犬道楽読書三昧

ジョンが家にやってきて１年が過ぎた。
本当は２月１８日が一周年だったのに、
あまりにもAA方面に憤りを感じていて、
ついつい記念日を記し忘れていた。
すまんなあ。ジョン。

この一年、ジョンはどんどん猫の被り物がずり落ちてきた。
最初は「そらん」を見たら震えて隠れるところから始まって、
今では、「そらん」にがうがうと挑戦しに行く。
来たころは、柔らかいおやつしか食べなかったのに、
今では、痛快骨の丸かじり。
他所の犬も怖かったのに、
最近では拙い足取りとは言え、一緒に走っている。

反面、人間に牙を見せるようなことはなかったのに、
おやつに齧り付いているときなど、牙を見せて威嚇します。
僕に対しても、時に牙を見せてしまい、ぱっちんされる始末。
夜にはベッドの中央に鎮座しているのをどかそうとしたら、
うなって手を噛みに来ることもあったりして、
ジョンは「問題犬」へと、着実に成長しています。

もちろん一喝されたらしゅんとしますし、
噛みに来るといっても歯を当てる程度で、
それも、「あっ!」といえば、平謝りしに来るので問題は感じません。

ジョンはすっかり下僕のいる生活に慣れ、
「そらん」のまねをしているのですが、
やはり一年で一緒に暮らす呼吸のすべてを覚えるのは難しいのでしょうね。

２階にある僕の部屋は、僕と「そらん」以外の人が入るのを拒み、
テリトリーを主張しまくっていて、僕や「そらん」からしかられることも多い。
なんやかんやで、しょっちゅう叱られているジョンだけれど、
態度はでかくなってきてはいるものの、甘え上手になり、人気上昇中です。

すっかり馴染んで、、猫の被り物も脱ぎ、
表情も多彩になって行くジョン。
来年の今頃は、もっと変化したジョンが見られるのだろう。
あと、何年元気でいられるかわからないけど、
しっかりと楽しもうな。