いぬのえいが2005-10-16

今日は一日雨。短めの散歩だけの日。
退屈。なので、以前買っておいた『いぬのえいが』を見ることにした。

映画館にはほとんど行かないので
気になっているものであったとしても、
ビデオになるのを待つか、テレビ放映を待つしかない。

『いぬのえいが』評判どおりよかった。
ストーリーもほんわかほのぼの。泣き所も満載。
特に『ねえ、マリも』は、どこの家でもある物語だけに泣ける。
ただ、僕にとってはつらかった。

モニターの中での話に泣きながら、
モニターのこちら側での『そらん』に思わず笑ってしまう。
モニターの中の犬に尾を振ったり目で追ったり、
ついには伸び上がって覗き込んだり、忙しいこと。

DVDには削除されたシーンを収録したディスクが特典としてついている。
本編の編集意図がよく分かり、新たな発見ができる。

クイール2005-10-16

『盲導犬クイールの一生』がベストセラーになり、
某公共?放送でドラマ化されるなどもし、
ちょっとした社会現象になったのは記憶に新しい。

火付け役となった書籍は、過度な脚色もなく淡々としており好感を持ったものだ。
使われている写真も可愛いものも多いし、
平易な文章だったこともヒットした原因だろう。
いろいろあっても『盲導犬クイールの一生』が、
補助犬を理解させることに果たした役割は大きい。

『大誤読』あたりでは相当に厳しい指摘がなされているようだが
そうした揶揄にもかかわらず、優れた書籍だと思う。
まあ疑問に思わないことはないんです。
盲導犬になるとは限らない犬なのに
生まれたときから死ぬまでの写真があったりするのは
深く考えれば不思議だものね。
そもそも普通のブリーダーが、自分ところの犬舎で生まれた犬を
盲導犬にしたいと考える動悸も分かりにくかったりするしね。
ただ、そうした働く犬の応援団というのは
かなり精力的にボランティアを行っていたりして、
社会への理解をすすめる活動を行い続けているから、
『大誤読』的な揶揄はありえないと思います。

さて『クイール』だけれど゛、崔監督のメガホンにて撮られた映画で、
情感たっぷりに描かれています。
書籍版が、使用者への言及を少なめにしていたのに対して
映画では使用者の人物像を、家族関係まで見せていて、
より深みを増している点が大きく異なります。
にもかかわらず、全体の印象が同じトーンになっているのは
監督の力量によるものなのでしょう。

買ってから視聴するまで随分長い間かかりましたが、
世の評判の高さに恥じないいい映画でした。
DVDで購入したので、特典としてメイキングが付いていますが、
こうした作品にメイキングは不要だと思います。
作品だけを鑑賞しているのが一番いいのだ。

それにしてもクイールの最後は、感動的ですね。
最期を看取られることの幸せが、
『クイール』の存在を伝説にまで高めていくのだろうと思います。

返す返すも『ごお』の死を看取ることができなかったことを悔いいります。