余物語2019-05-06

西尾維新   講談社BOX   1300円(税別)

2006年に「化物語」が刊行されてから、前発売の「混物語」を含め、26巻目となる。
…。
出てるなあ。よく買い続けてるよなあ。読んでるよな。

ファースト・シーズンは面白く読みました。
セカンド・シーズンも面白く読みました。
ファイナル・シーズンは、やや疲れはしたけれど、面白く読みました。
オフ・シーズンは、後始末みたいなものだと麻績読みました。
モンスター・シーズンは「忍物語」「宵物語」と続き、本作が3巻目。
巻末では「「扇物語」と「市物語の観光が予告されている。
まだ続くんだ。
終わりがないような気がしてきた。
暦以外の登場人物のピン作も書けそうだし、
忍が影の中にいるうちは暦と怪異は切り離されることもない。
延々と続くしかなかろう。
さすがにOVAにはしにくく(筆者が作中で言及するほどに)
なってきているとは思うが、
なに、公共放送の電波に乗せなければ出版可能だし、
残酷シーンの需要は少なからずあるので、
メディアミクスもまだだ続くだろう。

たぶん次々出たら、次々買って読むんだろうなあ。

「余物語」には2作品が収められている。
娘を愛せないという准教授の告白と、
様子を見てきてほしいという依頼を受けた暦が
その解決を斧乃木余接とともに進める「よつぎバディ」。
羽川翼が久々に長いセリフを与えられる。
それから、
阿良々木家から退去し千石撫子と同居することとなった余接が、
次々自殺未遂を生むマンションの怪異の真相に迫る
小品「よつぎシャドウ」の2作が収められる。
撫子は独立を目指して影縫さんと接触しているので、
まだエピソードがありそうだ。

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