ママ、大変、うちにコヨーテがいるよ!2005-11-04

著者はエルモア・レナード。角川書店からの一冊。
結構人気作家で映画の原作も数多い巨匠だそうだが、
僕は初めて出会う作家である。
表紙とタイトルが気になっていて、8月にとりあえず買っとくになっていた。
で、しばらく積読だったのだが、昨日の検診で一気に読んだ。

もと映画スターで、人気映画シリーズの主人公を務めたシェパードと
自由奔放に暮らすコヨーテが生活を入れ替える?
老いぼれてまではいないが、若かった頃の名声を懐かしみ退屈している
赤いスカーフがトレードマークのシェパード、バディ。
ショーの常連でミス、ビューティーのプードル、べティ。
ハリウッドに住む2頭の犬が、
タフの悪がきとも言えるコヨーテのアントワンと繰り広げる冒険の数々。

なかなかにおもしろい「とりかへばや」です。

若いタフさを持つアントワンが、さしずめ愛すべきアウトローで、
バディが元シェリフの老ガンマン。
ベティが町一番の踊り子といった設定の西部劇のよう。

アントワンの粗野さが光ります。

7点

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kumaneko.asablo.jp/blog/2005/10/29/124070/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。