黄金週間なんて嫌いだ2006-05-03

ちょっと大きくあけすぎよ。
交通情報を見ると、いつものこと、あちこちで渋滞。
黄金週間はいつもいつお出かけしたらいいか迷ってしまう。
せっかく出かけても、渋滞ばかりじゃ疲れてしまうし、
せっかく出かけても、人手で溢れかえっていたら犬たちは遊べない。
近場だって家族連れがいたりすると川遊びもできやしない。
山歩きだって、ハイカーが多くちゃき疲ればかり。
何より壊れかけの心臓じゃ、犬たちについていくのだって覚束ない。

で、今日は家でごろ寝です。

ジョン君はずっと傍らで寝ています。
『そらん』はお外で人や犬に愛想しています。
しやけどな、『そらん』、吼えていたら誤解されるよ。
時々2階に来ては、ベッドに登ってジョンとプロレスまがいしています。
おかげで僕は踏まれて乗られて目が覚める。

5日間の連休なので、2度くらいはお出かけしたいなとは思ってはいます。
とりあえず4日はお出かけか。
混まないといいのだけどな。

大使のラサ・アプソ2006-05-03

北村汎 中公文庫 552円

とち狂った僕のめん玉は、この本のタイトルを、
なんてこと『天使の-』と読んでしまいました。
だから副題の「ヒマラヤ犬と旅した16年」も、
完全に誤解したうえで、言葉から中身の想像をしてしまったのです。
また表紙がきれいなんだよね。
青が基調で、ヒマラヤの山並みと白い犬。
目にもさわやか。
そんで大使を天使と読み間違えている大馬鹿。

そういうわけでこの本にはがっかりしたのです。

著者は大使まで勤めた外交官であり、
赴任先で見かけたラサ・アソプという、
毛むくじゃらで真っ白けの小型犬にほれ込んだといいます。
それで外交官としての伝を辿り、
念願の犬を手に入れ、
各地に一緒に赴任したことを回想録としてまとめています。

しかし、犬との暮らしぶりを書いたものとしては、
中途半端な感じが否めません。
外交官としての自伝的要素が強すぎて、
なんでこんなん読んでんやろ、わし。
と、思ってしまった。

外交官としての回想録としても中途半端で、
時折外交的な話が出てくるのですが
結局機密事項が多くて書き込めないのか、
緊迫感の真相が理解できずに、
なんだか焦点のはっきりしないものと感じた。

それでもドルジと名づけた犬との16年間を、
比較的抑えた筆致で描ききっているところは
教養の高さを見せつけられる。

まあ、本を読む前にはタイトルを思い込みで間違わないようにしよう。
それから、本の内容紹介も載せてくれているのだから、
しっかりと読んでから読み始めよう。
勘違いして読み始めて、ほんの印象が悪いというのは、
あまりにもひどいですよね。

今回は評価しません。