もうすぐ3ヶ月(その3) ― 2006-05-16

さて、2回に渡ってジョンが性格がよく、
うまく我家に溶け込んできた経過を書いた。
ジョンの素直でいいこな部分じゃない、
少々困ったところも書いておこう。
室内でのおしっこは7-8回。ウンチが3度。
ジョンの名誉のため書いておくと、ドアを開放していたら、
必ず外に出てしている。
ところが閉まっていると、我慢というのができないのか、
呼ぶこともせず、その場で漏らしてしまうのだ。
まあ人間の側にも気がつかないでいると言う失態があるから、
怒ったりはしていませんが。
かなり煩く吼える。
どうやら我家で暮らすうちに、だんだんとわがままを言う味を覚えたよう。
自分の思い通りにかまってくれないときは、
「そらん」にだって吼え続ける。ちょっと深夜だと困る。
独占欲強し
僕が「そらん」をなでると一目散に分け入ってきて、
「そらん」に挑戦的な態度を見せる。
「そらん」のおもちゃを強奪しもする。
本気で「そらん」が怒れば、甲高い悲鳴を上げ、
大げさに泣き叫ぶ。芝居うまし。
「そらん」は「ごお」の薫陶よろしく、ものへの執着心が少ないから、
めったなことでは怒りませんが、ちょっとだけ心配。
頑固です。
嫌なことがあったら、てこでも動きません。
僕に対してのみ、抵抗が無駄だと思っているようですが、
母には唸ることがあるそうです。
ちょっと締める必要があるのかも。
もうすぐ3ヶ月で、我家での安心感が出てきたところで、
ジョンなりに自分の立つ位置を探しているようです。
僕は犬の下僕ですが、必ずしも犬の下についているわけではありません。
ジョンが僕以外の犬や人に命令的な態度を見せるようなら、
不本意ではあるけれど、叱らなければならないこともあるのかな。
叱るのはエネルギーが要るから、やりたくないんだけれどね。
まあ「そらん」は自力で叱るから問題なし。
母上だけが心配である。なんせ下僕道の師匠なので、
その犬への甘さ限りなしですもん。
「そらん」は今日、あまりにしつこくマウントに来るジョンに教育的指導をしました。
ジョン君キャンキャンといって謝っていました。
それでも晩はまた元気に遊びを要求しているので、
「そらん」が怖くなったというわけではなく、一安心。
うまく我家に溶け込んできた経過を書いた。
ジョンの素直でいいこな部分じゃない、
少々困ったところも書いておこう。
室内でのおしっこは7-8回。ウンチが3度。
ジョンの名誉のため書いておくと、ドアを開放していたら、
必ず外に出てしている。
ところが閉まっていると、我慢というのができないのか、
呼ぶこともせず、その場で漏らしてしまうのだ。
まあ人間の側にも気がつかないでいると言う失態があるから、
怒ったりはしていませんが。
かなり煩く吼える。
どうやら我家で暮らすうちに、だんだんとわがままを言う味を覚えたよう。
自分の思い通りにかまってくれないときは、
「そらん」にだって吼え続ける。ちょっと深夜だと困る。
独占欲強し
僕が「そらん」をなでると一目散に分け入ってきて、
「そらん」に挑戦的な態度を見せる。
「そらん」のおもちゃを強奪しもする。
本気で「そらん」が怒れば、甲高い悲鳴を上げ、
大げさに泣き叫ぶ。芝居うまし。
「そらん」は「ごお」の薫陶よろしく、ものへの執着心が少ないから、
めったなことでは怒りませんが、ちょっとだけ心配。
頑固です。
嫌なことがあったら、てこでも動きません。
僕に対してのみ、抵抗が無駄だと思っているようですが、
母には唸ることがあるそうです。
ちょっと締める必要があるのかも。
もうすぐ3ヶ月で、我家での安心感が出てきたところで、
ジョンなりに自分の立つ位置を探しているようです。
僕は犬の下僕ですが、必ずしも犬の下についているわけではありません。
ジョンが僕以外の犬や人に命令的な態度を見せるようなら、
不本意ではあるけれど、叱らなければならないこともあるのかな。
叱るのはエネルギーが要るから、やりたくないんだけれどね。
まあ「そらん」は自力で叱るから問題なし。
母上だけが心配である。なんせ下僕道の師匠なので、
その犬への甘さ限りなしですもん。
「そらん」は今日、あまりにしつこくマウントに来るジョンに教育的指導をしました。
ジョン君キャンキャンといって謝っていました。
それでも晩はまた元気に遊びを要求しているので、
「そらん」が怖くなったというわけではなく、一安心。
牧羊犬シェップと困ったボス ― 2006-05-16

マージョリー・クォートン 東京創元社 600円
この作品は発表から20年以上たつ。
アイルランドは牧羊の盛んな地域であり、
牧羊犬は依然大切な働き手であるらしい。
牧羊犬というと、ラッシーの影響でラフ・コリーが思い浮かぶが、
実際にはボーダー・コリーが多いようだ。
ボーダー・コリーは日本でも愛好家が多く、
その頭のよさや作業能力の高さで、
アジリティー競技やフリスビー競技で優秀な成績を収めている。
黒と白の独特な模様を持つ中型犬で、
愛嬌のある表情をしている。
「シェップ」という名は、
さしずめ日本では「ボチ」とか「シロ」にあたるようで、
牧羊犬を指す名として、普遍的な名前ということらしい。
本書では、そうした牧羊犬「シェップが物語るという本になっている。
シェップは「ボス」と呼ぶ飼い主に飼われている。
ボスは怒りっぽくて分別にかけるところがあるものの、
シェップにとっては大好きな人間だということだ。
ある日ボスが競技会を見て、シェップを出場させたたいと思い、
シェップを訓練し、出場する。結果とても優秀な成績を収め、
海外にまで遠征するような有名犬となる。
優秀なるがゆえ、犬さらいに誘拐され、数々の冒険に出会う。
シェップが出会う、人も犬も大変個性的で、
アイルランドの田舎町が途方もない魅力に輝いている。
ゆっくりとした時間の流れには羨望すら覚える。
シェップが語る飼い主をはじめとする人間の描写は笑いを誘うし、
シェップが語る牧羊犬仲間は個性に溢れている。
お人よしシェップの朴訥な語りに引き込まれ一気に読める。
牧羊犬の協議会の説明もたっぷりで
ドッグ・スポーツを愛する人には、いっそう興趣に富むものと思う。
7点
この作品は発表から20年以上たつ。
アイルランドは牧羊の盛んな地域であり、
牧羊犬は依然大切な働き手であるらしい。
牧羊犬というと、ラッシーの影響でラフ・コリーが思い浮かぶが、
実際にはボーダー・コリーが多いようだ。
ボーダー・コリーは日本でも愛好家が多く、
その頭のよさや作業能力の高さで、
アジリティー競技やフリスビー競技で優秀な成績を収めている。
黒と白の独特な模様を持つ中型犬で、
愛嬌のある表情をしている。
「シェップ」という名は、
さしずめ日本では「ボチ」とか「シロ」にあたるようで、
牧羊犬を指す名として、普遍的な名前ということらしい。
本書では、そうした牧羊犬「シェップが物語るという本になっている。
シェップは「ボス」と呼ぶ飼い主に飼われている。
ボスは怒りっぽくて分別にかけるところがあるものの、
シェップにとっては大好きな人間だということだ。
ある日ボスが競技会を見て、シェップを出場させたたいと思い、
シェップを訓練し、出場する。結果とても優秀な成績を収め、
海外にまで遠征するような有名犬となる。
優秀なるがゆえ、犬さらいに誘拐され、数々の冒険に出会う。
シェップが出会う、人も犬も大変個性的で、
アイルランドの田舎町が途方もない魅力に輝いている。
ゆっくりとした時間の流れには羨望すら覚える。
シェップが語る飼い主をはじめとする人間の描写は笑いを誘うし、
シェップが語る牧羊犬仲間は個性に溢れている。
お人よしシェップの朴訥な語りに引き込まれ一気に読める。
牧羊犬の協議会の説明もたっぷりで
ドッグ・スポーツを愛する人には、いっそう興趣に富むものと思う。
7点
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