Beleave ― 2006-09-07
真柴ひろみ 講談社漫画文庫 650円
別冊フレンド専属で活躍していたようである。
デビューは1979年で現在も新作を出しているようなので、
息の長い作家の一人と言えよう。
本作は1991年に連載されていたもののようだ。
「Beleave」は2部構成となっている。
序章として、陸上部に所属する東先輩の跳躍に魅せられ、
彼に片思いする七々美の回想が配されている。
雨の卒業式、友人に背中を押され、憧れの先輩に傘の交換を申し出る。
淡い恋はゆっくりと動き出し、着実な進展を予感させた。
2部は、2年後七々美の高校受験に始まる。
先輩の通う高校の入試に落ち落胆するのだが、
学校自体は近接して存在する学校に通うこととなる。
高校生活が始まったとき、今野健太という同級生と出会う。
彼は先輩とは違いストレートに恋を告げる。
一途に先輩を求める七々美は、健太を疎ましく思うと同時に気にもなる。
肝心の先輩とは、恋人にもなれず、友達ではないという関係のまま。
なのに、先輩には想い人がいて、
それも中学のときからの知り合いらしいなんて聞かされる。
そんな中、先輩と付き合っていたかおりが登場。
完全にかおりが想い人と思った七々美は、張り裂ける胸で、さよならを告げる。
物語の大半は七々美と東の関係で進む。
七々美の友人の占い好きで人が良過ぎる円、
東の元彼女の小悪魔のような女かおり、
それぞれの思いが交錯しながらも、
七々美の純愛がすべてを淘汰していく物語となっている。
キスすら存在しない純愛物語が15年前にもまだ存在していたと知り、感涙。
絵柄は伝統的な可愛い系。道徳的に正しい作風。
徹底的に良い人しか存在しない。不良すらいない。
こんな奇跡が受けていた時代もあったんだ。
この作品を読む、今の女子中学生・女子高生がいるなら、
是非にも、その感想が知りたい。
別冊フレンド専属で活躍していたようである。
デビューは1979年で現在も新作を出しているようなので、
息の長い作家の一人と言えよう。
本作は1991年に連載されていたもののようだ。
「Beleave」は2部構成となっている。
序章として、陸上部に所属する東先輩の跳躍に魅せられ、
彼に片思いする七々美の回想が配されている。
雨の卒業式、友人に背中を押され、憧れの先輩に傘の交換を申し出る。
淡い恋はゆっくりと動き出し、着実な進展を予感させた。
2部は、2年後七々美の高校受験に始まる。
先輩の通う高校の入試に落ち落胆するのだが、
学校自体は近接して存在する学校に通うこととなる。
高校生活が始まったとき、今野健太という同級生と出会う。
彼は先輩とは違いストレートに恋を告げる。
一途に先輩を求める七々美は、健太を疎ましく思うと同時に気にもなる。
肝心の先輩とは、恋人にもなれず、友達ではないという関係のまま。
なのに、先輩には想い人がいて、
それも中学のときからの知り合いらしいなんて聞かされる。
そんな中、先輩と付き合っていたかおりが登場。
完全にかおりが想い人と思った七々美は、張り裂ける胸で、さよならを告げる。
物語の大半は七々美と東の関係で進む。
七々美の友人の占い好きで人が良過ぎる円、
東の元彼女の小悪魔のような女かおり、
それぞれの思いが交錯しながらも、
七々美の純愛がすべてを淘汰していく物語となっている。
キスすら存在しない純愛物語が15年前にもまだ存在していたと知り、感涙。
絵柄は伝統的な可愛い系。道徳的に正しい作風。
徹底的に良い人しか存在しない。不良すらいない。
こんな奇跡が受けていた時代もあったんだ。
この作品を読む、今の女子中学生・女子高生がいるなら、
是非にも、その感想が知りたい。
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