CEC STP-952015-09-18

最初に使ったレコードプレイヤーは、
おそらくCEC STP-95で間違っていないと思う。
価格帯は買値が18000-19000円だったと記憶しているので、
ほぼ間違いないだろう。

このプレーヤーを選んだのは、
予算から考えて、25000円以内で探すしかなかったから。
条件に見合ったプレイヤーがほかにあまりなかったこと。
電気店、レコード店から、予算で最良のチョイスはSTP-95だ、
と強く勧められたことで決めた。
SONYとか松下なら、あるいはマイクロなども、
近所の電気店でも見かけるが、中央電という聞きなれない社名、
でも、説明を聞いて納得した。
自社ブランドでの発売というより、
各社にターンテーブルを供給していたらしいのだ。
だから技術はしっかりしていて、
一般認知度が低い分、価格が安い。

このプレイヤーの記憶はあまりない。
不満はなかったが、大満足というわけでもなかった。
家にあったステレオセットのプレイヤーがフルオートだったのに、
完全マニュアル機だったあたりに原因があるのか、
音に差があまり感じられなかったためなのか、
今となっては、はっきりしない。

ターンテーブルはベルトドライブだった。
箱から、ばねか何かで、浮かせていたようにも思うし、
そうでなかったような気もする。
スイッチボタンを押しこみ回転数を変えるのだが、
そのボタンは45回転と33回転で、それぞれ白と黒だったように思う。
トーンアームは、価格の割にしっかりとしていたと思うのだが、
S字だったか、Jの形だったか定かでない。
カートリッジ交換はできた。
インサイドフォースキャンセラーはなかったか、
ダイヤルではなくウェイト操作するタイプだったように記憶している。
ただ、インサイドフォースキャンセラーは、
ST-930から使いだしたので、
この時期には、あったとしても使っていないはずだ。
カートリッジは付属していたと記憶しているが、
すぐにあれやこれやとカートリッジを買っていたので、
満足できるものでなかったのかもしれない。
でも、付属のカートリッジを捨てた記憶もないから、
単に友人たちと張り合って、
いろいろな機種を使ったと自慢しあっただけなのかもしれない。

覚えている限りでは、ADC、スタントン500E、サテンあたりを買った。
アンプとの関係で、MM型カートリッジばかりだったように思う。
これらカートリッジは、買い替えた時に一括して処分している。

このプレイヤーを5-6年使った後、
マイクロのプレイヤーに買い替えた。
STP-95は、だれかに譲ったはずなのだが、覚えていない。

追記
STP-95はアイドラードライブだったようだ。
と、なると機種が違う。
このころのCECの機種名では、
ベルトドライブにはBDが振られている。
ならば使っていたのはBD-200当たりの可能性が高い。

当時はオーディオブームのさなかであり、
各社新製品をどんどん投入していた。
そのためか、いろいろなサイトに製品群がまとめられているが、
確かにあったと思う機種がなかったりしている。
「オーディオの足跡」などを参考に記事を書いているが、
記録に漏れがあるのかもしれない。

最初に使ったプレイヤーは、
CECのベルトドライブでS字トーンアーム採用、
定価が2万円程度、買値は1万円台後半だった。
かなり2万円に近かったと記憶している。

齢を取ると記憶が衰えていくものだと思うが、
こんなにもあやふやとは、改めて年齢を意識する。

さらに追記

CECは、一旦、三洋に吸収されたようだが、
その後サンヨーの消滅に伴い独立し、
現在も会社が存続し、オーディオ製品を送り出している。
そのHP上で社長のコラムが連載されていて、
http://www.cec-web.co.jp/column/hitorigoto/hitorigoto07.html
その中に使っていたプレイヤーらしきものに関する記載がある。
この記事から推測して、使用していたプレイヤーは
BD-2000だったと推定できます。

これらを確かめるため、あちこちのHPを訪問しわかったこととして、
ST-930の交換ベルトはCECに注文すれば入手可能、
オーバーホールも受け付けてくれるようだという点。
製造中止後15年たっているのに、
こうしたメンテナンス受けられる。
実に良心の塊ではないか。

PANASONIC(当時の松下電器)も爪の垢もらって来い。
うん、なんのこと?
拙ブログSL-P7を参照ください。
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2015/09/28/7816128