DOGFOOD食育読本 ― 2006-10-23
ペットフード向上委員会 幻冬社 1400円
この本は2006年2月発刊である。
が、巣すでに情報に齟齬が出ている。
近いうちに改訂版が出るのかもしれないが、
そのときまで、この本は買わないようにしましょう。
ペットフード向上委員会といっているが、
どうも実態は日清フードなどから情報提供を受けていて、
自然食よりペットフードのほうが栄養的に優れているとする点など、
また、キシリトール問題では最新データではなく、
歯垢を付かせないため有効としている点など、
ペットフード業界の意向を尊重した編集となっています。
手作り食でバランスをとるために必要な飼主としての知識や
手作り食で育てる手間を考えれば、
ドライフードに頼るほうが合理的な点は認めるとしても、
この本の立ち位置に着いては手放しで同意することは、僕にはできない。
ただ、犬と食との関係を、わかりやすくまとめている点は評価できるし、
犬と暮らす初心者にとっては、わかりやすい参考書となっています。
できれば各フードメーカーの評価も欲しかったところですが、
ペットフード工業会などとの関係から、
個別のフードについての言及はありません。
あくまで入門書にしか過ぎません。
ほとんど半分のページは質問に充てられています。
50題の質問で正答を多く出せば、食育について問題なしとされますが、
この質問にキシリトールが犬に良いとの記述が出ています。
僕もブログに書きましたが、最新のデータはキシリトールを犬に与えるのは危険とする報告が出ています。(10月9日記事参照)
僕はそこでの間違いを含め3問間違え47点でした。
問題なしな飼主とわかったので一安心ししました。
が、キシリトールの件で、誤解したままの飼主がいれば、
大変危険な本だと思っています。
出版社がいち早く店頭から回収し、
改訂版を出すなどの措置を取ってくれたらよいのですが。
経済活動の一環では、学説として定着されるまで、
そうした自己規制は難しいのかもしれませんね。
本文には関係ない写真は、
マックス君に組み敷かれる「そらん」
さすがの「そらん」も対格差ゆえ、こうなっては為す術がない!
この本は2006年2月発刊である。
が、巣すでに情報に齟齬が出ている。
近いうちに改訂版が出るのかもしれないが、
そのときまで、この本は買わないようにしましょう。
ペットフード向上委員会といっているが、
どうも実態は日清フードなどから情報提供を受けていて、
自然食よりペットフードのほうが栄養的に優れているとする点など、
また、キシリトール問題では最新データではなく、
歯垢を付かせないため有効としている点など、
ペットフード業界の意向を尊重した編集となっています。
手作り食でバランスをとるために必要な飼主としての知識や
手作り食で育てる手間を考えれば、
ドライフードに頼るほうが合理的な点は認めるとしても、
この本の立ち位置に着いては手放しで同意することは、僕にはできない。
ただ、犬と食との関係を、わかりやすくまとめている点は評価できるし、
犬と暮らす初心者にとっては、わかりやすい参考書となっています。
できれば各フードメーカーの評価も欲しかったところですが、
ペットフード工業会などとの関係から、
個別のフードについての言及はありません。
あくまで入門書にしか過ぎません。
ほとんど半分のページは質問に充てられています。
50題の質問で正答を多く出せば、食育について問題なしとされますが、
この質問にキシリトールが犬に良いとの記述が出ています。
僕もブログに書きましたが、最新のデータはキシリトールを犬に与えるのは危険とする報告が出ています。(10月9日記事参照)
僕はそこでの間違いを含め3問間違え47点でした。
問題なしな飼主とわかったので一安心ししました。
が、キシリトールの件で、誤解したままの飼主がいれば、
大変危険な本だと思っています。
出版社がいち早く店頭から回収し、
改訂版を出すなどの措置を取ってくれたらよいのですが。
経済活動の一環では、学説として定着されるまで、
そうした自己規制は難しいのかもしれませんね。
本文には関係ない写真は、
マックス君に組み敷かれる「そらん」
さすがの「そらん」も対格差ゆえ、こうなっては為す術がない!
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