「まこら」の成長2021-03-22

10回ワンセットのプロについてのしつけ・訓練は
3巡目を昨年末に終えた。
訓練士さんからは、僕が願う犬との暮らし、
なんもできなくてもよいから立派な家庭犬なら、
もう以上の訓練しなくても十分です。とのお墨付きをもらった。

3巡目まで通ったのは、唯の犬からステージアップできる期待があった。
何か競技(ドッグ・スポーツ)に、
僕自身がハンドラーになって一緒に楽しめないかと思ったのだ。
結局「まこら」にか、僕にか、あるいは双方に、
どうにも少しずつ足りないことがあって、あきらめた。

オビディエンスなら、たぶん歴代の犬で一番成績が良い。
座れ、伏せ、立て(立って待て)、待ては完璧だ。
(5分くらいはじっとしていられる)
行進中の停座も、不完全なままで終えたが、ほぼできている。
行進中の伏せもほぼ可能。行進中の立止は美しくできる。
行進速度を変えても追随する。ターンも正確。
周りに犬がいようと、子供が走ろうと姿勢保持は大丈夫。
集中している間は気に留めない。
なのになぜか物体が突然動き出したらパニくる。
生き物なら耐えられるのに無生物には弱いのだ。
予想していない動きには激しく動揺する。
これでは競技中の突発事象には耐えられない。向いていないだろう。
第一競技自体が勉強(訓練)みたいなもんなので、僕が楽しくない。

アジリティ用具では、シーソーが絶対にできそうにない。
Aフレ、ドッグウォークも無難にこなすのに、
どうしてもシーソーは嫌なんだそうだ。最初にガタンを防ぎ損ねた僕が悪い。
あとブラインドがあるなら絶対に無理。
スラロームもハードルもうまくできるし、
連続してさせてもついてくるのになあ。
いっちゃん問題なのはアジリティは僕の体力がなさすぎる。

ボールを使った遊び的競技は、咥えたボールを嚙み締める力が強すぎる。
訓練士さんが持来ができるようにしようとしたけど、
結構気合を入れて修正に取り組んでくれましたが、放しやがらん。
こんなに口の固い犬は初めてです。だそうだ。
もっと頑張って続けたら、いずれはできるようにも見受けられるが、
もう根負けしてしまいました。ダメ飼い主です。
ボールをいっぱい用意してるから遊ぶのには困らんさ。
フライボールもガンドッグ競技も咥えたものを放せなければできません。 

フリスビーは持ってきて放す(渡す)ことは何回かに一回はできる。
でも咥えて戻ってきたら縁が割れている。あの縁の状態ならいつか流血を見る。
加えて僕のフリスビーを投げる技術を磨けるかという不安アリ。

「そらん」のような捜索競技はどうか。
服従や熟練は何とかなりそうだが、瓦礫などを克服できそうにない。
不安定な足場への侵入など性格が慎重で行けない。
椅子の下にボールが転がり込んだ時、
へっぴり腰でびくびくして、見えているのに取りに行けない。
なんとも理解しがたいほどの臆病(慎重)さだ。
雷の自然の突発音は平気なようだが、人工的な突発音は怖がる。
捜索競技も不可能だ

臭気選別を含む競技は「まこら」の適否を探る前に、
僕自身に知識が全くないため挑みもできやしない。

うーん。ダメじゃん。

僕はぼんやり犬が好きなので、まったりゆったりで満足する。
が、「まこら」はゆったり、まったりするのは嫌。
かまってちゃんである。徹底的に構ってほしがる。
うるさいのだ。

一日3時間散歩してても満足はしてくれない。
真夜中でも構ってほしくなるようで、
朝起きたら髪の毛がべとべとに固まってたりする。
僕は寝ると朝まで何が起きようと目覚めない。
それなのに遊びを強要しようとした形跡が残る。
覚醒中の僕には、用事をして遊んでやれないから待っとけと言っても、
退屈じゃ遊べと、いろんなおもちゃを次々持って来ては
手や顔に押し付けてくる。飛びついてくる。
根負けして遊ぼうとしても絶対に放さないし、
放さないから引っ張りっこを誘っても引かない。
じゃ、ほかのを投げてやろうかと手を伸ばすと前肢で押さえとらせない。
撫でてやっているだけでは許してくれないので困る。
抱っこはあまり好きじゃない。どうして欲しいのやら。
とにかく自分が注目されていないのが不満なようだ。

歴代ゴールデンの中では「ごお」に次ぐ素直さといえるも、
オフ状態では「そらん」に次ぐわがままなところがある。
変な奴だ。
可愛いけれど、かまってちゃんがうるさすぎる。