海鳴り果つるとき 1 FS作戦発動2008-12-17

横山信義   中央公論社     900円

2作続けて駄作を読んだため、
特に「超機動航空艦隊 」 で受けたダメージ回復のため、
仮想戦記もので何かないかと選んだ。

横山作品は「八八艦隊物語」とソの外伝、
「修羅の波濤」以来、本当に久しぶりに手に取った。
全7巻に及ぶ作品だ。
現在手に入れているのは1巻と2巻。
2003年からの発表となった作品なので、
現時点では全巻揃うか、やや不安だ。 
リスト的には流通しているようなので、何とかなるだろう。

「海鳴り果つるとき」 は、
日本海軍がミッドウェーでの米艦隊撃滅を選択せず、
米豪分断作戦を優先し、
主力艦艇を集中運用させたという設定で書き起こされている。

作戦当初の状況は、
日本海軍が赤城、加賀など正規空母6隻に、
軽空母、準用空母など5隻に補助艦艇群。
米軍は正規空母3隻、と護衛艦群とされている。
これは、ミッドウェー会戦当時の戦力を、そのまま採用している。

もし、ミッドウェーの作戦を破棄し、
米豪分断作戦を優先したら、どのような選曲を経ていくと考えているのか。
横山信義の構想力に期待する。

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