきたいというのは、かろうじて理解する。
ならば感染者を抱えた家庭に注意点を明示し、
隔離と同じ対応が保証できるよう支援体制を示すべきだろう。
そこらあたりの注意喚起をせず自宅療養を進めれば
感染を拡大させる政策でしかないと思うのだ。

オリンピックを開催しているから自宅観戦する人が多くて
人の流れが止まっているなどと
何の根拠もなく自賛する暇があるなら、
個々人に責任転嫁するだけじゃなく
ちゃんとした対応を周知していってほしいものだと思う。

おそらくだけど現状の対策のママだと
あと2週間は倍々ゲームになると予想でき
8月中旬(つまりお盆のころ)には4万人/日に達しそうだ。
ほんでもってそこからも減少する要素がない。
9月になるころに10万人/日になったとしても不思議ない。

そういう状況なのにパラは中止検討された形跡が見られない。
楽観するのはもうよせ。

連日のメダル獲得に喜んでいていいの。
ごく一部のワイドショーを除き、メダルラッシュへの比重が勝ち、
危機感が希薄になっている。
若者が悪なイメージを植え付けるより、
若者が危機感を持つような方途を見つけないと。
政府もマスコミもね。
まして河村氏のように選手にすら齧るポーズをとらぬようしているのに、
齧るパフォーマンスする政治屋がいる。
危機感を持てというのが空々し。

もうどうしようもないとあきれるばかりなのだ。

姉が逝く2021-08-15

8日に姉が息を引き取った。

昨年すい臓がんが見つかり手術した。
手術自体は成功したから、あと数年は生きていると思っていたが、
がんが再発してしまった。

抗がん剤投与もし、化学療法もしたが、
ガンの悪化速度が速くて、
本人の体力の衰えにより有効な治療方法がなくなっていった。

最後に会話したのは7月20日で、
意思疎通できる状態での面会は8月1日。
そして臨終にも立ち会った。
母とともに。

母を看取るまで生きていたいといっていたが
それは叶わなかった。
娘によれば「なんで死ななあかん」と無念を口にしていたという。

母には、かねてより病状を、ごまかすことなく伝えていたので
かなしみはあれど取り乱すことはなかった。
姉に責はないとはいえ親より先に逝くにのは不幸だ。
今どきの日本で古希を迎えられないのも不幸だ

これで母の面倒を見るのはひとりになった。

母にとっては僕がいるだけでは十分ではなかろう。
同姓の娘がいてこそ気付くことも多い。
足りなくなった目を補いきることが
姉が僕に残したものなのだろう。

母の残る寿命と「まこら」が逝くまでは生きていなければならない。

価格が落ち着きだしている。2021-08-17

5月に見たときあまりの高騰ぶりに驚いたものだが、
ひさしぶりに見たら犬の生体価格が落ち着きだしている。
ゴールデンが平均で60万ほどになっていたけれど、
今回見ると平均で40万ほどまで下がっているようだ。
が、小型犬は相変わらずの高値が続いている。
トイ・プーで60万が普通だった。

需要と供給の関係が価格を決めるのだから仕方がないけれど、
やっぱりこの高騰ぶりは無茶な気がする。
犬を求める人が有閑階級ばかりなら、それでいいと思う。
ごく一部の上流に属する人たちしか純犬種を飼わないということなら。
でも庶民だって気に入った姿かたちを求めたっていいと思うのだ。
ならばもっと安くなってもいいように思う。

大型犬はおおよそもっとも高騰していたころから見れば
総じて3割から4割下がった。
コロナ以前から比べれば3割ほど高値ではある。
が、動愛法が改正され繁殖業者への規制が強化されたことなどで
作出頭数に制限がかかった状態になっているから
案外今の価格が適性価ということになるのかもしれない。

もう一つの保護犬譲渡のほうを見ると
コロナ以前と譲渡費用変動が見られなかった団体は、やはりそのままで、
市場価格に連動するように譲渡費用を上げていた団体は
コロナ以前の状態に戻っている。
中部圏のブリーダーレスキューをする団体だけは高額なままだが、
ここは以前から高額譲渡が多かったので変わらない。
僕には動物愛護ではなくブリーダー愛護に移って仕方ないのだが、
そういうところからでも引き取る人がいるのは、きっと、いいことなんだろう。

保護犬譲渡では1年未満の犬がやたらと目立ちだしてきた。
心配していた事態が生起してきているようだ。

これから大量に放棄犬が生まれ、犬の生体価格の暴落や
保護施設の飽和状態につながっていかないことを祈る。