本気で控訴したよ。2008-01-11

豊中のスタンバイ店主・川北氏とアークエンジェルズとの間で争われた、
ひろしまドッグぱーくを含む所有権確認訴訟の判決は、
「法人格なき社団」としてAAが民事訴訟を起こしたものの、
AAの定款を無視した運営振りが明らかとなり、
原告足りえないとの司法判断が出て、
AAの敗訴で一審が終わっていた。

経過は「ひろしまドッグぱーく」撤退時に、
川北氏がAAと連絡を取り、手助けを申し出たことに端を発している。
当初、TVインタビューで林統括より預かってくれと頼まれたと答えたのが、
その後、電話にて団体譲渡を受けたと理解したと証言した川北氏と、
林代表・統括との間のごたごたである。

もうAAは泥沼の法廷闘争はあきらめて、適当に処理して行くべきだろう。
控訴してしまうとは何事であろう。
しかも時間をとるだけの結果にしかならないと予想される。
負けるはずのない裁判に負けたのは、自己責任でしかない。
定款があってないものというのも法廷で、
自ら証言してしまったのではないか。控訴に何の意味がある。

僕は、「AA、ひろしまブランド犬に価格設定! 」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/02/15/1185595
という記事を2月15日に書いている。
その後、10月1日に「アーク・エンジェルズ、多忙につき」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/10/01/1832195
と、題して触れ、
12月28日に「所有権確認訴訟判決」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/28/2533146
と、題して試験を交えて紹介した。
それ以外では、この裁判で所有権を争う、
「つばさ」の失踪についても触れている。
10月17日に「高島市、その後。2.3の気になる情報。 」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/10/17/1856629
という記事と、それに続けて、10月19日にも「つばさ」情報
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/10/19/1859758
として触れている。

結論だけを言えば、AAが団体としてまともな活動をしていたなら、
所有権確認訴訟は、司法判断を仰ぐ必要があったのかは疑問だが、
AAが敗訴する要因は少ないと当初思っていたのだ。
それが敗訴してしまう。それほどに団体の態をなしていないのだ。
犬の一年は人間の4―7年に相当する。
保護団体を標榜する団体が、
本来の目的から言えば犬さえ幸せになっているのであれば、
所有権について争い、犬を取り戻す訴訟に踏み切るとは信じられなかった。
もし、訴訟を行うとしたら、所有権を争うのではなく、
川北氏の証言により団体の信用を失墜させた名誉毀損への、
損害賠償請求にするのが妥当と思っていた。
それとて、AAの行動が不審なのだから、
代理人同士による和解で決着をつけるのが筋と思っていた。
それならば犬の幸せを考えているという体面は保たれたはずなのだ。
1年もかけて所有権を争ったことで、犬たちがどうなったか。
裁判所により保全された犬のうち1頭は事故で死に、
1頭は逃走したか盗まれたかし、行方不明。
1頭は「くすのき動物病院」で留めおかれ、
もう一頭はAAが多数の中の一頭として、どこかで預かっている。
その他の犬は、リ・ハウスが見つけた飼主の下で、
裁判の成り行きを不安視しながら飼われていた。
ただ、川北氏と林夫妻の諍いに振り回されているだけだ。
こうなってしまった原因も、
広島でボランティアに不適切な応対を繰り返したAAの行動に責がある。

で、12月27日の判決で負けた。面子も何も合ったものじゃない。
団体として訴えを起こす資格が否定されたのだ。
彼らの主張の「保護団体」が使えない状況になったのだ。
「大阪市認証団体第1号」に続いての不名誉だ。

判決に対して、林代表は自身のブログで
http://angels1947.blog104.fc2.com/blog-entry-107.html
と、判決に対する考えを述べた。
書いているものの、犬たちのことを考えたら、
林代表に少しでも犬たちのことを思う心があるなら、
よもや控訴はするまいと思っていた。
犬たちに価格をつけたことより、
致命的な団体の活動趣旨手の乖離につながるからね。

理不尽に対してはいつでも全力で戦う、約束は守るといっていても、
これまで会計報告も約束を伸ばしまくり、あいまいにさせ、
約束を反故にしまくっている林代表のことだ、
犬たちの幸せを考えて今回はひくという戦術を摂ると信じていた。
今回に限りわめいたとおりに控訴する。
どこが犬のためなんだろうか。

それなら、もひとつ蒸し返そう。
「不買運動を呼びかけるAA 」で、http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/09/25/1821263
僕は林代表が実行するのを期待して待っていたのだ。

今からでも、林代表に呼びかけてもらいたい。
9月24日に呼びかけるとしながら、まったくアクションを起こしていない、
「ムーブ」への抗議の不買運動を。
「ずばり一言」では、鼻息も荒く
http://angels1947.blog104.fc2.com/blog-entry-89.html
と、言っていたのではなかったか。

約束を守る男といわれたいのなら、ぜひ取り組んでいただきたいものだ。