とても情けなく思ってる。(改)2007-02-27

今日の昼ごろかな、AAがひろしまの収支を発表するそうだ。
たぶん信じられないくらい短時間で収支報告をうやむやにしてしまい、
あとは大阪府のブルセラ救援チーム批判に時間を割くのではないかとにらんでいる。

AAに関連する人脈は、豊中も含め妖しげな人が多数いる。
動物愛護というビジネスモデルを起業していたり、起業しようとしていたり、
なんだか上手い隠れ蓑に『動物愛護』という旗を利用しているとしか思えない。
AAの行動を支持する人たちも、とても狭い了見しか持ち合わせていないようで、
犬の命を救うことだけが大切という感覚しか持てない、
非常にバランスに欠けた人物としか見えない。
犬を救うためなら、人を騙しても、人に迷惑かけてもよろしいようで、
傍で見ていると、情けないやら、あほらしいやら、嫌になってくる。
僕は犬が好きだし、できれば犬が幸せでいてくれたらいいと思うけれど、
彼らのように犬を助けることが正義とは受け止めていない。

犬孝行に出かける前、ブルセラの犬にAAが介入しようとしているのを知ったとき、
少なくとも、WAN LIFEは拒否するか、
せいぜい支援を受ける程度で留めると信じていた。
ところが『実績ある団体』だとして、AAにブルセラを任せてしまったのだ。
この件を見て思うのは、彼ら『動物愛護』を唱えるものたちの無節操。
あれほど批判すべき活動をし、疑惑の真っ只中にいる団体を、
犬を救いたいという理由で、いとも簡単に容認するのだ。
その薄弱な活動方針には失望しか感じない。
犬の問題など大したことがないと思う人から見たら、
まともな人間として相手にされるはずがない。

豊中もWAN LIFEも、ARKのビジネスモデルを見て活動している。
AAだってそうだ。AAが特別に金儲けに走っているのかと考えようとしていたが、
どうも様相は違うようだ。

『動物愛護』には哲学が必要だ。
殺処分される犬を助けるにも業界の基準がなければならない。
厳しい倫理観と活動指針が示されなければならない。
たかが犬と考えている人からみても、
非をあげつらわれることのないものを構築しておかねばならない。
なのに、だ。これまで曲がりなりにも業界が自主基準としてあげていた共通認識を、
まったく無視した形で、嘘に嘘を重ねて展開しているAAに対して、
いかに他団体批判はしにくいといえど、黙して語らぬ愛護団体が多い。
WAN LIFEにいたっては褒めたてているとしか思えない。
AAをして、まともな愛護団体のたたずまいとするなら、
そんな愛護団体は活動を停止するがよい。
思いつきの活動など必要ではない。

ひろしまで病気の犬の治療を終了させないうちに譲渡していたAAを、
『実績ある団体』として喧伝したWAN LIFE、
単発で発生したブルセラを治療できるからと言って、
隔離の方法も示さないAAに同調して介入してきた『またたび獣医団』も、
はっきりといって、はた迷惑な集団だとしか思えない。
救援チームの見解を無理に曲解し、一般の飼主を扇動し不安感を持たせ、
隔離中の犬を強引に持ち出した彼らに問いたい。
ブルセラが大阪で蔓延したら責任を取ってくれるのだろうね。
沖縄で昨年発生したブルセラ犬の殺処分に抗議したのか?
あなた方は!

「またたび」が、沖縄の件でも行政に物申していたのなら、
今回の大阪での行動にも、一貫性は認める。
しかし、調べた範囲では沖縄に対しての見解は見つけられなかった。
だとするなら、『またたび』はひろしまマネーによってしゃしゃり出てきたというように捉えるしかなくなる。
これまでの実績があるだけに、『またたび』の山口氏に疑念は抱きたくはないが、
動きが不自然なものに写って仕方ない。

とにかく今日の会見で示されるもの、それを見届けたい。

狂ってしまった『動物愛誤』。
本来の動物愛護に立ち戻ることを切に願う。