犬道楽読書三昧

前日の雨天の中、嘱託警察犬認定試験が行われ、
午後４時過ぎに『そらん』は帰宅してきた。
すでに勤務先にあったので、試験の様子は聞けていないが、
母が訓練士さんから聞かされたのは、
『もう１頭の犬と同じ人数を発見した』
とのことだった。

訓練士一人に付き２頭までしか出陳できないシステムで、
嘱託犬になれるのは１０頭。
一人の訓練士さんから２頭の合格件が出ることはまれ。
訓練士さんの出したもう一頭はシェパード。
このシェパードはトレーニングチャンピオンを取るなど、
能力・実績とも『そらん』を凌駕する。

この点から考えたら２年連続嘱託犬に選ばれるのは困難なようだ。
出走順など聞いていないが、
雨がどんどん強まる中での捜索だったから、コンディションは最悪。
もし遅い出走順に関わらず、発見頭数が同じだったなら、
後の犬ほど優秀な捜索能力を有しているということになろうか。

合否はともかく、優秀な犬たちと互角に捜索できたらしいので、
『そらん』の進化は確実なようだ。

飼い主は置いてけぼりになってしまっている。