正しい定款の使い方。2007-02-09

1
昨日、アークエンジェルズの定款について書いた。
実によくできたNPO法人としての定款になっている。
文句のつけようのないくらい、定款としては正しい。
正しいから、笑える。正しいから煮えくり返る。

にわか仕込みでNPO設立の要点を見た。
たしかに収益事業は可能だし。役員報酬を出すのも正当だ。
あの定款は、設立者側としたらリスクを多大に抱えた諦観となっており、
たとえば500人くらいで入会して、既会員を説得したら、
理事を総入れ替え可能なシステムになっている。

ところが、立派な定款にも関わらず、
あの定款への法的拘束力がどこまで及ぶか不明だ。
NPOとして認証を受けていない、申請中なのか。
申請できない事情があるのか。
そのあたりはわからないが、任意団体のままでいる。
なぜなのだ。
ことが今日に到ると、かんぐらざるを得ない。
大阪市認証団体の件と、非営利団体という、わかりづらい表現で、
信用を高めようとしたのではないか。と。

現在のところ任意団体なので会員がクーデターしたらのっとりは可能だが、
個人資産になっているから、背任などを立証せな駄目だ。(と、思う)
ううーん。狡猾。
でも、渡さなかったら詐欺罪にはなるのか?
いや、個人資産で目的が了承されているので、詐欺罪も難しい?
この辺は専門家の意見を探しにいかなわからん。

2
NPOは利益を追求しない事業所なのであって、収益事業をしてもよい。
しかし、収益事業はその業態を明確にし、
目的のために行われるものなでなければならず、
利益は課税対象であるし、利潤の制約もある。
物品販売だけが収益事業ではあるまい。
ARK-angel.comも、そうだったのかもしれない。
しかし、オペレーターの報酬を払って、どれほどのものが利潤としてあるのか。
役員報酬の規定があっても、実体化できていなかったのではないか。
だから団体の手にあまる事件に手を突っ込んだのかな。
会員が増えれば報酬が出せる。
収益事情も好調になるから、給料も出せる。

設立メンバーが理事になっている。当然。
だけれどね、ARKから何故独立したんだ。理事たち。
ARKにいたら職員にも採用されにくい人たちなのか?
よく比較して欲しい。ARKとアークエンジェルズの活動に違いがあるか?
ほとんど違いはない。
なのに何故独立したのか。
独立したことで何が変わったか。
彼らに肩書きが大きくついたのだ。
そして無償の奉仕活動から、定款に見る有償であり得る奉仕活動に変わった。

NPOの会員は、いわば社員。労働の対価を受けられる。
当初からの会員らしき人たちは、
事務所で無償ボランティアをしている。
一方、理事は役員報酬を受けることができ、
役員報酬を受けることのできる職員として理事長から任命される。
会員には無償奉仕を求め、さらに会員外からもボランティアを求め、
その一方で理事・幹事には収入になる道をつけている。
収入目当てではなかったかというようにも見えてしまう。
しかも理事長権力を強大にした理事会運営が可能。

3
ご大層な活動目的をあげているが、
人と動物が強制する教育への理念は掲げているだけ。
ようは引き出してきて、無償ボランティア(会員ね)に預け、
第3者に譲渡し、啓蒙活動やその他はされているとは思えない。
ひたすら、犬、それも引き取られやすい人気犬種を中心に、
回転率の高い状況となるよう集め、
新しい飼主に渡す。週刊朝日(2/9)の疑惑記事もあったな。

本来、犬を保護して殺させない活動が主眼なのだ。
そのための活動資金に会費と寄付金・募金を収入源とするのであり、
活動の柱とするのはいかがなものかと思う。
定款に記入したとしても、あの位置ではかんぐるしかない。

本音はここなの。

だから、広島入りする前に情報を小出しにして、
あちこちに伝言ゲームさせたんかな。

4
設立からの会計報告。
アークエンジェルズは資産がない。書いていないだけなのだとは思う。
で、ひろしまドッグぱーくが始まって初めて会費納入がされている。
設立時のメンバーだけにしても、会費・および入会金がなければ、
理事選ばれへんやないか。
最低でも22000円×14(元広島支部長は9月以前に会員になっている。)
合計308000円の会費収入が要る。
これもNPO法人じゃないから突っ込めない。
実に狡猾。
それにしても一年間会員は増えなかったのね。
ひょっとして13人ほどのスタッフでひろしまをどうにかする気だったの。
すごい妖しい。
犬好きの心理読まれまくり?

だとしたら、悔しいなあ

超解釈。あるところの趣旨。2007-02-10

幻聴がする 




世の中には人間の身勝手で、飼主が飼育放棄したり、繁殖事業者が繁殖に使えないと判断したりと、何かの事情で捨てられる愛玩動物がいます。
いくつもの動物愛護団体が、そうした犬・猫の現状に手を差し伸べ、保護し、もう一度、人間を信じて終生を全うできるようにしていますが、現状の団体だけでは、すべての殺されていく愛玩動物を救い出せません。私たちは、人間の身勝手で無責任な行為に、同じ人間として憤りを感じています。全ての放棄飼育動物を救うことは困難ですが、たとえ1頭でも多くの命を助けたいと願います。

  私たちは、殺処分ゼロを目指します。たとえ、もの扱いにしかならない動物と言えども人間の法律で命を絶たせてはいけません。一人ひとりが「小さな命を救う」意識を持たせるようにし、その命が失われていくことに自責を感じなければなりません。

救いましょう。罪のないペット(本団体では犬しか扱いません)を!!
救いましょう。皆さんのお金で!!!

  私たちは、放棄飼育動物の現状を見かねて、問題意識と報酬を期待して集まった、善意の仲間で、このたび「動物愛護団体」●●(有)を起業いたしました。心ある動物愛好家の皆さんからの会費と寄付・募金によって支えられ、責任のはっきりしない職員の手によって活動する団体です。職員は役員が兼任(そうしないと報酬でない)していますが、他に職業を持ちながらの活動なので、文句は言わないでください。無償で私たちの代わりに働いていただける方の協力で、私たちは募金活動を行わせていただきます。本団体の成長に協力していただける方は、その協力によって役員への登用も開けておりますので、強い忠誠心をもって本団体へ協力していただければとお願いします。職員と役員の報酬の出所については詮索不要です。報酬を受け取っていても社会奉仕活動であり、ボランティアです。無償で労力や金銭負担いただくのもボランティアですが、こうした違いに目を向けることなく、私たちの動物の命(犬だけ)を救いたいという活動に、皆様のご参加をお待ちしております。救う活動に重きをおきますので、啓蒙活動など注目されない活動旗団体にお任せします。でも、申し訳程度に目的には入れておきます。

猶、本団体は猫の取り扱いはいたしません。犬だけです。
飼育放棄されるに当たってはご相談ください。
引き取らせていただきます。





あんまり幻聴がひどいので寝た。
悪夢が

この続きを幻聴で聞こうとしたら、悪夢でした。
超解釈しようとしたら、本音が透けてしもうた。

ヤッパリよく読んでみるもんやな。

僕の文章も大概ひどいが、
あの文章ひどすぎ。用語の統一性もないし、超解釈でけへん。
まともに文意とられへん。
地域教育を熱く語っているのに、情操教育になっているし、
情操教育を説いているけど、道徳教育のことをさしているし。
そこまで教育を熱く語っているのに、具体的な活動プラン示していないし。
なんほでも活動できるんやけどね。
市民祭りでブースもらって児玉さんの写真展実施するとか、
近隣の学校の文化祭に参加していくとかね。

動物を助けていく運動に協賛するのはイメージアップやなんて企業に呼びかけている文章あるし。
支援してくれたらスポンサー企業として宣伝してあげると言っている。
収益事業って、広告代理業も含んでいるらしい。
多角経営なんだ。
企業のところはともかく、文章が読みにくいのもともかく、
いいことを羅列しているよね。ほんまに。
書いていること実行していたら、職員めちゃいりそうだ。

2月の活動報告、きっと人件費はいってくると見た。
誰が何頭どこへ移送したかも不明やから、
燃料代とかも出てくるのかなあ。

あとひとつだけ記事かいて、終始報告書出てくるの待と。

遊びに行ったよ。2007-02-11

大阪の朝は晴れ。絶好の天気だ。
昨日は「そらん」が下痢ピーだったので、
どこにも行かず家でごろごろしていたから、
今日は遊びに行くことにした。毎度おなじみのドギーズパーク。

向かっていると、三重に入るあたりで雨がパラパラ。
やばいなあ。雨は嫌だね。ちょいと不安な気持ちになりつつも、
すたこらクルマを走らせた。

着いてみると、ランの状態は先週ほどじゃないにしろ、
あまりよくない。本日は風が強くて少し冷え込んでいる。
シャンプーは避けたいな、という願いは叶わず。

「そらん」の脱走は留まることがない。
あっちで松山君の声がすれば脱走。こっちにラブが見えたら脱走。
120センチの柵などあってないが如し。次々乗り越えていく。
どうやったら、脱走癖が止むのか、、頭が痛い。

ボール投げは付き合ってくれないし、
ジョンの遊べ攻撃も無視して、
好き放題、し放題。飼主としてはあらゆる意味で情けなし。

ラブ軍団が全員ランに入ってきたら、
脱走することはなくなったが、今度はマウントしに行くし。
それも雄のラブに。雌よりましだなんて言えない所が犬の世界。
マウントなんてしていたら喧嘩になりますがな。
相手が怒れば、素直にあそぼ攻撃に切り替えているものの、
「ごお」亡き後、「そらん」の唯我独尊振りは日々深まっていく。
主義に反するが、去勢を考えるべきなのかもしれないな。

ジョンはと見れば、女性の後ろを付いて回っている。
で、なければおやつ頂戴コールをしている。
「そらん」以外の犬と遊ぼうとはしないけど、
犬たちの中にいるのも平気になってきたようなので、
安心はしていられるようになった。

2時間ジョンを遊ばせ、その後『そらん』のおさらい。
先週とは違い今日は集中力を欠いていて、
『そらん』は課題が上手くできなかった。

まっ、いいけどね。
この態度がいかんのだろうが、下僕なので仕方なし。
シャンプーして帰阪。
今はベッドで仲良く寝ています。

アークエンジェルズ疑惑を整理する。(改)2007-02-12

このところ、ひろしまドッグぱーくについて過去の記録を調べなおしている。
ほんとうなら、580頭の犬が、多数の善意のおかげで救われ、
その中心でがんばったアーク・エンジェルズの今後の活動に期待して、
レスキュー活動に偏重した活動に疑問は残すものの、
情においては理解できる活動として賛意を示し、
喝采で終われたらよかったと思っていた。

ところが、ひろしまのボランティアに参加した人たちのかなりが、
アーク・エンジェルズの活動に対して不信感を表明した。
また、僕自身も救助活動のあり方については、疑問を持ってしまったのである。
不信感や疑問の中には、林代表が言うような嫉妬や愉快犯のような存在による、
不当に貶めるような誹謗中傷が含まれていることも考えられる。
しかし、これほど多くの疑惑が報じられるには、
アーク・エンジェルズの活動に多くの謎が付きまとっているのも確かだ。
それらのうちのひとつには、
『大阪市認証団体第一号』というものが実体がなかったという、
動かしがたい、否定しようもないものも含まれている。
そうした、ひとつずつ明らかになってくる事実が積み重なり、
アークエンジェルズは設立からして、
営利目的だったのではないかとしたり、
果ては『かわいそうたかり詐欺』だったとの憶測まで飛び交っている。
それらに対して、AAは具体的に情報を開示することなく、
聞きようによっては不誠実極まりない対応に終始しているのだ。

本当のところは、もうすぐ公開されるという、
アークエンジェルズの活動報告がでるまで、
憶測の域を出ることはないが、
僕自身は、ネットで飛び交うAA批判のいくつかは、
実際にあったことであろうと考えている。

ここでは、AAをめぐる批判のいくつかに対して、
僕なりに考えていることを整理しておく。
僕の立場は、処分場から動物を引き出すことは、
情においては認めているが、その活動には意味がないという考えである。
ペットを飼育する飼主の倫理観と、生産するものの倫理観と法規制、
および、それを実行化する仕組みづくりをしない限り、
ペットをめぐるさまざまな問題は解決しようがないと思っているのだ。
愛護団体の使命は、目の前にいる殺処分される動物を助けることより、
そうさせない仕組みづくりを目指す点にあると考えている。

その上で、AAの主張している活動趣旨・目的について、
彼らの定款と、ホームページ上の記載、確実となった『認証』詐称から、
どこに問題があるかを、まず考えてみよう。
非常に長文になる上、すべてを網羅することはできない。
すでにいろいろな人が指摘するところと重なることが多い。
興味がなければ、このあとはスルーするのがよいだろう。

AAは「かわいそうな動物を救え」ビジネスをしているのか?

一昔前に話題となった事件がある。
自分で傷つけた動物を、大怪我をして可愛そうだから救ってやりたい。
だけれど自分には金がないとして、募金を呼びかけたというものだ。
いつごろの事件だったとか、誰が起こしたとか、記憶にはないが、
確か、何度も何度も同じ手口で募金し、
ついには虐待と断定され告発された事件だったように思う。
AAが狙っているのは、功名にカモフラージュした「かわいそう募金」
そこまで妄想じみて言う人もいるようだ。
そんなことはあるまいと思いつつも、今回の一連の事実をつなぎ合わせると、
そういう図式が浮かんだとしても無理がない。
それほどにAAには透明性が欠けている。
定款をしっかりとつくり、大阪市認証団体と名乗ることで、
動物愛護団体としての信頼性を、あたかもNPO法人であり、
しかも全スタッフが無償で活動していると読ませてしまっている。
一般の感覚では、ボランティアは無償の奉仕活動と捉えられている。
その錯覚がある一方で、定款には役員報酬をきっちりと書き込み、
そのうえで報酬を受けることのない役員は、
理事長が認めれば職員として採用され、
給与を受け取れる枠組みを作っている。
定款に書かれたボランティアの意味と、
ホームページ上で書かれるボランティアの意味は微妙に異なっている。
そもそも、この活動は多くの会員がいれば別にして、
赤字こそ考えられ、役員報酬などでないと考えたほうがよい。
その意味では、役員報酬はないとしても、まったく問題がない。
にも関わらず役員全員が報酬か給与を受け取れる仕組みを構築している。
これが疑惑を生む背景にあるようだ。
労働対価や実施弁済はあって当然だが、
会の趣旨に明らかとされていない以上、
募金を呼びかけられた側としては、困惑することとなる。
ましてや、役員には実費弁済の仕組みや、報酬があるのに、
単なる会員や会員に属さないものには実費弁済がなければ、
騙されていると感じられてもしかたあるまい。


ひろしまでAAがしたこととは?

しっかりとした保護団体なら、いつ、どこで、誰から、何頭救助し、
どういう疾患があったかを明示し、現在の健康状況・性格・注意事項など、
一頭一頭についてデータを公開している。
大規模レスキューであって、混乱していたとしても、
正確に犬種をも含めた頭数を明らかにする。
何故公開するのかといえば、
こうした活動は疑惑をもたれやすいことを知っているからだ。
転売や販売をしていた悪質な団体のケースが過去にあったようである。
そうした偽者の保護活動と一線を画するため、
明らかな透明性を保つこことで、誤解が生じないよう配慮しているのだ。
今回、ひろしまでは450頭から580頭までの間を数字が動き、
結局、今もってどの犬種が何頭いたのか、はっきりとわかっていない。
きわめて異例である。それがさまざまな憶測を生む。
闇市場では、希少犬種の需要がある。
血統書の偽造が過去に発覚したこともある。
保護団体が対峙しているのは、まさしくそういう闇の部分である。
新しい飼主への審査が厳しいのも、
不幸な子犬を産ませないという趣旨もさることながら、
そうした悪質なものの介入を排除するためなのである。
それが、ひろしまでのAAの活動では、
AA広島支部長(現理事)が、あえて明らかにしないと言っている。
保護団体の発言としてはきわめて異例である。
多数いたとされる妊娠した犬のその後もうやむやなままだ。
もう一度言うが、血統書の偽造は可能だ。
出産されたであろう子犬は何頭か、その疑惑にも回答はなされていない。
なぜ公表できないのか。そのことが問われているのだ。


大量に集めた物資。多額の募金。

AAが主張している「現代のペット事情は悪くなっている。」
おそらく犬に限って言えば、そうした事実はあるまい。
むしろペット数の増加に比し、殺処分数は横ばいに近いと思われる。
正確なデータを見たわけではなく、思い違いかもしれないが、
むしろ、犬の殺処分数については減少しているのではなかったか。
多くの先行した保護団体の活動を通して、
一般家庭でも犬の管理がしっかりとなされるようになり、
飼育方法についても理解が進んできている。
また、飼主のモラルも上がってきている。
命を意識している点では、高い意識が芽生えてきているのだ。
確かにペットブームを当て込んだ無理な繁殖事業者は増えているが、
従来なら見向きもされなかった保護活動が、
一定の社会的意義を認められるほどには成熟しているのだ。
だから、今回のひろしま事案でも、あっという間に多額な募金と、
多量の物資、多くの無償奉仕が受けられたのだ。
大規模なレスキューであればあるほど、
情報の伝達がうまくいけばいくほど、
多量の支援が受けられることは、経験により知っていよう。
今回AAは、自分たちの力が不足していることを実感していたのか、
元広島支部長のサイトなどを始め、
事前に情報をリークさせ、インターネット上で話題を先行させ、
多くの愛犬家の注意を惹いた。
小さな団体が、身の丈を超えた大事業に取り組むのに、
実に効果的なやり方をしている。
行政を巻き込み、マスコミを引き込む、実に効果的手法であった。
AAの情報戦略は、非常に計算されたものであったと感じられる。
それほどに情報を上手く使う団体が、
募金や物資支援についても下手なわけがない。
だが、不必要なまでに集めすぎている。
あの戦術を構築した団体が、そこに気づいていないはずがないだろう。
物資の管理は現地ボランティア任せという印象を植えつけ、
物資が消えたことを彼らの伏せてと決め付けている。
募金についても、資金の管理はボランティアに任せていて、
AAの中枢部が知らないかのような発言をし、責任を回避する。
しかし、資金計画を担うものはAAのスタッフであったろう。
AAのスタッフだって、ボランティアなのだといえばそれまで、
用語を巧みに使い分ける手法は、非常に妖しい。
現地ボランティアから節約第一主義との不満がある。
必要な医療措置さえ控えたという、強い不満だ。
この現地ボランティアの不満にAAは応えていないのだ。
募金を送った側にすれば、ひろしまを何とかしたいから送り続けたのであり、
必要なら現地ボランティアの経済的負担を減らすために使用されても、
一向に問題はないと考えていたろう。
犬については、通常の譲渡までのプロセスを踏み、
犬も、引き取る飼主も幸せにつながるような使われ方を期待していたのだ。
それが、十分なケアがなされぬまま、譲渡していく。
そのあり方に怒っているのだ。
何のために節約して、多額の現金を保持させたのか。
もうひとつある。
ちょっと比較としては適切とはいえないが、
難病治療のため海外で手術を受けるための募金に協力したとしよう。
手術費用が1億かかるからと募金したところ1億を超えて集まった。
目標額が越えた時点で、募金主体は御礼をしたうえで、
募金を受けた額を公表し、募金を中止する。
で、実際に渡航し、手術を受けようとしたが、
残念なことに手術前に亡くなってしまった。
集まった募金は、そのほとんどが使われることなく残ってしまった。
その募金をどのように処理するか考えたところ、
募金は難病治療を受けた人にしてもらったのだから、
その人の財産だ。個人の遺族で相続し、遺族で使わせていただく。
そう言われて納得できるだろうか。僕には納得できない。
実際、使うことのなくなった募金は、
同じような人を救うための基金として活用するか、
難病治療を支援する団体などに寄付される。
遺族、募金に応えた人たち、呼びかけた人たち、
みんなが願っているのはひとつだ。難病に打ち勝って欲しい。
当初にあげた目的外への流用など、誰も考えない。
犬を助ける現場はひろしまだけではない。
ましてや、AAに寄付したわけではない。
それを「わが金をどう使おうと、募金した以上文句を言うな」では、
理屈が立たないであろう。
残金については『基金』としてまとめれば、
節約は美談になるが、AAのシェルターを作るでは反発必死だ。
ましてや募金を託したものの意思は、犬たちに幸せに過ごして貰いたいだ。
十分な治療さえ受けさせずに見殺しにしてしまったケースが含まれる節約は、
募金に応えたものたちへの重大な裏切りである。
物資のお願いにしても、映像から見る限り、処方食が山積みになっていた。
消費起源もあるフードを、支援金が潤沢にある現状で、
さらにあれほど要求するのは貪りでしかない。
そうした点にも、林代表は把握していなかった不明をわびるわけでもなく、
当たり前のように思っている。
この態度が、支援してくれた人へ感謝している態度とは見えない。


ひろしまドッグぱーくの犬は誰が救ったか。

きっかけだけはアークエンジェルズが作ったのかもしれない。
インターネットを上手く使い、行政を上手く使い、
ひろしまドッグぱーくの扉を強引にこじ開けた。
評価できるのは、ここまでだ。
彼ら自身も認めるように小さな組織が、自分たちだけで、
本拠大阪から遠く離れた広島のすべてを仕切りきることなど不可能だ。
広島支部長の人脈もあったろう。広島近辺で活動する団体もあったろう。
にわかに結成されたAAひろしま支部に、
あの大事業を仕切れるだけの人員が要るのなら、
現地対策本部として広島支部に任せ、口座なども専用に開設すればよい。
だが、そうはしなかった。
広島に入ってしばらくで、ボランティアが膨れ上がったろう。
AAへの入会を考えたものもいたはずだ。
そうしたものを組織化し、AAひろしま支部を拡大する道もあったはずだ。
結局、そのどちらもすることなく、大阪から出向いたものが、
指揮系統を握ったのだ。うまくいくはずがない。
結局現地で、後にAAiが裏切り者とか、スパイと名指した者たちが、
初期の混乱期を自主的に解決していったというのが、
いろいろなサイトを総合的に見て判断できたところだ。
AAは、初心に還れ。
と、言う初心がない。
ARKとのいきさつがある。
林代表の言を信じない自由もある。

今は、近日中に発表されるという、広島の収支報告を待っている。
しかし、大阪市の『認証団体第一号』を抹消するようにという指導を、
無視し続けている理解不能な団体を、今後は信用することはできない。
今、理事に連なっている方の名簿もしっかりと記憶させていただいた。
僕が生きている限り、AAの茶番は覚えておく。伝えていく。
人として、人に敬意を持つことのできない活動をした、
そういう集団であったと、非常に残念だが、思っている。
軌道修正する機会は幾度となくあったのに、
その機会をつかみ損ねてしまったのだ。
今周りにいる支援者を大事にして、地道な活動を続けていれば、
あるいは少数の、僕のような人間を除いて、
信頼が得られるようになるのかもしれない。
今後も活動を続けるのであれば、そうなってもらいたいと思う。
だが、そうしたところで僕はAAを信頼することはけしてない。
僕が願うのは、AAがすべての資産を公開し、
しかるべき団体に資産を基金として管理してもらい、
会員たちは、それぞれの地域での活動に参画していき、
静かにAAの活動を停止することだ。
例え、彼らの行動が一点の曇りのない活動だったとしても、
今回の騒動を拡大させてしまった以上、
団体としての責任の取りようは、解散しかないだろうと思っている。

AA、ひろしまブランド犬に価格設定!2007-02-15

大天使なのか、堕天使なのか、日ごとにはっきりしてくるアーク・エンジェルズ。
そろそろ団体名称変更の用意をしてもらわなければならないですね。

今日こそは基のスタイルの記事を書こうと思っていたのに、
アーク・エンジェルズさん、またもややってくれました。
何をやったかというと、人気ブログ『払拭できないAAへの疑念』の記事
http://741indogpark.blog90.fc2.com/
を、ぜひ見てください。

空気が読めない団体というのは、見苦しいですね。
例え、法的に勝つことができたとしても、
これをやってしまえば、もう終わりです。

大体犬の値段は決めてしまうのに反対しているんじゃないの?AAさん。
まあ、あえて一頭平均20万とした根拠はお持ちなのでしょうから、
そのことについてとやかく…言うわい!

だいたいやねぇ、所有権を放棄させるのはやねえ、
元の所有者が後で引き取った人に
金をせびらないようにさせるための手段やないか。
試行錯誤の末、所有権を保護団体が持つことで、
後々のトラブル回避するためにしていることで、
何も、こんな裁判するための手段やあらへん。
豊中への怨みつらみもあるんやろうけど、
犬に値段をつけるのは、墓穴やで。ほんま。

まともに考えたら、成犬で血統書もあらへん犬に値段はつけへんで。
それとも武田から血統書も譲渡してもらってるんか。
もともとブリーダーの犬やさかい、血統的にはそこそこやから、
種犬として売れる前提で値段を算出したんやったらわかるけど、
こんな値段をつけんの、何の意味があんねん。
豊中とりハウスプロジェクトへの嫌がらせか?
それか、今やったら、和解で200万くらいふんだくれると思ってんのカ?
犬に値段をつけるより、豊中が虚偽を吹聴したおかげで、
団体としての信用力が失墜され、通常の業務が遂行でけんようになった、
慰謝料請求やったらわかるけど、犬にあの値段はあらへんやろ。

ほんまに、もう、みんなを不幸にしていく愛護団体なんて、
前代未聞や。
おんなじ大阪人として、情けのうて涙ちょちょぎれるわ。
てんごもたいがいにしときいや。
こんな訴状提出してやんと、さっさと広島の収支と活動報告だしいや。

昨日の『そらん』の報告も書けず、
アークエンジェルズへの怒りで平静を失わされて、
ごっつう迷惑や。
ほんまええ加減にして欲しいわ。

AA。ブルセラ症の犬救出に名乗りを上げる。2007-02-16

大天使なのか堕天使なのか、
いまだにはっきりとさせてくれていないアーク・エンジェルズが動いた。
今度は、募金を要請せずにブルセラ症現場に突入だということだ。
WAN LIFEさんのサポートに入るというように読める。
この件に関しての僕の考えを書く前に、
和泉市のことについて軽く触れておく。

大阪府和泉市で進行しているブルセラ症の件。
はっきりといって難しい。どこを、何を基準に考えるかによって、
解答はいくつもにも分かれる。なにが正解か判断するのは難しい。
治るから治療しようという考えにも納得できる。
治るとしても再発率の多い現状や、安易な譲渡は、
ブルセラ症の蔓延の引き金になるとする不安もわかる。

大阪府ブルセラ病感染犬等救援本部の見解
http://www.pref.osaka.jp/doubutu/02doubutuaigo/08brucella/02.07kaigigaiyou.pdf
またたび獣医師団の見解
http://blog.livedoor.jp/matatabivets/

立つ位置の違いによって判断は分かれるのだ。
米軍基地の問題や、原子力発電所の問題と通ずるものがあり、
近在地の視点に立てば、救援対策本部の判断には安心できるだろうし、
動物愛護を重視すれば、せめて治療せよという見解もうなずける。

二つの専門家集団が異なる見解を示したとき、
僕たちが判断できるのは、どちらがより現実的なのかという点である。
120頭の陽性反応の犬を安楽死させるという考え方は、
とても酷いものだが、解決方法としては、犬愛好家以外の一般から見たら、
安心という意味で妥当なのかもしれない。
はっきりといえば、何が一番よいのか、まったく判断できません。
僕には病気の姿への理解がありません。

しかし、この問題の根底にあることだけは視点をぶらせてはいけない。
もともと多頭飼育していたものが、
この事態を不注意から引き起こさせたのです。
救援対策本部の見解が早まったものなのだとしても、
繁殖業者を「いい人」であるような表現は巌に慎むべきです。
その点で、WAN LIFEの次の見解は非常に残念でならない。
http://blog.livedoor.jp/wanlife1/archives/50859762.html
この活動日誌内で、繁殖場事業者が
wan lifeに対して「すべての命を救ってくれるなら、wan lifeに譲渡する」
と、言ったと紹介しているのは、余計なことだと思います。
本来の批判すべき対象は、この事業者であり、大阪府ではない。

いったんは全頭を救出しようと入ったものの、
ブルセラ症への陽性反応がほぼ半分に達しているという異常事態から、
行政に通告したことは高く評価できます。
その結果、救援対策本部の見解が安楽死に向いたことで、
愛護活動をなすものとして、激しい動揺をされたとは思いますが、
本来の責任者が、事業者として適切でなかっただけのことであり、
彼が命を重んじる思想を持っていたかのように、
表記してしまうことは、愛護団体であればこそ、
決してしてはならないことだと思います。

個別の犬がブルセラ症になったが治癒して治すのと、
責任放棄した元事業者の犬を治すのでは、事情が異なります。
6週間といわれる期間、隔離して治療に当たる。
その後は誰かに譲渡する。譲渡先で管理が期待できるでしょうか。
申し訳ないが、僕はその犬を引き受ける自信はありません。
引き受けたくありません。
僕が責任者であれば、
一頭ずつに出会ったら、何とかしてあげたいと思うものの、
怖くて譲渡へ動けません。
その判断で人への感染を引き起こせば大変です。
能力を超えています。

だから、専門家同士で意見が分かれるのならば、
後の譲渡先と、その後の飼育も含めて将来図を描いてから、
両者で再判断してくださいというしかできません。
そのとき、犬ごときと思っている方たちに、
共感がえられるのかということも忘れてはなりません。
大阪府が事業にあたる以上、税金でもってあたるわけです。
健康不安がある状況、社会的弱者に振り分けられている予算の減少などの、
現代的な課題が噴出している今、
行政が多額の予算を使うことへの反発も予想されます。
動物愛護が錦の御旗になるのは、まだ少数派かもしれません。
だから、動物愛護団体としても冷静に考え、
大阪府への反証があるのなら感情論に支配されず対処してほしい。
集団感染の場合、変異型や耐性型が出現しないのかという点も、
二つの見解に分かれた専門家集団の判断を聞いたうえで
ことにあたり、その結果が犬の命を永らえさす方向に動くことを期待する。
これくらいしかいえません。

さて、AAがこの件に介入しようとしています。
とりあえず現状では、AAIには、WAN LIFEからの支援要請があっても、
金銭的バック・アップも含めてしていただきたくありません。
AAはシェルター構想を推し進めているわけであり、
ひろしまで噴出した疑惑に答えていません。
まずは愛護団体としての信頼を示してから動くべきです。
和泉のブルセラ犬の現場に入ることで、
疑惑とされることが帳消しになることはないのです。
とにかく、会計報告。
ひろしまの犬を引き取った人たちへのフォローを誠意を持って取り組むことです。
それらのことを果たした上で余力があれば、
和泉市の現場に入っていくべきです。
また、WAN LIFEにおかれましても、
ただいまの状況でAAと共同して事に当たるのはやめていただきたい。
もし、現状のAAと手を組むようなことをすれば、
結局のところ、動物愛護団体の倫理観のなさという風に、
考えざるを得ません。
助けるためにといえども、ひろしまであれほどの疑惑が囁かれ、
『大阪市認証団体第一号』の看板も下ろさず、
愛誤団体なる言葉まで生み出したAAと共同歩調をとることだけは、
絶対にやめるべきです。
彼らが身の潔白を証明しない限り、
愛護団体として、少なくとも僕は認めません。
そういう団体を受け入れるのであれば、
動物愛護界全体を疑うことにつながります。
こうした考えを持つ者は、僕だけではなかろうと思います。

AA関連のニュースでは、『ボルゾイ暮らし』でこんな記事がありました。
http://minamiya.livedoor.biz/
いつまで見られるのか不明ですが、
ひろしまのローカル放送が紹介されています。
大前氏の告訴状受理ということだそうです。
恐喝未遂で捜査するとのこと。
もっとも、大前氏のドッグぱーく運営の後始末の仕方、立派とはいえないから、
この件に関しては、林代表の肩を持ちたい気もしますが、
正々堂々と公開してやらなかったのは失敗だね。
寄付金の額を隠して、広島市からも補助金引き出そうとしていたから、
金目当ての行動と受け止めるしかない。
ましてや、ひろしまの支援者に対しても内緒で、
こそっとやったから、恐喝になっちまうのだ。
心情的には、無責任な事業者が負担する経費のはずなので、
資産を吐き出させるのには賛成しますが、
恐喝めいたやり方をしたのだとしたら、あきまへん。
            (2/17加筆)]

おでかけだあ2007-02-17

2月に入ってから、ちょいと興奮気味で、ご主人様たちのこと書けていない。
ちゃんと毎週遊びに行ってるし、『そらん』は訓練もしてたよ。
今日もボスちゃんが来ていたしね。

大天使だか、堕天使だかはっきりせん、あの人たちがいなけりゃ、
下僕ライフを書き、ほんの感想書きと、
のんびり毎日過ごしていたんだけれどな。
いまだ公約したひろしまの後始末も公表せず、
地上最低のレスキューの反省も見せないあの人たちが、
しっかり報告してくれるの待っているのだけれど…

実は、今から旅行に出る。犬たちも一緒である。
恒例となった、雪遊びに出かけるのだ。
『そらん』にとっては4度目、ジョンは初めての、冬の八ヶ岳だ。

寒い季節にはコタツでまあるくが好きなんだけれど、
『そらん』には冬は雪遊びに行かないと冬じゃないそうです。
雪の中でジョンがどのような反応を見せるのかも楽しみ。
ちゅうことで、更新はしばらくお預け。

旅行から帰ってくるころには、中旬ではなく下旬。
都島方向のあの人たちも、ちゃんと活動報告しているはずだから、
来週はいろいろ書くの忙しくなりそうな予感。
都島方向の人たちは、ばっくれ知らん振りするようにも思えるが、
そこまで不誠実なはずは、きっとないだろう。ない。…。…。
ありそうに思えるのがブルセラ犬レスキュー…
帰ってきて見たら、しゃーしゃーと活動していたは嫌だなあ。

帰ってきたよ。2007-02-22

3泊4日のたびから本日帰還。
最終日は会議に出席のため、クルマで待機と車で移動が長くて、
犬たちには大変な日になったけれど、
2頭とも十分に楽しんだのではないかと思う。

本来なら気分良く旅の報告をしようと思っていたのに、
都島方面が、またぞろ悪行をしでかしているようで、
非常に気分を害している。
まずは、気を取り直して、2頭の喜びの爆発を書く。

7日夜に大阪を出発し、途中休憩を挟みながら、八ヶ岳を目指す。
ずっと雨の中を移動する羽目となり、途中休憩では散歩もままならず、
犬たちは不満気。
駒ヶ根SAに着くころから雨がみぞれから雪に変わり、
ここで仮眠をとることにし、レインコートを2頭に着せ、
体をほぐさせることにした。
雪に変わったといっても、重い雪で、湿り気も多い上、
地面が濡れていたため溶けるのが早い。
ちょっと歩いただけで靴の中までびっしょりとなってきた。
当然、犬たちの下半身もびしょびしょになる。
10分ほど歩かせたけれど、後始末も大変。
4時30分ごろに何とか始末し終え、仮眠に入る。

6時30分ごろまでの2時間ばかり眠って目を覚ますと、
本格的な雪になっていて、周りではチェーンをつけている車が増えていた。

このままここで犬の食事タイムとすることにし、
まずは早朝の散歩。
駒ヶ根には自然観察林があるので、そちらに行くと、
幸い人もいない。ちょいと内緒でノーリードにしてみる。
今年はじめてのちゃんとした雪に『そらん』は喜び、
腰を落として走り回る。ジョンもつられて浮かれ走り出す。
運動したら出るものも出る。2頭仲良くウンチをして、
またぞろ走り回る。
どこかに行ってしまわぬよう注意しながら、後始末をし、
そろそろ頃合と見て呼び戻し、食事にする。
いったん車に入れ、ご飯を用意、その後クルマの中で食事タイム。
犬たちがご馳走様のあと、今度は犬たちの腹が落ち着くまで、
僕が食事。

30分程度で食事を終え、時計を見ると7時30分。
今度は次の目的地、リゾートアウトレットまで一気に向かうことにした。

写真は撮れていないので、代わりに牧場で撮った2頭のアップを!

一日目 (1)2007-02-22

駒ヶ根から小渕沢まで移動、八ヶ岳リゾートアウトレットに到着。

犬の下僕たるもの、雨だろうが、雪だろうが、台風が来ようとも、
『散歩に行く』と、犬のたまえば、、例え病で倒れていようと、
ご一緒するものなのである。
さすがに、雷の日だけはご勘弁くだせえ、と言うものの、
結局は『行かんか、こら』と説教されていく羽目となる。

ところがだ、問題は雨具がない。
いや、あるにはあるのだが、まだ単車に乗っていたころのものであり、
15年も前に買って、ろくすっぽメンテナンスもしていず、
あちこち素材は硬化していたり、破れていたり、浸水する。
おまけに中年?太りも激しく、体形は昔日の面影もなしという惨状。
米国サイズ・トレッキング用のものを求めようと思ったのである。
靴も防衛のものを持っていないから、それも買うことにした。

今年の異常な天気の元では、野辺山のあたりでも、
日中は雪が溶け、べちゃべちゃしてしまうだろう。
今回の牧場での放牧の即戦力として期待できよう。

リゾートアウトレットで犬たちの散歩を30分ほどしていたら、
開店時間が来た。
あちこち回ったが、結局靴はABDマートで知らないブランドのものを買い、
レインコートはパタゴニア製のものを購入した。

買い物後、犬の牧場に移動。
さすがに昨晩からの雪で、路面にはところどころ雪が残る。
ノーマルタイヤのクルマがいて、途中は低速走行を余儀なくされ、
いつもなら1時間でいける距離が1時間半かかる。

犬の牧場に着くと、さすがに冬季である。
僕たち以外に客はなし。寒いから牧場の犬も犬舎内でぬくぬくしている。
だから早速犬を放牧。
1回目は40分好き勝手させてみた。
『そらん』がめちゃ元気に走るのはいつものことだが、
ジョンの走りも豪快だった。
昨年来た頃に比べると別犬の如し。

一日目 (2)2007-02-23

この日の『犬の牧場』は、霧が発生していて視界が悪かった。
一番視界が悪くなったときには、有効視界は50メーターほどしかなく、
雪好きの『そらん』が爆走すると、すぐに姿を見失いそうになった。
一応呼べば帰ってくるので心配はないけれど、
ジョンも『そらん』についていくから、安心はできない。
ジョンは、目も耳もあまりよくないようなのだ。

時間がたつにつれて、視界がはっきりしてきたが、
結局この日は八ヶ岳の稜線が見られることはなかった。

冬の『犬の牧場』へは、今年で3シーズン目の訪問になる。
今年は、これまでの年と比べて気温が高いため、
雪の量も少なく、溶けるのも早い。雪質も重い。
去年、おととしはさらさらした雪だったのに、
今年の雪は妙にべとついていて、すぐに溶ける。
だいいち、大阪にいるのと同じ格好で寒くないのだから、
嫌になるほど暑いと言ってよい。

1時前から、5時前までたっぷり牧場で遊んで、
和泉館へ赴くことにした。

写真はすこし視界がよくなった頃合に撮ったもの。
和犬風味ゴールデンそらんと普通のゴールデンの写真です。