大宰府レスキュー、書類送検2009-04-20

書くだろうなと思っていたら、やっぱり『ずばり一言』で書いた。
「大宰府市レスキュー、書類送検」
まあ、中身は可もなく不可もない他愛無い内容なので、
どうでもいいっちゃあどうでもよい内容です。
今に始まったことではないし、そういう事実は知る人は知る。
なにを力みかえって拳を年甲斐もなく突き上げ
興奮して述べているのか、ということで放置でよい。
指摘の事実は事実としてあるものの、
この現状を変えるために必要なものは、
個別事例を私怨を交えて公開することなんかじゃないと思います。

そんなことより、何故今回は告発まで話が及んだのかが重要です。
アークエンジェルズという、
告発や告訴が異様に多い団体が関わった繁殖場崩壊レスキューは、
設立直後のものに始まり、ヨーキー、広島を経て、兵庫、大阪、福岡
そして太宰府と、都合7施設に入っている。
告訴だ告発だと言っているのに、
実は太宰府までの6現場では告発などしていない。
いや、広島では告発をして見せたが、送検されなかった。
(小さな団体がボランティア任せのレスキューに入ったものだから、
証拠の分散が起きてしまったということなのだろう。)

太宰府の犬が送検に至ったのは、
レスキュー当初にはアークエンジェルズの介入がなかったことで、
積極的に警察の捜査が行われたことが功を奏したからじゃないか。
言い換えれば最初からアーク・エンジェルズが介入していたら、
経営者との間の契約書などの作成を行うこととなり、
告発に至らない事態となったのではないかと疑う。

太宰府の前の福岡では、繁殖場経営者との間で、
譲渡契約書というか、確約書というか、
レスキュー費用を請求する書類が存在する。
ボランティア費用を人件費として請求したうえ、
AAが立替払いと称している各種費用負担をも求めたと言うことだ。
レスキューに当たって発生した経費を負担してもらえるなら、
処理費用さえ払ってくれたら告発は猶予してあげる。

この告発を猶予してあげるという考えは、『ずばり一言』内で、
林代表が馬鹿正直に書いているから間違いが無い。
福岡の元繁殖場経営者が契約書の存在を知らしめた事を指し、
団体の悪口を言うから告発するぞとしたのである。

福岡と太宰府で、ずいぶんと違う扱いですね。
太宰府に厳しいのは、多くの人の目もあり、
無茶な費用負担を請求できそうになく、
うまみがなかったからと思われたって仕方ないです。
また、結果として福岡の事案でも告発するとしたことで、
林代表の判断基準は金にあるとの印象が強まっている。

とにもかくにもひとつの事実が残った。

送検されたのは、アークエンジェルズの力とは無関係。
むしろ彼らをはじめとする保護団体が関わらないことが送検への近道。
送検されることが保護団体にとっての重要事項であるなら、
犬や猫の命が危機に瀕していようと、安易なレスキューに着手するべきではない。
まず告発、そして捜査、然る後にレスキュー。順番は大切です。

書かなければよいものを書くもんだからお里がばれる。