楊令伝 二 辺烽の章2007-08-17

北方謙三  集英社  1600円

漸く楊令と出会えた燕青と武松。幻王となった楊令と語り合う。
梁山泊の志は楊令に伝わっているのだろうか?
緊張感漂う中、燕婿は楊令に棟梁の資質を感じ取る。
梁山泊は楊令の帰還を信じて再び戦い始める。
 宋と燕と金、国同士の関係は送金が手を結ぶなど緊張感が漂っている。一方、江南では宗教を母体とした独立国構想が進捗している。
呉用は単身乗り込み、江南の情勢を梁山泊に役立てようと目論んでいる。梁山泊は中華が緊張をはらむ中、雌伏しつつ時を待っている。
替天の旗を高らかに挙げる日を待っているのだ。
梁山泊は大規模な南北の争いの最中、いよいよ立ち上がる。
楊令と史進たち梁山泊主力が出会うとき、何かが起きると予感させる。

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