忘れてしまう前に2018-02-04

死んでしまう前、約1か月の記録をしておく。

8がつにドッグドック受診。11月に追加検査。
年相応の筋肉の衰えはあるものの、ほぼ健康と判定。
追加検査で鼠蹊部にはレがあるので注意がいるという指摘を受ける。

12月25日ごろまでは、食欲は旺盛で、散歩も1回当たり2キロのコースを歩いていた。階段を上ることは躊躇するようになったのは11月からだが、このころまでは抱えて登らなくともよい日もあったし、下りは難なくこなしていた。就寝時も、ダメな日は階段前で呼ぶこともあったものの、自力で上がってきた。

12月25日ごろからは散歩が短めになった。
それまではうんちを散歩中盤までしなかったのに、
歩き出してから早い時期にするようになり、
時に以前なら考えられない短いコースを選択するようになる。
うんちが結構な確率で軟便気味になる。
食欲のない時が見られるようになる。

12月30日。下痢をする。散歩中に倒れる。
突然これまでのフードを食べなくなる。
このころから食欲のなさに危機感を持ち、
ダメな日は階段前で呼ぶこともあったものの、胸ダメな日は階段前で呼ぶこともあったものの、鶏肉、鶏肝、卵などを混ぜ与えるようになる。
与えたものは、いったん食べ始めれば完食はする。

1月3日ごろから、卵にそっぽを向くようになる。
ますますフードを食べなくなる。病中食やらいろいろ試しながら混ぜてv与えだす。

1月5日。朝の散歩前に横倒しで倒れる。常用のフードを全く食べなくなる。このころから、さまざまなフードのうち食べたものを中心に与え出す。

1月6日。獣医につれて行く。血液検査の結果や、首のリンパ節に腫れがあることなどからリンパ腫の診断。ステージは5。3月まで持ってくれそうにない。
獣医自体は4日から開いていたのだから、少しでも早く受信させればよかったと悔やむ。ステロイドを使用開始。

1月7日 ドギパに行く。以前ほどの元気さはないものの、しっかりと歩けた。

1月13日 ドギパに行く。先週より動く時間が短くなった。どうかすると車に乗りたがる。

1月15日ごろ 徐々に食事量が減ってきている。流動食などを用意する。残した量に見合うカロリーをこれらで補う。

1月16日。2度目の受診。前回より腫れが大きくなっている。進行が速い。

1月19日から20日。 出張があるので「メロー」に預けに行く。
到着してすぐに散歩に行く。迎えの日は車に飛び乗りはしなかったけれど、家に帰ると自身の足で降りた。夜の散歩は1キロコースを歩く。
このころになると食べられるものが極端に少なくなる。
鶏肉のボイルや、肝、白身魚、手を変え品を変え与えると、はじめは食べるが1-2日でそっぽを向く。こまかくしてペースト状にしてみたものの、食べない。「食べないと死んでしまう」といって口元までもっていくと食べるときもある。時間をかけて忍耐強く与えてやると、必要量の1/2は食べさせられる。シリンジを使って栄養補給を開始しだす。

1月22日。朝に800メーターの散歩に行く。

1月23日。はじめてのおもらし。

1月24日。自力歩行が困難になる。歩行できる距離は20メーターほどが限界。うんちは両手で腰を補助してやらなければならなくなる。

1月25日。3度目の受診。歩行するだけでも補助がいるようになる。
獣医には、以前岩場で引き上げるときにと買っていた抱っこひもを使う。嫌がりもできず、されるがまま。四肢に力がはいらない模様。
各種介護グッズを注文。2度目、3度目のおもらし。おむつ着用開始。
ほとんどの食事がシリンジから与える栄養剤になる。固形物は消化にしやすいおやつ類やパンのみ。

1月26日。介護グッズ到着。自力での立ち上がりが困難になる。4度目のおもらし。排便排尿がだんだんしにくくなる。

1月27日。ほとんどの固形物を受け付けなくなる。おやつ類とメロンパンは食べる。

1月28日。おやつのうち鹿肉チップ、チーズなどは口にする。
フードには見向きもしない。おやつも寝たままで頭だけ上げて食べる。

1月29日。補助しながらの最後の歩行。唯一食べ続けていた鹿肉チップを口元までもっていくと半切れ食べた。

1月30日a 朝起きると、おむつ内に排便あり。ハニカムマットにくるんで階下に降ろし、お尻を拭いてやる。ダメもとだと思いながら、ハニカムつなぎを両手で支え祖とぬ出す。腰を落として大・小を少しする。
10時過ぎからは全く立てなくなる。頭をあげることもできない。
ふくらはぎに頭を乗せたり、左手で頭を支えながらシリンジで飲まそうとしてもうまく飲み下せない。それでもゆっくり根気よく続ければ少しづつでも飲む。

そして

ついに力尽きた。