なんか哀しいよね2022-04-10

19年間ゴールデンを2頭飼っていた。
ゴールデンの魅力は染みわたっている。
いや、犬はすべてが、飼うものの接し方次第とはいえ、
どんな犬種・どんな容姿・どんな性格を問わず、
恋人や家族を超えるほどの、人への救いになる。 
かけた物心に倍する豊かさが返ってくると知る。 
でもあえて言う。中でもゴールデンは最高さ。

たぶん容姿が最たるも要因なんだろうとは思う。   

丸っこい顔に、まあるい目、ふわふわとした被毛。
人懐っこく、適当に遊び好き、従順で荒ぶることが少なく、
ぬいぐるみより温かで、甘えたなうえ、訓練性能も高(賢い)、
いつだって寄り添う。飼いかたさえ間違わなければ、
人がリーダーとして君臨しなくとも、リーダー気分が味わえる。
そういう犬なのだ。

ボスも入れたらゴールデン6頭と付き合った、
他犬種も、実は6頭知っている。
記憶にある限り犬がいつもそばにいた僕が言うのだから、
間違いなどあるはずがない。

ゴールデン以外がだめな犬だというのではない。
ちゃんと理解していれば、土佐犬だってピットブルだって最高の友だ。
そんなペアをいくらでも見知っている。

それでも楽さでは群を抜く。おっとりとしだすのも早い。
ほとんど無駄吠えがない。多少の乱暴には辛抱する。
だから、大型犬なのに、子どもや犬が苦手な人にも受け入れらる。
まあラブの盲導犬像にも助けられてのことだとは思うが、

何度も何度も考えた。
人と犬が一人と一頭であるよりは
複数人,複数頭でいるほうがよりいいのだと。
僕が他人と共に暮らせない以上、
犬のほうだけでも複数にしてやりたい。

僕の健康寿命が、たぶんあと十年もない。
もう子犬を迎える時期ではない。

散歩中の他犬との接し方を見る限り
「まこら」は、もともと集団生活に慣れていただけに、
同族が傍らにいたほうが良さそうなのだ。

なのにもう一頭を迎えるのがむつかしい。

自分の体力が恨めしくある。

何度か保護犬を迎えることも考えた。
残念なことに譲り受ける資格がない。
高齢に分類されるし、単身除外が一般的な条件だ。
ゴールデン以外に目を向ければ条件を満たすものもあるが、
ゴールデンの魅力にはまり切った僕に他犬種は.考えられない。

「まこら」はずっと僕だけと暮らすしかない。
なんか申し訳ないように思える。なんか哀しいよね。

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