リハビリを兼ねて2009-11-09

長いことブログ書けずにいて思考が錆付いている。
リハビリがてらちょっと前に書きかけていたものを完成させてみた。
しばらくの間は頼りないゆれを抱えながらのブログ再開です。
再開したとは言っても、まだ本調子じゃないのでばたっと倒れるかも。



「盗人にも三分の理」という言葉がある。
どんなことにでも理屈をつけようと思えばつけられるということだ。
「盗人の昼寝」とか「盗人を捕らえてみればわが子なり」なんてのもある。
いずれも使い尽くされた言い回しで、
いまさら説明する必要もない言葉だろう。
昼寝する優雅な生活は闇の生活のためなんて、
ちと考えが及びはしないだろう。
よもやと思うところが犯人だったら困ってしまう。

過去から伝えられているこれら言い回しがぴったり当て嵌まる、
そういう事件は現代になんと多いことか。
子殺しは母の狂言、無差別殺人の理由が疎外感。
どこか狂った理由と動機が並ぶ。

身近なものが犯人で理由を問い詰めれば、
そこに財布があるのが悪いなどと居直られれば、
「猛々しい」と表記するそうだ。

「猛々しい」といえば、某自称動物愛護団体代表、
委員長という肩書きもお持ちのようだが、
どうにも実態がはっきりしていない。
動物虐待監視委員会なるものを立ち上げて、
もうすぐ一年になるというのに、
いまだに具体的な活動事例ひとつ報告されてはいない。
統括が活動日誌で大規模レスキューを示唆する記事を書くものの、
これまでのところすべて不発のようだ。

2009年度は太宰府の疑惑のレスキュー29頭を除けば、
僅か12頭を引き取っただけという結果だ。
佐上氏などはエンジェルズの活動が順調に進めば、
高島市はあろか滋賀県内のの殺処分はゼロになると期待を寄せていたのに、
大きく期待を裏切った結果となっている。
その所為か、近頃は関係の方面にエンジェルズの活動紹介は、
ほとんど載せられることがないようだ。
またたび獣医団のブログ然り、
風を感じて然り、
財団法人どうぶつ基金 然り。
縄田獣医師もめったに記事にしなくなった。
さすが硬派の縄田獣医師は10月12日付で、
10月25日の譲渡会を紹介しているが、
以前ほどの切れ味を感じない。

どうもこういう一連の支援者・協力者の行動を見ていると、
コアな支持者ですら、もろ手を挙げての共鳴から遠のいているの?
なんて感じてしまう。
実際はどうなんだろう。

戻れ。
10月25日の地元の反対集会&抗議デモに対して、
林代表は
「反対している下流域の伊井地区にはどれだけの人口なのかは判らないが、200名が参加されたと聞くが・・・・・。
高島市全体では男女併せて54,329人。今津町全体では13,115人。
その内の200名なら、ほんの一握りの少数反対派か。
高島市全体比率(0.36%)。今津町全体(1.52%) 但し、全てが市民か町民であればだが・・・。」
などと欠いて反対運動が少数に留まると訴えているが、
この引き合いの出し方はいかにもという感じなのだ。
滋賀市民運動ニュース&ダイジェストによれば
http://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/a41a944298bce85ff627b82490d7889a
「人口400人余の酒波(さなみ)、伊井両地区。」と紹介している。
地域住民の6割が参加する抗議でもということである。
反対運動に10000人参加していたって、
比較を日本に設定してしまえば、滋賀全域に指定してしまえば、
比率などかんたんに下げられる。
林代表の論法自体がむなしいだけだ。

デモ参加者を少数と決め付けておきながら、
施設に来た人数を林代表は、
「当日のスタッフさんは総勢25名、来場者102名、同窓会19組」
と表記し、たからかに謳う。
文字通り受け取れば、スタッフは乗り合わせてきたとして10台以上、
来場者は30台前後、同窓会は19台、計60代もの車が来ていたということになる。
スタッフを除いて50台もの車が出入りしていたという実感はない。
当日現地で見た感想で言えば誇張が感じられる。
仮に発表どおりとしても、デモ参加者よりはるかに少ない。
デモ参加者を少数と決め付けるなら、
自らの主催行事はとても少ない参加者だということができよう。

スタッフにはボラが含まれ、
ボラの中に同窓会出席者が含まれていたとしても不思議ではない。
来場者=譲渡希望者ではないだろう。
そうすると譲渡希望者は50人にも満たないものだったと言う図もある。
広島DPの頭数同様、不確かな数値の羅列にしか思えないのだ。
ぼくが現地にいたのは12時30分過ぎまで。
デモ終了後の一時間に施設に来た車は見かけていない。

いつもながらの我田引水的主張と誇大報告だと感じている。

エンジェルズでは今後、
高島シェルターにおいて恒常的にバザーを開催するそうだ。
地域に愛されていないのに、
常設コーナーを作ったって売れないだろう。
譲渡数だって、愛知支部や大阪支部から出た子を含めて61頭。
滋賀だけなら40頭。
不調に終わる候補者もいるだろうが、
滋賀まで出向く候補者なら5割は引き取るだろう。
そう考えるなら一日一組程度の来訪者を期待してのバザー。
バザー開催の意義もくそもないじゃない。
お店屋さんなら愛知支部だけのほうが効率がよいのにね。

相変わらず狙いが良くわからない活動振りに困惑している。