風邪ひいた2008-01-05

土曜日だし、ドギパに行こうと思っていたのだけれど、
今朝は頭がいたい、関節も痛む。下痢気味だし、食欲もない。
熱を測ってみたら微熱とは言え、平熱より高い。
どうやら年末から流行っている風邪にかかってしまったらしい。

犬たちは散歩も短めにされ、大いに不満顔。
さっき病院から帰ってきたら、
家の中は臓物を撒き散らした縫ぐるみが数体。
国語辞典が公開処刑よろしく階段で晒されている。
ほかにもゴム草履が無残なことになっている。
後片付けをする気力もなく、2階に上がって寝ようと思ったら、
ベッドの上もいろいろと不都合なことになっている。
何とか気力を振り絞り、片付けてみたものの、疲れきってしまった。
しかも寝ようとしたら、ご覧の通りの状態に。
体を休める場所とてないのだ。

せっかく片付けたベッドは犬たちが占拠している。
とりあえず暖房を今冬始めて使い部屋を暖めているのだが、
断続的に震えが襲ってきている。
この調子だと明日も犬たちに攻め立てられながら休んでいるしかない。

新年早々、付いていない下僕一味なのである。

ボッタクリ資本論2008-01-05

青木雄二   光文社・知恵の森文庫    495円

2003年に58歳で他界した漫画家・エッセイスト。
漫画の代表作は「ナニワ金融道」である。

マルクス主義者で、現代の主流の自由経済については懐疑的なスタンスを取っている。
資産を持たないものの生き残り術というべきものを描き、
道徳観などは有資産者の陰謀と決め付けるなど、
思想的な偏りが顕著であるが、
その分析は傾聴するに値し、多くの示唆が得られる。

本書でも労働者には言論の自由はない、などとしている。
ゴーン改革に揺れた日産自動車にも言及しているが、
こちらは予言的には半分当たっている。

とにかく、国が国民を守ることなどありえないとする視点から、
現代を生きる術を提案していく。
昨今の年金問題、薬害肝炎問題を考えれば、
青木雄二の説く生き残り術は記憶にとどめておいたほうがよいのだろう。