AA-報道2007-02-01

今日の夕刊にAAの募金活動に対して
「被害者の会」が結成された記事が載っていた。
ひろしまドッグぱーく疑惑へのAAのスタンスは、単にAAだけの問題ではなく、
愛護(保護)団体の活動全般への疑惑にすらなってきている。
いや、募金活動全般にすら影響を及ぼす様相を見せ始めている。
AAの不誠実ともいえる対応は、もはや司直の手が入るべき段階にある。

そもそも愛護(保護)活動というものは、厳密に考える必要があると考えている。
飼育放棄犬や迷い犬を保護する活動というものは、
愛護運動の根幹から見たとき、茉葉に属すると考える。
愛護団体の目標は、飼育放棄防止や事業者への法の縛り、
行政の監視体制の厳密化を求めることこそ本筋であり、
かわいそうな犬を助けて新しい飼主を探すことは2義的なものと考えるべきだ。
もちろん2義的とは言え、活動の柱とすることに反対するものではない。
しかし、現状はどうかと思うのだ。
愛護(保護)活動していても、事業者は次々と生まれ、
捨て犬はどんどん生まれている。
愛護団体を名乗る多くの団体は、一般に寄付を募り、
処分施設から動物を引き出してきて、
新しい飼主に渡すことに血道をあげている。
そうした活動しか行っていないのであれば、大いなる矛盾であり、
単なる自己満足という考え方だってできる。
処分場に持ち込まれた犬を見て、普通の家庭犬としての特性を読み、
適切な家庭へ橋渡ししている活動ならまだしも、
純血種だけを助けていたり、特定犬種のみ扱っている団体などは、
愛護活動とは言うべきではなかろう。

行政や政治へのロビー活動をせず、
単に捨て犬を助けている団体でも、
確実なことをしている団体もある。
そうした団体は、助け出した犬をシアワセにするためには、
引き取り先の人間も幸せにすべきであると知っている。
だから、健康状態を良好にした後、家庭犬として迎え入れられるようしつけもし、
人間への不信感を解きほぐし、飼育相談というフォローも行っている。
多くの持ち出しを覚悟の活動ゆえ、
獣医師なども共感して診察や手入れを実費負担くらいで行い協力する。
そういう活動を見ていたら、動物と暮らす喜びを知っている人は、
少し倹約してせめて金銭的な協力をしようと思うのだ。

こうした活動を継続して実施できるエネルギーとはどこから沸くのだろうか。
その本当は、彼らに聴かねばわからないが、
良質な愛護(保護)活動をする人は、
人間に対してもちゃんとした愛を持っているからできるのだと思っている。

翻ってAA。彼らが犬が好きなのは確かだとしても、
人間に対して敬意を持っているとは、愛情を持っているとは思えないのだ。
AAスタッフと言われる人のブログを見たが、
「人との関係の重要さ」に気づいたという趣旨の書き込みがあったりしている。
そんな人たちが巻き起こしている混乱が、
現状を呼び起こしているのだとしたら、あまりにも稚拙である。
もちろん噂されるような黒い意図を孕んでいるならもってのほかだ。

AAは会員全員で、この混乱を生み出しているのが自分たちであると知るべきだ。
活動のどこが間違っていたのか、多くの人が指摘している。
耳を傾け、考え、世間の批判に答えるべきである。
内部からしっかりと批判できないのであれば、
愛護(保護)活動から手を引くことを期待している。

ムスコロク2007-02-01

ムスコロクの母  芳文社  1100円

人気ブログが書籍化された。
ある母と息子の日常をユーモアたっぷりに語っているのだが、
この家庭幸せいっぱいですがな。
娘のかっとびぶりはともかく、ムスコ君いい子だし。

母とムスコの関係って、ここまで明るいものばかりじゃないと思うけどね。

でも母よ。
僕がムスコだったら、将来くそばばロクを書いて復讐してやるぞ。
いや、過去の母の悪行にあきれ果て、年とった母を山に捨てに行くかもしれないぞ。
覚悟あそばせ。

冗談はさておき、ブログの世界が次々と書籍化されていく。
この傾向が今後強まるのだろうけど、
なんだか?な想いがする。

思わず目を通してみたけれど、内容的にも薄い本であり、
早い人なら30分ちょいで読破できる。
こうした軽い書籍に、人は何を求めているのだろう。
面白い著作とは思うのだが、
こういう個人的な日記が特定の家族関係を指向させていくようになるのなら、
なんだか世の害毒になりはしないかとの不安を持ってしまう。

個人的には、この母の語り口、好感を持っているんだけれど、
なんだかなあ。
小遣い稼ぎにしてしまっているなら、ちょっと感心しないぞ。

ひろしまドッグぱーくをカテゴリに加えた理由2007-02-03

僕のこの日記(ブログ)は、ほとんど見られることはない。
だから少しくらい無邪気に無責任にいろいろ書いても問題になるとは思っていなかった。
もちろん、人に誤解をさせたり、
嘘を広めたりはしないよう気は使っているつもりだ。

ひろしまドッグぱーくの件も、記事にしたものの、
支援を積極的に薦めるような書き方は控えていた。
それでもAAのホームページを紹介し、
広島支部長のページも紹介してしまった。
もしかしたら、誰かの目をこの最悪なレスキューに向けさせてしまい、
ある意味だまし討ちのような、
AAへの募金協力に結び付けてしまったのではないかと、
非常に反省しているところだ。

僕自身は、10月5日の記事を書いたころに、すでに彼らに違和感を感じていた。
で、発送に備えていた支援物は梱包を解き、
犬を飼い始めた知人に、全部あげた。
支援金は送らず、様子見をすることにした。
沈黙を守り、推移だけ見続けることにした。
譲渡会が早すぎる気がしたが、健康状態のよいもののみだったのかなと思っていたし、
支援金・支援物資は思うように集まっていないのかな、
テレビ放送した以上、またミクシーなどの書き込みを見る限り、
相当額は集まっているはずなのに、大病の犬が多いのかなと思ってみたりしていた。
AAからの発信は、広島支部長のものを見ていても足りないの連呼だし、
見えないな、と思っているうち、
ボランティアの現場報告がおかしくなってきた。

ムーブの報道は、衝撃的であった。
それでも彼らと、彼らの信望者が批判に答えるだろうと、
なお、静観を続けていた。

しかし、年が明けても、誠意のひとかけらもない対応に終始する。
このAAの姿勢に、話題に触れたものとしての責任があるから、
ひろしまの問題を、静観せず書き出すことにした。

この数日、AAの業績をあたりなおしてみた。
彼らのサイト外のデータを精力的に調べ、
擁護派の主張、批判派の主張、ともに見た。
どう考えたって、AAさん、あんたたちは偽者だよ。

こっそりと過去の収支報告を書き換えてみたり、
知らんてるまに、サイト内の文章をあたかも過去から書かれていたかのように、
追加していたり、修正していたりする。
やっていることはでたらめだ。まともな団体なら絶対にしないことばかりだ。

たとえ法律の隙間にあって、罪にならないとしても、
こんな好き勝手をされてしまうと、ひろしまの悲劇を紹介したものは、
自分が許せなくなってしまう。

もし、僕の記事でひろしまドッグぱーくを知った人がいるなら、ごめんなさい。
AAのやっていることはめちゃくちゃです。
捨て犬・放棄犬を使った、人を幸せにすることのない、
愛護活動に似せた別のなにかです。

すごく丁寧に問題の本質をまとめられているサイトをリンクさせておきます。
AAの実態を自分自身の目で確認してみてください。

http://suzzy.exblog.jp/

9月29日に話題に触れた自戒をこめて、
この問題は、決着がつくまで追い続けていく。

こらあ、こえるな~2007-02-03

今日も行きました。ドギーズパーク。
出発は11時30分になってしまったから、
そんなに長くは遊べんけど、「そらん」もジョンも大喜び。

現地に向かっていると、ありゃ、昨日雪だったよう。
ドギーズパークにも確実に降っていたな。
着けば案の定積もっている。しかも半ば溶けている。
あちゃゃゃゃゃ、どろどろになりまんがな。

シャンプーして帰る覚悟を決めて、放牧。
早速水しぶきを上げて走り回る。
ジョンはと見れば、あちゃゃゃゃゃ、水溜りでごろごろするな!
時すでに遅し、にっこり笑って擦り寄ってきてぶるぶる。
わしまでびしょびしょやがな。
と、嘆いていたら、背後から「そらん」アタック。
このダウン防水ちゃうねんぞ。

狂ったように走り回ることしばし、呆れて見ていたら、
「そらん」がなにかに気づいた。
松山君の鳴き声が~。
「そらん」がひしり声を上げて、出入り口に向かう。
そして、しばし考えた後突然柵を乗り越えていく。
松山君を探して脱走してしまったる

リードを握り締め、ジョンと共に「そらん」の捕獲に向かう。
松山君の居場所を求めて鼻を使い探し、爆走中の「そらん」
どうにか捕まえ、欄にもどすも、またもや脱走。
今日は結局この繰り返しで一日が終わってしまった。

もはやドギーズパークでも「そらん」の脱走は止まらない。
どこに行っても恥ずかしい下僕である。

頼むから脱走はやめてくれ。
今日も写真撮られへんやないか。

写真がないから11月の犬の牧場の写真を載せて見た。

それでも信じるの? アーク・エンジェルズを。2007-02-06

大天使なのか堕天使なのか、はっきりとはわからないものの、
限りなく不透明なことは間違いの無いアークエンジェルズ。
世論の目はもう、かなりな勢いで不審へと変化しています。
それでも、というか、だからこそなのか、
アーク・エンジェルズ信者が依然として存在する。
そのあり方は、某カルト教団の末期に似て不気味だ。

580頭の命を救ったから、彼らが悪いはずがない。
信者たちはその一点でのみ、評価している。
正しいことをしていれば、経過などどうでもよいらしい。

よく詐欺に会った老人が、親身になってくれた詐欺師であるはずがない。
私を騙していたとは信じたくない。
そういうように犯罪者を擁護している。
自供ののちでさえ、なお言い続けている。

人には、見たいものだけが見えるという特性がある。
信じたものに裏切られるのを怖れるという傾向があるのだ。
アークエンジェルズを擁護し続ける人たちは、
そうした悪循環に落ちていると思うのだ。

支援金のトータルがわからないと代表は言う。
現金の手渡しや支援物資と一緒に送られてきたものならともかく、
口座への入金は調べるのに時間がかかるわけではあるまい。
譲渡会をアナウンスできた時点で、
途中経過を報告し、感謝を述べることくらい、単純で簡単なことだ。
それができていない、しようともしていない。
それを指摘をされているだけだったのに、
まともに取り合わなかったということだ。

たとえば、
「10月●日現在、皆様からの支援は●●万円に達しました。
支援物資についても予想以上に集まっております。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。」
「正直、これほどの支援が寄せられるとは思っておりませんでした。
皆様からの支援金・支援物資は大切に使わせていただきます。
犬たちの医療費については、ひろしま獣医師会の全面的な協力が得られ、
これまでのところ、大きな額とはなっておりませんが、今後重篤な状況にある犬への治療費がかかる見込みです。十分に支援金をいただいておりますが、今後、なお皆様の善意に頼ることが必要かもしれません。今後もひろしまドッグぱーくレスキューを見守っていてください。」
「寄せられた善意はひろしまドッグぱーくの犬たちに使用させていただきますが、今後の推移によっては余剰金が発生することも考えられます。
当団体は一頭でも多くの犬を救いたいとの想いから、アニマル・シェルターの建設を目指しています。
余剰金については、シェルター建設の基金とさせていただければと思います。支援物資においては、全国でレスキュー活動されている団体様に、
お分けすることも考えております。あわせて支援された皆様のご理解を賜りたく存じます。
当初の想定を大きくこえた支援金の使途について、現時点での当団体の方針についてご意見があればお聞かせください。」

ていどのことなら、すぐ文案ができます。
何でアークエンジェルズの人たちは感謝を表せないのか、
擁護派、もしくは会員の人たちに問いたい。
人を敬わない態度って、正しいんですか?

最も感謝の心を持っていたなら、
ボランティアから反発されるわけなかったのですから、
感謝の心が見えないことが、結果としてよかったとはいえます。

でもね、ほんまに支援が必要になったとき、今回の件は尾を引くよ。
僕はちゃんとした法人以外への支援は、絶対しないと心に決めたもの。
アークエンジェルズ騒動の教訓が、これだ。
「里親詐欺」があるというけど、「募金詐欺」も多発している。
実態があるようでも、不審な活動をしたという事実は思い。
擁護派は、こうした警戒心を増大させるのに手を貸していることに気づかれますように。

しつこくって、すみません2007-02-06

ひろしまドッグぱーくへの支援のお願いは、
元広島支部長のブログで何度もされていました。
コメント欄にも、何度も何度も緊急募集ということで載っていました。
残念ながら、元支部長のブログは荒れてしまったので、
コメント欄はすべて削除されてしまいましたが、
緊急募集はあちこちに残っています。
一例は↓
http://ganbarewanko.blog77.fc2.com/blog-entry-47.html

この記事は11月6日であり、580頭のうち350頭を、
新しい飼主の元に送り出したあとにされています。
おそらく、この時点では代表が述べている6000万円あまりの支援金の、
70パーセントあまりが最低でも集まっていたと思われます。
レスキューを進めるにあたり、資金・物資の調達は、
その活動の成否を決定付ける性格がある以上、
代表たるものが、物資・支援金について、
まったく把握できていないはずがありません。

代表が言うように、ひろしま以外でも救助活動は進行しているわけです。
ひろしまが注目を集めたため、各地の活動より、
ひろしまの悲惨さが耳目を集めたことは確かだと思われます。
本来なら、資金的にも余剰が出る見込みが出た時点で、
本当に殺処分ゼロを目指しているのなら、
資金調達に苦しむ活動もあると思われます。
他団体のものであっても、そういう活動に注意を向けてみるようなことを、
AAは考えられなかったのでしょうか。

AAが愛護活動の巨人となりたい野心を抱いている。
それは悪いことではないとは思います。
しかし、その野心のあまり、故意に情報を操作して、
資金調達や物資調達を進めることは、
愛護活動の趣旨から見ても感心できることではない。

AAに集っている会員は、愛護活動に純粋に取り組んでいる。
そこを疑ってかかっているわけではありません。
ただ、AAの体質は代表信仰のようなものが根底にあり、
他の批判を受け入れるキャパシティーがなくなっている。
そう感じます。

AAの進路の舵取りは代表と統括らしき方が担っており、
元広島支部長など、彼らの言葉を信じすぎた被害者なのか、
そういう風にも思えてきます。

何でかというと、ごく初期に元広島支部長は、
アークエンジェルズがFAXで支援を募ったりすると信じていなかった形跡があり、
広島支部長という肩書きがあるのにも拘らず、
JNB口座の存在すら知らなかった点が上げられます。

「また、初期にはARKと姉妹団体というAAの口車を信じ込んでいたのですから。」
                             加筆部分

結局、AA批判が高まりを見せ、彼女は広島のことを書くことをやめ、
閉じこもってしまい、表立って意見を述べることをしなくなりました。
彼女の主張や行動力は、一部逸脱を感じはするものの、
共感できるところが多々あります。

「信じた偶像が崩れていくつらさに耐えられないのは理解できますが、
このままでは片棒担ぎの汚名をかぶることになりそうです。」
                             加筆部分

彼女がAA以外の団体にいたなら、
きっと傷つくこともなくシアワセにいられただろうと感じます。

彼女の不幸は、代表とその取り巻きの暴走にある。無節操さにある。
AAの無節操さは、定款を変更するに当たり総会が必要としつつも、
これほど世間の批判を受けているさなかだというのに、
活動報告の中で総会の実施日の記載もされず、
定款どおりの運営がなされているのかも明らかにしないところにも見えます。

「会員の皆さんで、臨時総会を要求し、
代表の権能を一時停止し、内部調査をし、会計などを明確にし、
世間の批判に答えなければ、
会員全員が不幸で無残な結末を見るかもしれません。
会員が調査して、代表に問題がないと納得できたなら、
代表に復帰してもらったらいいのだし、
問題があるなら罷免すればよいのです。
そもそも責任を痛感できる代表なら、一時的にせよ他の理事を代行に立て、
疑惑払拭へ自浄作用があるところを見せるはずです。
そういう動きがないのも、AA教という活動の弱点でしょう。」
                        加筆部分

AAが目指す巨大組織は、法人格を取得しなければ成り立たない。
法人格を取得するために細かな定款を定めていると受け取るのですが、
それが機能しているとは見えないのです。
法人格を取得しておかなければ、
シェルターを建設したとしても、個人資産にしかならない。

今回寄付をした人は、個人に寄付をしたわけではない。
愛護団体としての法人格を持つAAと思って信頼し、寄付をしたのです。
シェルター作ってもいいじゃないといっている人だって、
個人資産とされるのなら、意見が変わるでしょう。
あたかも法人格を持つかのような記述を、
大阪市という行政からの認証という形で誤解させていた手法は、
言い訳できない失点です。詐欺的行為と映るのもやむをえないでしょう。

もし、資産のあり方について誤解しているようなら、ごめんなさい。

でも、僕の理解が正しかったら、これどう説明するんだろ。AA 。

(この記事は、投稿後に一部加筆しています。通常の文字訂正や文意を通すための更正ではなく、加筆を伴っています。加筆部分は「」で示しています。加筆は7日12時ごろに行いました。)

「そらん」訓練を嫌がった日2007-02-07

毎週火曜日を心待ちにしている「そらん」が、
昨日は珍しく嫌がっていたようだという。
お迎えの時間はいつも寝ているので、僕は見ていないのだが、
いつもは喜んで乗り込んでいく「そらん」が、
いやいやしてバリケンに入るのを嫌がっていたときかされた。

あとで合流して、僕が訓練されていると、確かにいつもより元気がない。
だからといって訓練を嫌がっているという風には見受けられない。
だけど、いつもに比べて元気がない。
少しでも油断すると前にまえにいこうとする「そらん」なのに、
とぼとぼ歩いていて、遅れがちになる。

いったいどうしたんだろ。

今日の「そらん」の絵はこちら↓
http://asaka-dogschool.ddo.jp/blog/diary.cgi?no=55

エンジェル・シェルター?(しつこい)2007-02-08

アーク・エンジェルズさん、5日のムーブ以降沈黙されていますね。
会計報告をするため全力を挙げているため、
大阪市の通告への対応ができないのでしょうか。

なんか心配だけれど、…。

さて、1000頭規模のシェルターなど荒唐無稽だと、僕は言い切った。
そのわけを書く。

MAx1000頭であれば、常時4-500頭を滞留させていることになる。
それだけの犬を収容するための犬舎の大きさを考えてみよう。
適宜運動に出すとしても、基本的に長時間犬舎で暮らすこととなるだろう。
中には個別収容が望ましい犬もいるだろうし、
病などで隔離が必要とされる犬もいよう。
個室であれば、長時間ということを考えれば、2平米以上必要であろう。
集団でいられる犬たちであっても、サークルなどに多数詰め込むわけには行かない。1頭あたりやはり同様の面積が必要であろう。それにプラスして人間の作業領域も必要だ。効率よくレイアウトしたとしても、犬がいるスペースの1/2は使うだろう。そうすると建物面積は犬管理用で3000平米がいる。
これでは大きすぎる?なら2000平米と仮定してもいい。
ただ、盲導犬訓練施設などを見学した折には、個別の犬舎が2平米、日中のサークルが50平米程度に10等くらいという条件であったので、実際にはもっと大きな建物でないと虐待に近い扱いになろう。
床は掃除のことを考えれば、良質なコンクリうちにするしかないだろうが、
夜寝るスペースについては保温効果を高められるような仕組みを持つか、
十分な敷物を用意するしかないだろう。
この建物の建設は、人家がある土地なら、防音のしっかりとした施設にする必要があるし、人家のない僻地であれば風や寒さへの配慮が欠かせない。
それから、施設の高層化は、相手が犬である以上避けるべきかもしれない。せいぜい2階建てが限界か。
1000平米の総2回。建設費はむしろ平屋のほうが安く付き添うに思うが、
水道や電気設備もしておく必要があるから、平米あたり1万円として2000万円。こんなに安く済むとは思わないけど、そうしておこう。
散歩敷地も必要。まさか山に放置しておくわけにも行かないだろうから、
敷地内に運動広場を設けなければならない。20分程度の運動時間を一日2回として、一回に引き出せるのが20頭くらいとして、1000平米程度の広場なら、最低2面。躾けようとして数頭ずつ練習させる場所もいるからも少し必要。たぶんスタッフの宿泊施設や休憩室、ビジターとの対談質、スタッフミーティングルームなども必要だろう。事務室に倉庫なども必要なので、これらの管理棟が500平米以上。こちらは人間仕様なので建設費は平米6-7万。
施設建設に必要なものは、土地代を除外して6-7000万。
で、すめばよいが、実際はもっとかかるだろう。
あっ、そうそう犬も4-500頭ともなれば糞尿も垂れ流しすると環境に影響を与える。浄化槽の設置も必要だなあ。
聖地や建設費で、ボランティア精神を発揮してくれる業者がいても、1億ですか。敷地はここまでで6000平米。駐車場も100台分程度は確保せんとあかんな。アクセス道路も設置しなければならないかもだ。
よおわからんけど、固定資産税とかもいりそう。取得税とかも。

次にスタッフ。まさか毎日ボランティアだけで運営できるなんて思てへんやろ。犬の再躾けもしなけりゃあかんし、えさやりとか治療スタッフも必要。トリマーさんなどもいるねぇ
獣医が一人。看護助手が数名。訓練士が5-6名。事務スタッフが4-5名。
運転手などがやはり数名。その他雑用に必要なスタッフが3-40名。
雑用スタッフは24時間体制が必要なので、看護師の勤務シフトを参考にすれば8-17時、13時から22時がそれぞれ30名、夜間スタッフが数名。
えっと、わけわからん。一日辺り80名くらいになるか。
大体1/3は常勤スタッフがいるだろう。これもボランティア精神を発揮していただいて、平均年棒300万。年額7000万円弱。ボランティアが着てくれるとしてもせめて交通費くらい払ったげや。近在の人ならともかく交通費負担がかさむと来てくれる人の確保が難しいかも。

経費、餌代は最低の餌を使ったとして一頭平均一日300グラムでつき1000円。4-50万いります。治療費実費、電気代、水道代etcこれらが施設の大きさがあるから、50万として、あわせて月100万。
これに運搬車の購入費、ガソリン代、里親希望者宅への交通費、引き出し字の交通費実費。もろもろが乗ります。まあこれらが100万程度と想定しましょうか。そんなにかかるわけが無いと思っているのは間違いですよ。
なんせ実績はひろしまですから。レスキューしたらまずシェルターなわけですから、実際は2-3倍も考えられます。
AAの譲渡サイクルから想定すると、平均すると2ヶ月以内で里親宅に届いていますから、常時4-500頭は6サイクルします。一日辺り7頭が処分滋養や繁殖上の崩壊現場から集められ、里親様に届けられるほか、ホストにも最終調整で預けられたりも思想なので、さらに2-3頭の運搬が増えそうです。えっ?里親候補さんが引き取りに来るでしょうと思ってた。いえいえ、愛護団体は譲渡先に自ら必ず届けるのが正しいあり方です。もちろんその費用を求めてはなりません。はい。譲渡先はシェルターの近辺だけではないからAAさん全国区です。関東までくらい出張も珍しいことじゃなくなるだろうなあ。で、交通費100万です。実際はもっとすごいことになりそう。

16年間の信頼を背景にしたARKさんで、会費と寄付金で年一億を少し超える程度。AAの会費収入は、会員数の公表がなされていないので不明ですが、多くて1000名程度かな。いっちゃん高い会費で36000円。賛助会員が100居たとして合計4600万円。月平均400万円。
大体の、かなり抑え目にした人件費と経費で月900万円。
その差、500万円。
この500万円を寄付で集めなければならないわけです。

たぶん、誠実に堅実に活動を続けていたら、AAさんの夢は実現したかもしれません。
でも、もう無理でしよう。熱狂的なAA支持者は別にして、
世間はAAを信用していません。
単独主義を貫いてきたため、他団体からの援助も難しい気もします。
協力してことに当たる団体探しも困難でしょう。
1000頭規模のシェルターを作れば、
世界に類例のないレスキューがAAによって作られてしまいかねません。

無理を押し通さず引くべきときだと思います。
ひろしまの総括を行い、内部の人事刷新を行い、
詐称の件や恐喝もどき、もろもろの疑惑を調査し、
調査結果を明らかにし、不手際や疑惑が事実であった場合、
速やかに謝罪し、身の丈にあった活動を着実に推し進めていくこと、
そうすれば信頼が取り戻せるだろう。

最初は100頭くらいのシェルターから、
などと支持者に伝えたと書かれています。某BBSのことです。
別な支持者の方は、1000頭のシェルターに4-50頭で活動してもいいじゃないですか、と力説されていました。
あまりにも無残な主張に苦笑するしかありません。

AAのまじめな支持者をぼろぼろにしてしまう前に、
AA内部で正常化の動きが起きることを願って止まない。

アーク・エンジェルズ定款。わろた。 上2007-02-08

昨日まで僕はアークエンジェルズの理事・理事長(代表)は、
犬が好きだから始めたという動機が根底にあると思っていた。
巨言癖(あえて巨です)や誇大妄想気味で、
名誉欲が強くて、野心家な面があり、あくは強くとも人を惹きつける力を持つ代表と、
その代表を信じている善良な理事と会員で構成された団体という前提で見ていた。
巨額の金に目が眩み、初心を見失い迷走する人なのかもしれないと思っていた。
団体規模を超えたレスキューに手を出し、 収集をつけられなくなっただけかとも思った。

今日、初めてアークエンジェルズの定款を真剣に読んだ。
わろた。
少しだけでも善意を信じた自分に冷笑した。
募金に協力した人たちにわろた。涙が出てくる。
支援物資に協力した人たちにわろた。腹の底が煮えるほど。
わろた。いまだに信じている人たちに。失笑だ。 わろた。あちこちに出没しているAAのスポークスマンに。

実はアークエンジェルズのボランティアのブログや、
被害者の会のサイトを見てはいたが、
原則的に2チャンネルの情報は見ないことにしている。
おっさんのブログや、アンチキムチ団のサイトもスルーしていた。
できるだけ他人の意見を排除し、自分の判断を見極めるまで、
予断を持たないでいようと思っていたのだ。
だけど、調べれば調べるほどに、
AAの呼びかけに応じようとした自分がいやになっている。
あまりのことに嫌気がさす。

アークエンジェルが疑惑をもたれる前から違和感は感じていたし、
疑惑発覚後、サイトが微妙に変更されていて、
定款にも変化があったり、会計報告が月別に改められていたり、
活動報告の数字がいじられているように感じていた。
>すぐわかるひろしまドッグぱーくトラブルQ&Aを見ていただきたい。
はじめのところに定款の書き換えの経過が書かれている。
で、この定款の変化も大きな疑問点で、重要だが、
内容を読むと、もっとすごい。
無報酬で自腹でがんばっている代表なんておらへんぞ。
(続く)

アーク・エンジェルズ定款。わろた。 下2007-02-08

最初に重箱の隅から、
第29条 4に43条があるが、43条は存在しない。
3度も総会を開いたらしいのに、43条について気がついてないよ。
あわてて役員名を入れ替えているけれど、
日付一緒やから総会は未開催やろ。
定款では1/3の欠員は余裕のうちでしよ。

会員資格。第4条2項では会員が引き取った犬の世話をすると書いてある。
ホストファミリーは自動的に名誉会員に登録されるしかない。
会費不要で、意見具申権はあるが議決権なし。
ホストファミリーは名誉会員です。
ホストファミリーの皆さん意見の具申できますよ。
書面の提出は省略できる仕組みを6条3項でこっそり記入。

9条②
いいこと書いてあるやん。名誉を傷つけたものは除名です。
代表~。
世間に対してこんなに誤解される行為したら除名が具申されますよ。
会社なら最低謹慎ですね。

11条1項
役員は総会で選任するらしいですね。
被害者の会の代表も会員だそうですが、連絡してますか。
連絡していなくて総会もせずに役員を入れ替えていたら、
定款9条①に違反しているので、理事会の皆さん無条件で除名ですね。

第32条
非営利団体がする収益事業って何ですか。
商売のことですか?

第33条
理事長が管理する資産ですか。会計監査は不要なんですね。

第34条
非営利団体だけれど、収益事業しているんだ。やっぱり。
しかも会計も別なんですか。

さて、問題の役員報酬。
16条の1項
これ、読み方難しいね。役員は、総数の1/3を超えない範囲で報酬を受け取、れるのですね。総数は常識的には役員定数の1/3ですね。つまり5名。そのうえでさらに、41条では職員の規定がありますね。理事が理事長の承認あれば、職員兼任できるんだ。ふ~ん。

この意味がなにかは、皆さんで考えてください。

役員の皆さんは無報酬で自腹を切って犬たちのために働いておられます。
へ~。そうなの。

何人会員いてはるのか知らんけど、広島で収益が4000万あって、会費としておさめられた額もあって、報酬は青天井ね。
会計は別に作っていいんた。予算は理事会の独断が可能なんだ。
理事ならびに理事長は、会員全部に無条件に信頼されているんだ。

あっ、忘れてた。
第4条。
定款って、普通の人の感覚ではなかなか作れないんですよね。
で、知っている人なら事業目的を書くときも、活動内容を書くときも、
重要事項から書き始めるんですよね。
募金・寄付を募るのは啓蒙活動より、AA活動の主眼なんだ。
これって感覚的には動物愛護の普及と啓蒙を通してするものなんだけれどなあ。
どうして、こういう順番のままほっとくんだろ。
普通の非営利団体ならトップに置かれる事項が7番目なのも解せないけれどね。大体募金・寄付を募るのは8ばんめにぞくすることでしょ。

おっと、まだあった。
会費についての言及があるけれど、会費の使途についてかかれてないよ。
会報の発行とか、啓発パンフなどについても書いてないし。
役員報酬と役員経費はもらえるけれど、
会員が面倒を見る犬の経費についての記載なし。

被害者の会の皆さん。
会員の1/5おれば総会の開催を迫れます。
裁判より、こっちのほうが早くないか?