犬道楽読書三昧

２日目はおかしな空模様で始まった。
今日はリバーランドに行くことにしていた。
昨日の夜の雨で増水していようし、このままじゃきょうは雨が降るかも。
でも、明日になれば川の状況がさらに悪くなるかもしれない。
思い切って川遊びを決行することにした。

９時４０分から泳がせ始めていたら、雨がぱらつき始めた。
遠くで雷も鳴り出す。いよいよ本格的に振り出す気配だ。
渋る犬たちを呼び寄せ雨宿り。30分ばかり激しく降る。
雨が小降りになってきたので、再び遊びに出る。
ジョンにも「そらん」にもライフジャケットを装着してみる。
ジョンには「ごお」の遺品を、「そらん」には最近買ったものをつけた。
2頭とも結構気に入ったみたいで、しっかりと着続けてくれた。

思えば「ごお」はこの場所でおぼれたのだ。
あれから一年の月日が流れ、この場所に立っている。
「ごお」がいないのにもずいぶんとなれた。
「そらん」と一緒に事故のあった場所に行く。
僕はいまだに映像を見ることができる。
「そらん」よ、お前には見えていないだろうなあ。

リバーランドでは、ジョンのはじめの飼い主が言っていた、
「この子は水遊びが好きです」が、本当に実感できた。
パートナーズハウスでは泳ごうとしないジョンだし、
ドギーズパークでは泳ぐほどの水深がない。

「そらん」がどちらかといえば地面を疾駆するのが好きなのに対して、
ジョンは可能な限り河の中に行こうとする。
普段の状況を見てると、2時間も遊べばへたり込むと思っていたのに、
3時過ぎまでのたっぷり4時間泳ぎまくったのだから驚きだ。
ついつい調子に乗って遊ばせたため、
リバーランドを後にしようとしたとき、つかれきったためか、
後肢の力がなくなり、車に乗り込むことが難しくなっていた。
運動をさせすぎたのは反省事項だ。

写真はリバーランド到着直後。
ライフジャケットの装着さえさせずに急いで川べりに直行。
「そらん」は川べりで岩飛びしているけれど、ジョンは泳ぎ続けています。

「そらん」は泳いでいる時間より、岸辺や斜面で遊んでいる。
どろどろになるのが大好きという、困ったチャンである。
泳ぎは上手なのだが、泳ぐより飛んだり跳ねたりのほうが好き。
川辺で遊んでいる僕をほったらかして探検に忙しい。

ジョンには「ごお」のライフジャケットを着せている。
ライジャケをつけていても違和感なく泳いでいた。

たっぷり泳いだ後は、滝沢牧場まで移動。軽く洗わせてもらった。
滝沢牧場は観光牧場で、乗馬や乳搾りもできる施設なのだが、
小さいドッグランも併設している。
小さいといっても、3000平米以上はあろうかというものなので、
ここでも犬たちは十分に楽しめる。
天気がよければ八ヶ岳のロケーションもよく、
犬の写真を撮るのに魅力がある。

２頭をを水できれいにさせてもらって、バスタオルで拭き、
Tシャツを着せてから、宿舎へ移動。
宿舎についてしばらくしたら激しい雨となった。
よくよく雨にあう旅行だ。

３日目は、午前中は八ヶ岳リゾートアウトレットでお買い物。
ジョンのためのリードを買いに行く。ついでに僕の服も。
お買い物していると雨がしょぼついてきた。
このままま雨だとつまらないなと思っていたけれど、
道路が川のようになるほど激しく降った後は太陽が顔を出した。
そこで天女山周辺を散策することにした。
しかし、ジョンも僕も疲れているため、歩くのがしんどい。
「そらん」だけは山歩きを続けたがっていたが、
もはや陋見のジョンと僕が、ついていくことができず、
山歩きをやめ、滝沢牧場のドッグランに向かううことにした。
２時間以上の間、滝沢牧場でのんびりした。

「そらん」は馬が珍しいのか、じっと注視していた。